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第132話:獄炎の創造主



 3代目ジルフィスの上を行くのは、3代目には一人4代目はいない…5代目はあいつかも知れない。


 3代目ジルフィスの上に君臨するのは、歴代の神々で最強の神…3代目破壊の神以外だ。




 姿…名前は完全に同じのレイム……。

 

 その5代目との戦いだ。

 観客の中には王家の神も混じっていた。




 「ジルフィスのあの顔…マジか……。怒りではないが、戦うのであれば本気のようだ…」


 

 広さは縦横100mの円状のステージ。


 周りは壁でその上には観客席。



 

 「では、3代目炎の神ジルフィス・レギレス様と5代目破壊の神レイム・レギレス様との戦闘を開始いたします」取締役がそう叫び、闘技場全体に響いた。




 「それでは…戦闘開始です!」と鐘を叩き開始の合図が響いた。





 「ふっ!」レイムは始まりと同時に剣を抜き、ジルフィスに迫った。


 「おっ、レイム様は、ジルフィス様に接近していく!だがジルフィス様は動こうとはしない!」と今回は解説付きだ。

 

 

 距離が円状の半分まで迫った瞬間、ジルフィスは右手を前に出した。


 

 遂に…武器を……。



 「我が獄炎よ…敵を倒す刃となれ!」と叫んだ。

 地面に展開された赤い魔法陣の中から大剣のように大きい剣が上がってきた。


 「ジルフィスの剣は神器と互角の強度を持っている……」ロナはやはり不安にようだ。





 「てぁぁぁぁっ!」レイムは破壊の翼を展開し、更に加速していった。


 神ならもう既にジルフィス様の周りには獄炎が…だがこの速さはジルフィス様は出せないはずっ!


 破壊の剣を大きく振り下ろした。


 


 

 グシャッ!


 とレイムの横から獄炎の剣は入り、横に切りついた。


 それに次いでにその傷は燃え上がった。



 刀身に地獄の炎を……。





 「がはっ!?」

 あの速さが見えるなんて……。




 レイムはすぐさま距離を取った。



 

 「地獄のの炎か……流石ですね…」傷跡はまだ燃えている。


 神でもこれで終わりだが、その傷に燃え盛る黒い炎はレイムが手を当てた瞬間、消えていった。



 全ての力を破壊の力に変える…。



 「ふっ…お前にはきくえとは思わないと思っていたよ……」と安心したかのようにジルフィスは剣を構えた。


 「当然です……」


 だがこれを何回も食らっていては再生にスタミナを持っていかれてしまう。




 するとレイムは最初から本気でフル装備で行くことにした。



 「破壊の鎧……」と呟くと足から頭にかけて漆黒の鎧を纏った。



 そして……。

 「神雷(ジンライ)破槍(ハソウ)!」

 地面にに黒い魔法陣を展開し、左手には破壊のランスがあった。



 フル装備をしたからには、どっちも本気の戦いだ。


 

 「行くぞ!……」と呟き、再びレイムはジルフィスに迫った。


 「破壊の雷!」


 バチッ!ズドーーン!!


 神雷破槍を前に突き出した瞬間、ジルフィスに向けて黒い雷が先から放たれた。




 「ふっ!」


 ズドーーン!


 ジルフィスは剣を前に置き、雷を防いだ。




 「破壊(ディスラクシェント)物体(オブジェクト)漆黒(ダーク)大剣(ラージソード)!」とレイムの横に魔法陣が展開され、漆黒の大剣が5本、ジルフィスに向けて放たれた。


 その大剣の強度は破壊の剣と同等のもの…。


 ジルフィスは剣先を前に向けた。

 


 すると、一本目の漆黒の大剣の剣先とぶつかった瞬間、地獄の炎が吹き出し、漆黒の大剣を溶解した。



 神器には不可能だが、ジルフィスの前では神器以外の武器は通用しない。


 奴と対等に戦うには神器を所有する者では無いと……。



 そう考えると、エマが負けた理由はわかるが…そんなジルフィスもあの時エマに……。


 「今お前と戦えば、俺は確実に負ける…」と定年を理由に、大魔王は時を重ねるごとに力を増している。




 もし、何が理由でも負けるとしたら……。




 「地獄の炎からは逃げられねぇ!さぁどうする!」

 観客席も座はついていた。


 「さぁ、破壊の神レイム様はどうするのか!」と実況は叫んだ。




 するとその漆黒の大剣から地獄の炎がレイムの方へと動き出し、その手に吸収された。


 「すべての力よ、我が力に……」


 これが破壊の神の一つの力!



 「破壊(ディスラクシェント)!」と叫んだ瞬間、5本の大剣にも破壊の力が纏い、そしてもの凄い速さでジルフィスに突っ込んだ。



 ズドーーン!



 最初から負けることは覚悟していたのであろう。


 同じ存在には消して勝てることはないと……。




 だが、こんな所で戦いが終わるとは思えない。


 「獄炎!」と叫び、ジルフィスは地面に剣を突き刺した。


 


 なっ!

 「破壊の翼!」レイムはすぐさま翼で浮遊した。





 その瞬間、地面が獄炎の海となった。


 入ったら、その瞬間燃え上がるかはわからないがそんな試している余裕はない。


 

 だが、これで速さもフルになった。


 相手からは絶対に見えない。




 「てぁぁぁぁっ!」レイムは早速、ジルフィスに迫り剣を振った。


 キーンッ!

 予想通りに剣を止められた。


 「そこっ!」左手に持つ神雷(ジンライ)破槍(ハソウ)をジルフィスに思いっきり突き出した…しかも先には黒雷が込められていた。



 ビジャーーン!

 ジルフィスが纏っている鎧に衝突した。


 次いでに雷がジルフィスに纏った。



 「ぐおっ!」ダメージを負っている。


 

 決め手は雷のようだ……。



 「破壊(ディスラクシェント)領域(レギオン)!」

 その瞬間、5本の漆黒の大剣が2人の周りに突き刺さった。



 そして破壊の力が漂う、領域が広範囲に展開した。



 誰もがこの中では動きが鈍くなる。





 もう、終わりにしよう……。




 「神雷(ジンライ)破槍(ハソウ)……」と呟き、先端に黒雷を溜めた。


 

 「そう……それが噂になっている破壊の一撃か………」

 世界七神皇帝の一人、雷神を2回の攻撃で倒した……それは事実となったが、果たしてジルフィスに効くのかだ……。



 ジルフィスは刀身に地獄の炎を纏わせた。


 

 まさに、迎え撃つつもりだ。

 


 この瞬間、観客がわざわざと騒つき始めた。


 「おぉ、どうなるんだ…」

 「破壊と地獄の炎……」



 

 その後の結果は私にもわからないが……これで私の老後が決まるだろう………。とジルフィスは冗談交じりで思った………。





 「さぁ、この一撃をっ!!」レイムの目は殺意ではなく、楽しいという思いで…思わず笑ってしまうだろう。


 

 レイムの周りには黒い雷が地を這い先端に集まり、その光は黒くとも白かった。


 闘技場は雷の流れで蠢き、その波動は建物を揺るがす………。



 そして……莫大な黒きエネルギーが限界を迎える…。



 「そろそろだな………。さぁ我が神の力を……」誰かがそう呟いた。



 

 「貫け!破壊の一撃!!」破壊の力が放たれた。


 ズドーーン!!

 憶えている限りでは、この力は誰にも止められたことはない……あの大魔王でさえ………。



 

 ゴォォォォォッ!


 「ぐっ!」獄炎の剣でジルフィスは受け止めた。




 だが、結果はロナやジルフィスはわかっていた。


 


 ズドーーン!!

 防御は破れ、ジルフィスは破壊の一撃に包まれた。




 そして……勝負はついた。


 レイムの勝ち……あの3代目炎の神ジルフィスも破壊の一撃は防げなかったようだ。



 

 「はっ……破壊の神レイム様の勝利ぃぃぃっ!!」観客は歓声を上げるかと思ったら、シーンとなっていてレイムが逆に恥ずかしい状態になった。



 やはり…強いな……。

 

 見た目も名前も同じ……雰囲気も同じになり始めている。



 あの戦いで間違いを正そうとした……あの時俺は確実に世界が狂っていると気づいた。


 あいつと戦った時に気付いた……。



 「強くなったな……レイムぅぅぅ………」と誰にも聞こえないがジルフィスはそう言い、目を閉じた。


 

 ジルフィスは地面に倒れていた。


 傷は重症…ジルフィスは運ばれていった。



 なぜか完全のためレイムは屋敷に帰っていった。



 そのことは学校に登校して一日目の事だった………。



 

 

 



 



 

 






 

 



 

 

 




 

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