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第12話:最速で戦い



 「ふう森っていいよね」降り立った一言がそれだ。

 俺達は森の入り口へと降りた。


 レイムは深く深呼吸をした。

 レイムにとっては初めての外の世界だ…。

 心の中はウキウキだろう。


 「っでこの国にもう一人メンバーにしたい人がいるんだっけ」

 ディスラクシェントを出発する時にソピアがそう言っていた。


 「うんそうだよ」

 もう一人とは…期待はするが…。

 一体ソピアが言うパーティーは一体、何人いるんだ。

 

 「ってか最大領域の入り口に降ろされてもなぁ」と俺が少し、正直なことを口にした。

 するとレイムがいきなり近づいてきて言った。

 「それはこの国でドラゴンが入り獣人とか妖精とかエルフとかに見られたらどうするんのバーカ」と暴言を俺に吐いた。


 そうか…。と俺はそう言われた時に気付いた。

 それは、何とも言えないな…。


 でもそうゆう言い方もちょっとかわいいかも。


 こうゆう所はソピアに似てるなぁ…。

 俺は少しずつレイムに魅了されていった。


 「じゃあ行こうよ。もう一人はこの国にいるみたいだから」とソピアは地図を手に進んで行った。


 どこの情報かよ。

 俺は上を見ると空は見えず緑が広がっていた。

 俺達はソピアのその情報について話ながらシズゼリア領域にある大国の一つでこの領域唯一の人間の国へと向かった。


 世界最大領域であるシズゼリア領域は、風の神が創造した、獣人種や妖精や精霊やエルフ種などの国がある領域だ。

 世界最大というのは単に領域の広さが広いだけのこと…光の国とも同盟を結んでいる。



 そして俺達はこの大国唯一の人間の国リーズェルの入り口にたどり着いた。

 「うわぁ話には聞いてきたがこの国の人間の国は大きいな」

 「まあ世界最大領域の国だからね。実際は国は数えられるくらいしかなく大国は4つしかないって言われてるからね」

 やっぱり主席卒業の妹だ。


 森の奥地には森の神の聖域があり聖域の前にはエルフの国がありこの国で一番高い山には妖精の国があり森が深い所には獣人の国があり広い草原には人間の国がある。

 広いゆえに種族もいるので他の国から人が訪れ活発に貿易など種族の同盟が行われている。


 そして国々が領域の各地で立っている中、4つの大国はその国々の中心となっている…。

 


 その時、武装した4人と大男が現れた。


 「お前らから膨大な魔力を感じるお前ら魔王軍に違いない」大男はそう言い大剣を構えた。


 何だこいつら…見た目はにんげんのようだが…。


 「何っ、人間のくせに魔力感知ができると…こいつは只者ではないな」とレイムはそう言った。

 「そうだな…」俺はレイムと同じ意見だった。


 「人間だと…笑わせるな」大男は鼻で笑った。


 すると大男が躊躇うことなく俺達に剣を振り下ろした。

 俺とソピアは避け、俺は目の前の光景を疑った。


 普通の人間にも俺達にも持てないあの大剣の一振りを剣で受け止めていた。


 そっ…そうか、破壊神だもんな…。


 周りの男は驚いていたが大男は驚きの様子はなくぶつぶつと何かを唱えた。

 すると剣が炎に包まれた。


 なっ何…県が炎に包まれている…。

 これは普通の炎属性の魔法じゃない…もっと別のものか…。

 俺は驚きを隠せなかった。


 「まっまさかこんな所にいるなんて」

 俺はその特有の力に色々考えた結果…俺とソピアは同じものだった。


 そして炎はどんどん強く大きくなり大男の体を包んだ。

 レイムは黙ってその光景の目にしていた。


 「あっあれは」ソピアは目を輝かせた。

 あぁそうだソピア、あれは…。

 「生まれつき炎の力を宿しその力で剣や鎧など作るが戦闘も強い種族…ドワーフ」

 炎の要塞ファイテンラスク領域に住む…その大地は珍しい鉱石などがあり、ドワーフはそれで種族の中で最強の武器や防具の作成には右に出る者はいないだろう。


 炎が消え大男の体には赤い鎧があった。

 「わぁ凄い鎧が…」ソピアは興味津々だった。

 

 だがあれは俺達じゃあどうにもならないことはわかっている。


 これはレイムにすべてを任せるしかない…仲間として。

 「レイムぅぅぅっ」

 俺はレイムの名前を叫んだ。


 その叫びには俺がもう一歩も動けないということとあとはお前に任せるという思いがあった。


 異例の分野は俺には無理だし妹は興味津々状態で今はそんなことはできない。

 旅の最初からなんてなさけないんだ。


 すると「どうだ俺の力わぁぁぁぁ」と大男は叫んでいた。

 それはもう獣ようだった。


 大男の威圧は周りを震わせるほどだったがレイムには普通に大男の前に立っていた。


 「この力を解放した俺は弱者級ではなく強者級である。今を俺に敵などいない」

 「なっ…」そんなたかがドワーフが…と俺は疑問を浮かべた。


 普通ドワーフは戦闘でも弱者級なのだが俺とソピア、レイムはどうかは知らないが俺達は人間だが強者級に入る…つまり俺達と同じ強さだった。


 強者のクラスはレベル20~80で中位種族だ。

 その言葉が本当なら、今の俺達にはかなわない…。

 

 「あぁぁはっはっはっぁぁぁ」大男は笑っていた。

 それは自分は強くこの場には敵などいないと思うままに…。

 まさかドワーフが強者級になるなんて…。

 前代未聞のことだった。


 するとレイムが笑いながら大男に話しかけた。

 「じゃあレイムと勝負をしようよ」と言い腰にある鞘から金属音を立てて黒い剣を抜きジャリンという音ともに剣を目の前に立て構えた。

 はぁ、何言ってんだレイム…。


 だがレイムの顔には恐怖の表情がなかった。


 






ソピアの情報で世界最大のシズゼリアに来たけど、ハチャメチャ過ぎるかなぁ~と思った。展開が早すぎると分からなくなりそうで心配です!

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