第125話:神々の大会議
レイスが白いレイムを抱きしめて5分が経った…。その場にいるロナとリツリやそれを見る守護神達はその光景を5分見ることになった。
そして後ろを振り向き、驚きなことをレイムに聞いた。
「レイム!この子の名前はまだ付けてないんでしょ?」
「うっうん…」とレイムはいまいち何を言っているのか分からなかった。それを頼むレイスの顔は満面の笑顔で目がキラキラと光っていた。
「じゃあ~…もう一人子供が出来たらつけたかった名前があったんだよ……ミレルがいい…あなたの名前はミレル…」と白いレイムを撫でた。
その時その白い目が輝き、その名がその身に刻まれた。
「わかった…私はミレル…その名前…好き…」とレイスの目を見て、ゆっくりと呟いた。その表情を見て、レイスはあまりにも可愛さに声も出せす、そのまま抱きしめた。
そしてそれから二日後のことに飛ぶ…。
この日の太陽が真上に来た瞬間、世界一の高さの浮遊する城に神と種族の王が集まった。大きな丸いテーブルに座るのは3代目4代目5代目の神だが5代目はレイム一人だけだ。
そして残りの椅子はレイム達だけだった。
すると会議の扉が開き、レイムとロナ、その種族の王が会議の場に入った。縦長の窓の上にはモニターのようなものがあり、5人の人影があった。
恐らくあれは2代目達だろう。
新時代である破壊神に皆が注目した…。だが今回は裏切りの神を倒したということで皆には良い印象を持っているのではないか。
そしてレイムは残り一つの席にレイムは座り、これで手紙を手にした者達は集合した。始まりは2代目から始めり、その場の空気は一瞬にして凍り付いた。
「まず、裏切り者である2代目破壊の神を倒してくれてありがとう…」とレイムは2代目に感謝された。だがレイムはそんなこと思っていなかった。
「だが、我々は更に破壊の神を危険視始めた…」と言った。その言葉には自分たちは何も悪くないと言う感情が丸わかりでレイムでもそのことがわかった。
そんな感情でそのことを言われたレイムは怒りが心の底から込み上げた。
「そんなこと……あなた達はあの破壊の書に世界との繋がりを広げ、この世界を破滅するつもりですか!」とレイムははっきりと言った。
「なんだと…貴様は我々が道を外したと言うのか?…」
「はい…破壊神を危険視し始めたとか、もし私が2代目破壊神を止めなかったらあれで神々の世界に攻撃を広げ、他の神では倒せない破壊神が神々の世界が滅ぶところだと思いますが、あなた達は破壊の神を何だと思っているんですか…歴史上では2代目破壊の神が裏切りを起こし、3代目が同じ疑いで大戦を引き起こした。その疑いをかけたのはあなた方ですよね…そして大戦は破壊神の死で終焉し結果2代目は倒せなかった…。そして今私が2代目破壊神を倒しても、あなた達は残りの破壊神まで危険視という排除を考えているようですね。もし私の言ったことが全て本当だとすれば…」とレイムは一旦落ち着きを取り戻し、そして言った。
「私はあなた達が破壊神の排除を決定した場合、私はー」とレイムがとんでもないことを言いかけた瞬間、3代目炎の神ジルフィスがレイムの言葉を切るように止めた。
「そのくらいにしろ…このままでは会議が進まん…」と低い声でレイムを止めた。
その言葉でレイムは理性を取り戻し、「申し訳ありません…」と椅子に座った。
そして改めて会議が侵攻した。
そういえば、4代目破壊神はそこにいた。なんでっ…計画はどうなったの…。レイムは頭の中で思ったが、その姿から破壊の力が感じられなかった。まさか…見せかけ?…。
その頃、4代目は順調に宝物庫に進んでいる…。
そして会議も進む…。「新時代に向けてだが…我々は言うことはない…」と言ったが奴らはまだこの世界を破壊するとは知らず、その破壊者を破壊神だと勘違いしている。自分たちの命令に背いたものは、今まで破壊神だけだった…それが許せないのだろう…。
まず最古の神があんなだったら、この世界は狂い続けるだろう…。
そして会議の結果としてはエマとレジナインの予想の結果だった。逆に言えば、それだけ2代目たちの考えが単純かつ予想もできる…その流れを今後は止めていけばいい…。
そして会議は終了した…。




