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第187話:異世界転移







 「じゃあ、行くぞ……」とレイムは大門に手を触れた。

 その後ろには大魔王と魔王達、そして破壊神の最破達が立っていた。


 これから彼らは世界との繋がりを超え、向こうの世界を渡る……。


 「さぁ、向こうの世界には何があるのか……」とレイムは喜びに溢れていた。

 あの戦いから議論もあったが、7日が経っていた。

 「皆ッ、行くぞ……我々について来いッ!」とエマもテンションが上がっていた。


 議論では復讐心を忘れること、向こうの世界はどうなっているのかわからない。


 そして相手の力と我々の力が圧倒的な差があったら一撃で全滅するだろう。

 それも考え、まずは世界について最速で調べることだ。


 それが世界に行ったら第一にすることだ。

 


 そして無限の星は純白の光に包まれ、無限の星はその世界から消え去った。



 

 気が付くと、暗い空間に無限の星はいた。

 

 そしてレイムの目の前に椅子に座っていた。

 「ようこそ、強者の方々……私はこの世界の繋がりを管理する者です……」と女性は言った。

 

 「そッ、そうですか……じゃあ世界を渡らしてください……」とレイムは一様丁寧語で回答した。

 後ろの最破達はそれをじっと見ていた。


 「はい。破壊神レイム様お気をつけて……」とすんなり承諾した。

 「では、世界に入りますが、どこに出るかはランダムですので……では、行きなさい……」と女性がいい、その瞬間無限の星は光に包まれた。



 あれは、世界との繋がりを管理する者かな……。


 そんなことを思いながら無限の星は世界を渡った。



 そして気付くと、空という青が少し近い感じがした。


 「くッ――」下から圧が……落ちてる?

 空が近いッ――そして下は大陸?


 結構高い所にいるのだろう。

 大陸が小さく見える。


 

 すると後ろから誰かの叫び声が聞こえた。

 「レイムゥゥゥッ!」とソージの声が聞こえた。その方向を振り返るとソージが上にいた。


 空から落ちているから泳いでいるみたいだ。


 「ソー兄ィィィッ!」とレイムも声を上げ、手を伸ばした。


 

 二人は徐々に距離を縮め、手を握った。

 

 こんな高度な位置に現れたなんて……もうちょっといい所がなかったのか……。

 


 そしてこの世界は何だ……。


 違う世界だから全く違うのが分かるが、この感じは……。レイムは世界の感じを体から感じていた。

 何か心地よいと言うか……。


 これが、異世界でありレイム達は青い星の世界へ__無限の星は異世界転移したのであった。

 

 

 

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