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第160話:世界樹



 領域外の町が一日でなくなっていた。

 計画は順調だ……。


 「レイム様……裏世界の包囲は完了はもう少しです……」とワ―レストからの連絡だった。

 今現在はシズゼリア領域を出て、海に浮かぶ島に向かっていた。


 「次は、と……だがこのまま行っても3人も相手とは、少々めんどくさいな……」とレイムは呟く……。


 あとの敵は、【空の破壊者】リーンリレベルト、【天災の魔女】リア・リ・ベレーシア、そして【食い尽くす者】クロテナだ……。


 そして二つの計画は同時進行で進んでいる……だからどちらかが失敗したら無限の星とバレ、潰される確率も高いというわけだ。

 裏世界に関しては、三大最強守護者と魔王達のおかげで裏世界全方位を包囲した。


 そしてその計画の内容は、世界との繋がりだ。


 あの兵器が出回っているということは、もう既に繋がっていて、この世界の誰かがそれを行っている。


 

 世界と世界との間に扉を作ることができる方法を……。



 

 こちらの目的は邪魔な戦力を消すためでもある……もし世界の門が開かれ、敵が攻めてくる可能性もある……いや、その可能性の方が高い……。

 現に、破壊の神を倒せるという兵器がその証拠だろう。


 敵は破壊の神の存在を知り、そして殺そうとしているのだから……。


 

 

 「レイム……一人の闇の皇帝が口を割ったぞ……。闇の皇帝たちの中で最強と言われる存在が数人いるらしいんだが、その中で闇の帝王たちを支配する者がいる……」とレジナインから早くも伝達だ。


 「ほう、そんなものが……」今レイム達は、完全観光気分だ。

 世界樹へ近づくのは禁止されているが、我が飛行船はそんなものには引っかからないようにレジナインが魔法で術式を加えてくれたのだ。

 

 「あぁ、その者は――」と声が途切れた。

 「んっ……どうしたの………伝達が……」とレイムは何が起きたのか分からなかった。

 「レイム様……伝達が切れたということは、世界樹の領域に入ったようです……」とロナは言った。


 「なんだ……びっくりした……」とレイムは息を吐いた。

 「それで、レイム様どんな伝達だったのですか……」とロナは聞いてきた。


 途切れたせいで、あまりよくわからないが……。


 「闇の皇帝の一人が口を割ったようだ。闇の皇帝たちを支配する者がいるとか……そこで伝達が切れて……」

 「そうなんですか……それはおしいことをしました……」と頭を下げた。


 「あぁ、いいよ……これが終わったら、すぐに連絡を取るから……」とレイムはロナにそう言った。



 世界樹の領域に入ったということは、もう奴がどこからか見ているかもしれない……。


 今度こそは話し合いで解決できるとは思わないが……。


 「レイム様……お気をつけて……」とロナは言った。

 「ソー兄たちは、必要に応じて戦って……恐らく奴とは飛行で戦うことになるから……」とレイムは破壊の翼を展開した。

 


 すると、目の前に大きなものが近づいてきた。

 「おぉ、これが……初めて見た……」とレイムはその大きなものを見つめた。



 そうこれが、世界で一番大きな木……そしてエネルギ―を放出し続ける木……。

 

 「これが……世界樹……」とソージはそう呟いた。

 

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