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第150話:ランキング戦-5



 闇の神との戦いが終わり、外では選挙という当選があった。

 戦いの半分が終わりそろそろ勝つか負けるかの選挙とどの神に仕えるかという票もあった。


 だが、破壊の神には入れることはないだろう。

 勝つとしても…今現在は大魔王との同盟が囁かれていたからだ。

 

 その情報は機密事項になるだろう……。

 そして控室では……。


 「レイム様……お疲れ様です…。外では当選が行われているようです…」と何か話題を探しながらロナは小瓶をレイムに渡した…。

 いい加減この味にも慣れてきて栄養ドリンクにはいいかもと思い始めた。


 だがこのポーションは作製者の話によると下位な種族は飲んだら死ぬと言うらしい…だが加護を受けている者は例外だと…。

 

 そんな味はおいしいとは言えない……。

 「さてっ……後は炎と光だね…」

 「そうですね……最も苦戦するのが光でしょうし……油断は禁物です…」光が弱点の属性に入っているため補うことは残念ながらできない…。

 

 「わかってる……ここからは本気の本気って毎度言ってるけどね……」とレイムは冗談の会話で空気を和ませた。

 「そうですね……それでも我々はあなたが勝つと信じています……」と毎度毎度の忠誠を捧げ、頭を下げた。


 

 そして司会が叫んだ。

 「四戦目炎の神ビムル・レギレスです!」

 会った回数は少ないが、レイムいとっては血の繋がっていないが同じ家名を持つ年上の兄だった。

 

 「レイム……」とべムルはレイムの姿を見て、そう呟いた。

 ビムルは不安なのだろう…皆も正直苦しみながらレイムと戦ったのだ。

 

 それは、相手の神だけが気付いていた。

 その目は不安が積もっていた…その目を見たレイムは不快になった。

 

 そんな目で戦えるほど、残酷ではない……。

 ―だが、「そんな弱かったなんて……」と予想もしてなかったことだった。

 


 「では、戦闘……開始!」


 レイムは破壊の剣を抜いた。

 ビムルも赤き剣を構えた。

 

 確か、あの剣は神器だったはず……叔父様は神器を持っていなかった…。

 それでは完璧な理由にならないが、炎の神の神器は確認されている。

 

 だから次も神器だ。

 「破滅(ハメツ)黒身(コクシン)(ガイ)!……破壊の翼!……」とりあえずはこの装備だ。

 

 そしてレイムは消えた。

 「なっ……」ビムルも剣と鎧を装備していた。

 「てぁぁぁぁぁっ!」

 一瞬にしてビムルの前に姿を現し、破壊の剣を振った。


 キーーン!、レイムはビムルの剣を受けた時、この剣は神器だとわかった。

 

 この神器は紅蓮の大剣と同じく同等の神器だ。

 紅蓮の大剣と違う点は、剣と大剣と元となったものだろう。

 

 炎属性で最強格で炎の神が代々受け継がれている神器……。


 ランクSSSオプロ系創造神器…獄炎の剣……。

 王家の神々が持つ神器……この神器は破壊の剣と同じではないが、対抗には十分だ。


 「破壊の剣……相変わらずだな……」とレイムと剣を交わせてビムルは自身で破壊の剣を威力を知った。

 「そっちも十分だよ……」


 6人の神で代々破壊の神に対抗できたのは、炎の神と光の神だけだった。


 「いい…本気っ…だからね……」とレイムは剣を合わせたままビムルにそう言った。

 

 ―誰もが近づき、触れた時に相手の心がわかる……。


 ―なるほどな……。レイムは本気ということか……。

 その瞬間、ビムルの中で何かが消えスッキリした。

 勝つか負けるかの戦いでビムルが抱いた感情は毎回のように誰かが思ったことだ。


 つまりそれは、誰もが通る道でもあるということだ。


 「あぁ……そうだな…。勝つか負けるかの戦いだ……本気になっ!」とビムルはレイムにそう言い、誓った。


 するとビムルから赤い覇気か…溢れ出した。

 

 スタミナはビムルの方が上……力はレイムの方が上……。


 自分の力をお互いは出し切り、試すことになる……。

 

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