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第170話:古代兵器と利用価値



 無限の星は一度、城へ戻った。

 レイムのせいではないが、終焉の剣を振り下ろした強さである者が目を覚ましてしまった。



 その生物を生み出したのは、他のもない発明の魔王レジナインだ。



 「元々は、奴らを倒すために私が作ったのだ……」

 それは、確認している中で最も原初の異世界人だろう。

 漆黒の騎士団は12人で構成していて、一人一人が強大な力で魔王達でも戦力は不十分だった。



 だから大きな力で動くものを作り出した。

 大罪という概念を元にして七体の人口兵器少女だが漆黒の騎士団の戦闘の中でそのうち6体が消滅しその中でも最強である暴食が残ったのだ。



 魔王たちにとっては苦い思い出だ。

 初の魔王たちと同等の力だが結果魔王には死者が出ず、漆黒の騎士団は全滅した。

 

 「まぁ奴とは戦火でも仲間だったが知能は7体の中で最弱だった。だから操るには強大な魔力でおびき寄せるしかないのだ。全く今になって世界七神皇帝と呼ばれているが、そんなもの肩書きに過ぎないのだから……」

 そんなことを吐いたが、戦力を増大させるために造られたため強さは世界七神皇帝並だ。


 

 レジナインがざっと暴食の神とその経緯について話した。

 

 ーそんな奴が7体と魔王たちで戦った漆黒の騎士団ってどれだけの強さを持つのか。

 

 「だけど起きてしまった何かまずいことになるんですよね」とレイムはレジナインに問いかけた。

 「あぁ、奴は目覚めると全てを食い尽くすのだ。攻撃は7体の中で最強だ。全く厄介だよ……」


 レジナインでもそんな反応とっているが、魔王たちで何とかなると思うが……。


 だが、時が経った今その力は増して魔王のレベルを遥かに超えていた。

 その状態では、魔王たちの力が効果あるのかと考える。


 そこで可能性があるのは破壊神の力だろう。

 あの戦いでも漆黒の騎士団と名乗り、思えば破壊神と同じ攻撃をする奴もいた。

 「なるほど……」レイムは話を聞き終えて、考えた。

 「あぁ、これで何もしなかったら世界は食い尽くされるだろう。少なくとも生命は……」


 暴食の姿は少女だ。

 眠りにつく時は特製の棺桶に入り眠りを長くし、完璧ではないが封印している。

 そして目覚めると、周りから黒い物体に口と歯がついた化け物を身に纏っている。


 自由自在なため大きくなり大勢で乗り込めば全滅する可能性がある。

 属性は効かなくはないが、期待はできない。


 「わかった。どんな奴でも私は勝つの!死の神から頂点にって言われたのが始まりだったから……」


 その言葉に導かれるように、そしてその先に何かあると信じて……。

 「決まりだな……皆すまない、生み出したのは確かにこの私だがもう手遅れになる所まで来ている……」レジナインは玉座に集まる守護者と魔王たちに敬意を示した。


 「レイム、頼むぞ……」

 「あぁ、わかった……。だがその前に皆が集まったことで計画の結果を会議を開始する……」


 裏世界の計画は完了し、この時全てが明らかになる……。

 

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