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第182話:大戦前夜



 無限の星軍は全て配置につき、”最破”はレイムの到着を待っていた。

 

 レイムが降り立ち、すっきりとした表情に最破達はほっとした。


 そしてレイムの前に跪いた。

 「これは、最後ではない……ただ相手の戦力や存在が未知なだけ、死ぬことは許ることはない……。それぞれの配置を死守することだけ考えろ……そして久しぶりの大戦となる戦を楽しめ……以上だ……」と言い、レイムは最後方のテントに入った。


 まだ時間はある。

 この時間で相手の存在について話し合う必要がある。

 「レイム…戻ったか……」と魔王たちは揃っていた。

 「あぁ、じゃあ会議の開始だ……」

 

 今現在は、大門とこの城の間には無限の星の軍勢が配置している。

 広い戦場でいいことはないが悪いこともない。


 十分な広さだったら“最破”達は本気で戦えるし、高火力の広範囲での術式も可能となる。

 戦いの開始してすぐにそれを叩き込み数を減らす。


 そして大門は下から紫色の光を放ち、それはだんだんと上へ輝いていた。

 それが完全に光れば、大門が開く……。

 


 会議の結論からは、高度な存在だと話がついた。


 破壊と紅蓮の騎士達は不安な雰囲気に包まれていた。


 「そしてこの戦いの目的は、敵を殲滅することだ」

 

 これは、数えて2回目となる異世界の敵との戦いが始まる……。



 夕陽が沈み、大門が完全に輝いた。

 その光景を戦場の者たちはじっと見つめる。


 最前線:ビー、ビリル、ベルーナ、ディリア、シール、ピール、リツリの左翼の7人。

 中間で、右翼ジュウロウ、ワーレスト、レイン、ロナの4人。


 そして後方に2人の王と右翼のソージ、ソピア、サリアが位置した。


 

 その瞬間、大門から不気味な魔力が漏れ始めた。

 “最破”達は武器に手を触れた。



 そしてテントからレイムの姿が現れた。

 漆黒の鎧に身を包み、破壊の剣の鞘を掴み、後方のここからは戦場の全てがひ見える高さだ。

 

 レイムが現れると、最破達は後ろを向きその姿を目にした。

 

 

 ガァンッ!と鞘に収めた破壊の剣の掴みの先を上に地面に突いた。

 

 ー皆、緊張は当たり前だがこの調子ではすぐに斬られてお終いだ……言葉を……。

 「我が無限の星にあるのは、勝利だけだッ!」


 その瞬間、大門が動きその世界との繋がりが今開いた。

 「さぁッ!我が無限の星を力を見せるぞッ!全軍武器を構えよッ!」とレイムは声を上げ、全軍が再び大門の方を向いた。


 

 そして完全に大門が開き、その向こうは純白の光で何があるか見えなかった。

 その瞬間、多くの影が見え現れたのは、アンデットや闇の軍勢だった。

 

 「さぁ、戦いの始まりだ!」とレイムは笑みを浮かべた。

 

 

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