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第109話:破壊の歴史・和国へ



 6つの書というのは6つの力を本に全て記入されたとても厚い本だ。



 6つというのはわかる通り、6人の神が書いたと言われているが内容を見ると神でも知らないものが書かれている。




 その書は元は領域内の遺跡の最深部に保管されていたが、2代目がそれを盗み出し世界を滅ぼそうとしたので、現在はここに封印している。



 レイムも領域内にある遺跡は知っていたがその本のことは知らかった。

 「そしてその遺跡にはその遺跡を守る力があるとされている…その一つがこれだ…」とライトが黒い紋章が刻まれた指輪をレイムに渡した。




 「これは…」レイムは聞いた。

 「この指輪の力は重力を一定の距離の範囲で操ることができる…重くしたり軽くしたり、使い方は気を付けた方がいい…城が入る範囲でやったら城が浮くかもしれないから…」と冗談を交えて注意した。




 

 「それじゃあ本題に入るけど、エレクシアにミサイルが落ちたんだけど…無事に半壊ですんだ…そのことで今現在の天界では神々が2代目を消すかどうか話し合っている所だ…その状況もそうだが、もし君達の行動がバレたら止められる可能性がある…だから急がないと天界まで危うくなるだろう…そして2代目を倒せるのは全ての力を揃えば君なら勝てるかもしれない…君はまだ破壊の神の6つの力は全て宿していないだろう…それも開花させなければならない…だから急げと言う…私も奴を探してみる…」と言い、ライトは奥へ行ってしまった。




 「じゃあ私達も!」とレイムはやる気を出した。


 「レイム様…ロナの予想では恐らく我々だけで2代目に立ち向かうとなると守護者クラスの者があと数人必要です…」とロナは戦力の話をした。


 ロナの言う守護者クラスはレベルでもあるし、強さもある…。


 守護者のレベルは最低では300以上で最高が500以上となっている。



 

 するとレイムがわかっている流れでその答えを言った。


 「ソージ達はもうそのレベルはクリアしているから守護神の立場でいいと思うけど…」と間違っていない答えがきた。



 「それは正論ですね…」と死んだ目でロナはソージ達の方を向いた…。

 「なんだよ、その目はレイムのことだったら俺達に任せれば大丈夫だよ…」とソージがロナに言った。



 だが「いやっ、ソージ達だけでは心配だからロナもついていきます。それでも戦力がちょこっとしか上がりませんよ…ロナは調べた所3代目の時にいた守護者の中にはワ―レストを超える力があるらしいです…」とロナの目はキラキラ輝いていた。


 その者達は最初の6人と言われた者達だ……。





 その者は出身はエレクシア領域内の和国レべリアにあり、人間種で加護をもらい今は…。



 「だけど、加護は受けたら決して離れることのないものだよ…つまり加護を受けると永遠に等しい時間の中を歩いて行かなければならない…周りの人がいなくなっても自分は変わらないまま生きているそれが加護の恐ろしさでもある…加護を受けていれば3000年経った今でもどこかにいると思う…」とレイムは最初に加護の事を詳しく説明した。 



 

 その後のその者は破壊の神が敗北して大戦が終わった後その時の守護神にあとは頼むと言い、その時最強格であった者が守護神から抜けていった。


 そんな者を今誘うなんて、少し抵抗はあるが…色々とそのことを聞いたレイムはその者にいくつか質問をしたくなった。




 

 そして皆はそこから和国レべリアに向かった。


 移動方法は飛行船で移動した。



 和国レべリアは普通の国とは違い、服装など武器なども独立国みたいな感じだ。

 レイムが重視するのは和国出身の武器で切れ味が最高の刀を持ってみたいと言っていた。



 「桜がきれいなんだよな…」とソージは呟いた。

 ソージとソピアは小さい頃から領域内だったというものあり、何回か訪れていた。

 「さくらって…」と何にもしらないレイムがそれに反応した。




 「桜っていうのは…桃色の花を咲かすんだ…それがとてもきれいでね…」とその目の向こうにはその光景が浮かんでいた。

 ソピアもそのことはよく憶えていた。




 

 そしてそんな会話をしていると和国レべリアに到着した。



 「ここが…」飛行船を降り、レべリアの風景を見渡した。

 とても静かで桃色の花が舞い、落ち着くところだった。





 すると向こうの川の向こう側に背が高く木の棒のようなものを持つ、人の姿があったが、向こうは霧でぼやけていた。



 ロナは水晶でワ―レストに繋いだ…。



 「ワ―レストもしかしたらあれ…」とロナは違う前提で聞いた。




 すると「はい…そうですね…フォルムが全然変わっていなく少し驚きました」と言った。

 



 「えぇぇぇぇ!」その場にいた全員が叫んだ…。




 そしてもう一度川の方を見ると姿が見えなかった。


 「レイム様どうしますか…」

 「レイムが行ってくる…みんなはちょっとここで待ってて…」とレイムは走って、川の方へ向かった。



 裸足で川を渡り、進んだがもうそこは霧に包まれ闇雲に進むしかなかった。





 するとシュンと遠くから音が聞こえた。


 その瞬間、木が倒れる音が近くで聞こえた。

 



 木を斬った?…場所を知らせているの…。

 

 とレイムはその音がした所に向かった。

 



 するとまたシュンと次は近く聞こえた。


 …剣を素振りしている。


 レイムは剣を抜いていることはわかったので自分も剣をゆっくりと鞘から抜いた。

 



 そして腕を伸ばし剣を後ろへ向け、思いっきり剣を前に出し、振った。

 破壊の剣の素振りは破壊の波動を発生させ、その進む方向に物体があれば、簡単に斬れる…。

 




 だが、何も音がしなかった。

 レイムは当たらなかったのか…と疑問に思い、集中しようと目を瞑った瞬間どこからか低い声で語り掛けた。



 「背は異なるが姿がそのまま…私は一瞬見間違いましたよ……だがあることで気づきました。あなたは未熟だ…3代目と今戦ったら確実に敗北するでしょう…だか、私の耳にも情報が入ってきている通りあなた様の目的はわかっております…だが簡単に私はそちらへ行くことはない…それは昔っから決まってましてねぇ…」





 その時、シュンと剣を素振りする音が近くから聞こえたその瞬間に霧が消えるように晴れた。

 そしてレイムの目の前には下駄を履き、袴を着て、手には木の棒ではなくてあれが刀だった。




 「5代目破壊の神レイム・レギレス…力を見せなさい…失礼ですが本気で行かせてもらいます…」とレイムからしたら細い剣…いや刀だった。


 「そんな武器、一回ぶつかり合った瞬間折れるのでは…」とレイムは挑発した。

 




 だが、熟練の相手には全然通用しなかった。

 「ははは…やはり子供でしたか……この刀は斬る理由を探し求めてあなたの剣と同じように何でも切れる剣でね…」そう見た感じ古い刀に見えるが…そんなものではなく名刀…いやそれ以上のものだった。



 それはランクSSSオプロ系創造神器、無属性最強にしてランクSSSの上位の最強神器・理さえ断ち切るもの、その名は…()()刀と呼んだ。




 そしてかつて守護者最強と呼ばれた者はレイムに名を述べた。



 「そういえば、名を名乗っていなかったなぁ…私はジュウロウ…ハリアート家に生まれた者です…以後お見知りおきを…」と鋭い刀を先をレイムに向けた。

 

 「よろしく…私はレイム、敗北はもうたくさんです…」と言い、破壊の剣を向けた。


 「はっははは…楽しまして下さいよ…」とジュウロウは呟き、笑みを浮かべた。



 その者は、三大最強守護者の一人で守護者の中で圧倒的な攻撃力を持つ者……。

 

 

 

 

 

 


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