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第169話:最強神の使者・第十天使パーレルゲン・ハニエル



 黄金に輝く、その天使は……この場において完全に場違いだ。

 

 10本の剣の天使の一人……それは見覚えがあった。

 「我は、第七剣…金天使(ネツァク):パーレルゲン・ハニエル!」


 パーレルゲンはすぐさまリアを拘束した……。


 その力は名の通り、金の力だ……。


 「なっ……だと………。そうかこれが、破壊の使徒……破壊の神が操り、最強の神の一部である天使たち……」

 リアはその姿を見て、感激していた。


 それが真の強さでもあり、神という存在の力だと……。

 「レイム様……。敵を捕縛しました……」

 「あぁ、よくやった……では、もう終わりにするか……」


 「あぁ、そうだな……まさかこれで終わりだなんて思ってないよね……」とリアは鎌を上に向け、技を発動した。


 「チッ――」レイムとパーレルゲンはすぐさま距離を置いた。

 「まだまだとは……召喚したせいか、スタミナの減りが多い……。だけどもう決着をつけないと……残念だけどもう終わりだ……そして私の勝ちだ!」 


 レイムは神雷(ジンライ)破槍(ハソウ)を空中に置くように手放し、足場にしているその剣を手に取った。

 

 そしてレイムの手が『終焉(ソードオブ)(ザエンド)』に触れた瞬間、さっきまで巨大だった剣が振るうことのできる大きさまでに小さくなった。


 「さぁ、貴様に終焉をいざなおう……」レイムは高く飛び、剣を大きく振りかぶった。

 

 「なッ――」リアはもう攻撃を繰り出そうとしても遅かった。

 その瞬間、レイムは終焉の剣を振り下ろすと黒い斬撃が放たれ、地面を砕き物凄い衝撃が生まれた。


 そう……終焉の剣を振ると、一撃必殺で敵を倒すことができる。


 そしてその攻撃は相手に終焉を迎える……。 

 「はぁ~はぁ~……私の勝ちだ……」斬撃があった後は、凄まじかった。

 

 「これが、か……どうにて勝てないわけだ……。無駄だという敵だが、自分より強い敵に……」とリアはそのまま目を閉じた。

 


 「……パーレルゲン!戻れっ……」

 「はいっ……」とその姿は一瞬にして消え、終焉の剣は元の破壊の剣に戻っていた。

 

 これで世界七神皇帝はあと一人になった。

 すると伝達が来た。

 「レイム……裏世界の計画は完了した……そっちはどんな状況だ……」とレジナインの声だ。

 「こっちはリアを倒した……あとは一人だ……」


 世界七神皇帝の頂点に立てば、あの方がまた目の前に現れるだろう。


 何故私に、頂点と言ったのか……。

 「んっ……」

 

 すると地面から伝わる何やら大きな揺れだった。

 「レイム様……この揺れは……」とロナは言った。

 「さぁ、何だ……まだ一人残っているのに……」

 「その必要はない……奴だったらすぐにこっちに来る……。まずいことにさっきの攻撃で目を覚ましたらしい……」リアはその揺れとともに起き上がり、その表情は険しく恐れていた。


 「つまりは……」

 その言葉を聞いて、流石にレイムも理解した……この揺れの正体が……。


 「そう……人口兵器少女……暴食の神クロテナが目覚めたのだ!」

 


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