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第137話:光柱の騎士達



 「ふっ!ふっ!ふっ!……」白き城の内部に存在する修練場では、一人の男が剣を何回も振っていた。

 下は黄金のような床に色とりどりのステンドガラスから差し込む光の空間の中にその者はいた。


 「大隊長殿……今日も修練ですか………」と一人の騎士風の者が修練場に足を踏み入れた。


 「あぁ、あれ以来レベル上げをしている……」

 あれ以来とは光の襲撃の時だ。


 操られ破壊の国を襲撃したことは光の神に仕える騎士として、大隊長にして騎士長である自分にとっての失態だった。



 そして今までの修練で色々進化したと言っていい……。

 「それで、大隊長……レベルは………」と失礼ではあるが、その騎士は

聞かずにはいられなかった。


 「おうっ……ほれっ………」大隊長が板を放り投げた。


 

 そこにはLv.670という数字があった。

 「670!……こんな短期間でこれほどまで上がるなんて………では光の騎士全員が大幅にレベルがアップしていると……」光の神の加護を受けている光の騎士の大隊長のレベルアップにつき、12人のレベルも同時にアップしている……。


 だが、修練をしなくていいということはない……修練をしなければそれまでいうことだ。


 かつてはあの大魔王当人と戦った騎士……大魔王が強くなれば、勇者であったグアやトムだって強くなる……。



 Lv.670ということはジュウロウと互角となり、光の柱が更に太くなったともいえる。



 柱というものは崩れてはいけないもの、もし崩れたらその下に存在するものは崩壊する。



 表世界の一柱である光の騎士達……12人で構成してその下には聖騎士が何千人もいる………。

 軍数にしては、破壊と互角となる。



 表世界……神々の柱である、光の柱、風の柱、炎の柱、水の柱、闇の柱、破壊の柱、死の柱

      世界七神皇帝の七つの柱

      冒険者、ギルドの柱、の主に16の柱に所属している。


 エマやレジナインは死の柱と世界七神皇帝の一柱に、レイム達は破壊の柱と世界七神皇帝の柱に分けられる。


 裏世界……闇の帝王の複数の柱。

      


 これで、問題なのは表と裏の柱の数は圧倒的に表が多いのだが、攻撃力とすれば裏世界が圧倒的に有利となる。

 はっきり言って表世界の柱は分かりきっている軍団だ……。


 表世界での神々の柱、世界七神皇帝の柱の大きく二つだ。

 


 「さすが、かつて勇者でもある大隊長殿だ……」光の騎士は勿論、聖騎士達にも大隊長と副隊長の話は知っていた。

 「まあな……」と否定することはなく、あっさりとそうだと言った。


 何故、そんなことになったのかは、大隊長本人でもわからない……。



 「そうだな……確かお前は…光の騎士候補だったはずだよな………」光の騎士候補の基準は大隊長と副隊長が決めている。


 基準レベルは500と更新した。

 12人の光の騎士だが、そんな高レベルの者はいない……。



 現在は種族は関係なく、申請をしている。



 何番目の騎士はその騎士の強さを序列にしたものだ。


 第一位のグア・ソシアル、第二位のトム・ヒート、第四位のリリィ・ペトル、第五位のヘンリー・ダウナー…の他にも第三位、第六位、第七位の七人だ……。


 「そしてお前が加入すれば八人だ……。第一位と第二位と第四位と第五位は本部であるエレクシア城を配属になっているからお前はここから離れて配属先へだ……」とグアは脅すようにそう言った。

 「では、残りの三人も各地へ……」第三位、第六位、第七位はそうだ。


 500以上の者が七人は十分なのかもしれない……。



 自分の身は自分で守ることだ。



 そしてもしこの騎士が加入すれば、二つ名とともに光の騎士となる。

 「さてっ…休憩するか……。その間童話を話してやろう……」と大隊長は汗を拭き、壁側にある椅子へ座った。

 「いいのですか!……」と騎士は大隊長に近づいた。


 「あぁ、今となっちゃあ……思い出だ………。それに俺は改めて思い出そうと思ってね……」

 「是非、聞かせてください!」と騎士の熱意が大隊長に向けた。


 「おしっ……話してやろう………。神にしては短い時だが長い物語を………」


 大隊長、グアは口を開き…話始めるだろう………。


 まだ勇者だった自分の過去を………。



 


 

 

 


 

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