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第173話:いざ、戦いへ



 翌日レイムとロナ、そして魔王達が出陣した。


 昨日訪れた魔女の孤城の前に転移した。

 「昨日の場所……」レイムは辺りを見渡した。


 すると城の後ろから黒い何かが広がり、空までが黒く染まっていった。

 「あっ……あれはッ――」エマはそれを見て叫んだ。

 「あれは、全て暴食の力が漏れているのだ……。レミナス、リビル、ビミルは死の城の方を守ってくれ!」

 あれだけの大きさだと、死の神が住まう城まで影響を受けてしまうかもしれないからだ。


 「了解だ……」とレミナスはそう言い、リビル、ビミルをつれてその場を後にした。




 無限の星がネルトシネアス領域に来る前にある者達が現れていた。


 「おいっ!早くしろ!」と男達が何かを作業していた。

 その位置は魔女の孤城と暴食の神が眠る教会の丁度間だった。

 「よっよし!できたぞ……」と機械を設置し、数人の者達がその機械に近寄ってきた。

 「よし!、じゃあ電源入れるぞ……」と一人の男が機械の電源を押した瞬間、目の前に紫色の稲妻が走り、そして大きな大門が目の前に現れた。


 特殊なエネルギーを使い、向こうと完全につながった時に現れる大門のようだ。特殊なエネルギーはレイム達とレジナインが潜入したアジトで見た物だろう。

 同じエネルギーが向こうの世界にも……。


 「アァァハッハッハッ!さぁ、あの神を殺してくれェェェッ!」と叫ぶ男はもう気が狂いそうだった。


 その瞬間、男達の横から黒い何かが迫ってきた。

 「おいっ……何だあれは……」とその黒い物体を見た。


 暴食の神はもう既に進行していた。

 「あぁ、あぁ、アァァァァァッ!」と男達は叫びながら黒い物体に口みたいなものに飲み込まれた。



 そして時は戻り、レイム達は暴食の神へ向かおうと移動しようとしたその時だった。

 魔女の孤城が崩壊し、リアが飛び出してきた。

 「くッ――」

 まさかこんな短時間で、ここから教会は遠いはず……。


 リアはレイム達の横へ着地した。

 「糞ッ、早すぎるだろ!」と着地した瞬間、言い捨てたがその通りだ。

 

 そして孤城が完全に崩壊し、後ろから黒い物体が現れた。

 だが物体でもあるが、足の形をしたものは地をつき、口の器官が無数に黒い物体のあちこちに存在している神とは思えない姿だった。

 目はないようが、もう既にレイム達の存在には気付いているようだ。


 そして何より、これほどまでの巨大差に全員が圧倒された。

 「こんなにデカいとは……あの時よりも……」とレジナインは呟いた。

 遅かったかもしれない……もう無理かもしれないと、レジナインの頭の中には微かに底言葉があった。

 だが、諦めることなんて一度もしてこなかった……。


 「では、行くぞ!」

 「あぁ!!」とレジナインは言い、その後に全員が返事をした。


 そしてレイムは剣を抜き、構えた。

 「最後の一人……さぁ、大戦(パーティー)の始まりだ!」


 

【第一部:第六章】世界最強への道-The road to the strongest in the World-完結です。


ここまで読んでくださりありがとうございます。

このシーズンで横に傾いた世界で別世界との繋がりを知り、敵は破壊神の命を狙うッ!本当の物語が……始まろうとしている……。


次回は、目覚めた神と未知との戦いです。


お楽しみに!!

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