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第186話:雨の日の少女
日本の首都、東京……。
大都会で幾つものビルがそびえ立っている。
雨の日、純白の長い髪の少女は雨に当たりながら上を向いていた。
そこは、スクランブル交差点……渡る人はその少女に目もくれない。
その少女は何なのか、何を考えてそこにいるのか……どうゆう存在なのか……。
するとその少女は雨に打たれながら、口を開いた。
そして涙を流した少女は言った。
「助けてッ――」と……。
神のいない世界で少女は突如現れた神から世界を救う者達が来るのを願っていた。
その瞬間、時間が止まったように周りの光景は変わった。
そしてその少女の前には、黒い少女が立っていた。
そしてその黒い少女は手を伸ばした……。




