第107話:最終への道
二人の戦いから一日が経った。
次の日にレイムは大魔王のことについて皆に話した。
それにより意見は同盟を結ぶことと決まった。
そして今日…玉座の間で情報合わせによる計画を代表で立てることにした。
メンバーはレイム、ロナ、ソージ、ソピア、サリア、エマ、レミナス、レジナイン、リビル、ビミルが話し合いに参加した。
長い机に合計人数11人で座り話し合いが開始された。
「じゃあ、まとめ役は私、レジナインがする…」といつもより丁寧な口調で進めた。
「破壊大司教の6人のうち2人が破壊の影と破壊の手の死亡は確認している…そして破壊大司教のあの施設は世界七神皇帝の一人であるジジン・フィールドの支配領域でその施設を任されていたらしい」と地図を出し、その場所に点を付けた。
「この施設にはミサイルというこの世界では造るのは不可能のものがあり、その兵器は各領域の首都に飛ばし、世界を破滅されることだったらしい…だがあの施設を破壊したことによりそれは低くなったのは間違いない…」とまとめていった。
皆はそれに納得している表情だった。
「そして肝心なこれからの目的だが、簡単には2代目破壊の神を滅ぼすことが目的となる…だがあの施設を破壊してしまった。だから本拠地というものの情報を取り逃してしまった…だがしかし私とレイム達であの施設を行く途中で恐らく奴らは破壊の力の位置がわかっていた。それは奴らが着ていたあの服に仕組みがあるのだろう…それが逆にいいようになる…位置は大体絞りそこから探し出すしかない…そして皆にも情報を持ってきてもらいたい…私が話すのはこれで以上だ…」と椅子に座った。
「今の現状はこれだけか…まぁいい…きっかけなどはレイムが作ってくれたようだからなぁ…」とエマはレイムに目線をやった。
だがレイムはそのようなことに憶えがなかった。
「レイム様…どのようなことを…」とロナが聞いてきた。
ロナにも分からなかったようだ。
「何のことかさっぱりわからない…」と呟いた。
すると「はははっ…まぁ自覚はないか」とレジナインはいつもの雰囲気に戻り話を進めた。
「世界七神皇帝で最弱と言われた君が雷神を2発で倒すなんて破壊大司教側の奴らだと一刻も早く始末したいだろうな…だから可能性は低いと思うがあっちから来るということも考えた方がいいだろう…まぁ覚悟はしといた方がいい……戦いは地かい…」とレジナインは言葉を止めた。
「そうか…では各情報収集と身の危険だけは気を付けるように…それでは解散!」とエマは叫び、短かったが会議が終了した。
皆が解散し机と椅子が黒い煙のように消え。レイムは玉座に座り込んだ。
「レイム様、どうかなさいましたか…」とロナが問いかけてきた。
「そういえばロナ…エマが言っていた、あいつは檻に入れられた時未来を見たと言っていたけど…あいつっていうのは3代目の破壊の神だよね…破壊の神は誰もがそうなの…」とレイムはそれを聞いた時から気になっていた。
「ロナはそうだと思います…他人から信じられないと思いますが我が神だったらそれくらい見れると思いますが…」笑みを浮かべ、レイムを励ますように答えた。
「私にもきっと…」
「はい…レイム様にも未来のその先が…きっとその目に映ることを…」
ロナは何故、こんなにレイムの忠誠があついのか…まるで親のようにレイムの一言一言を聞いてくれている。
ロナは破壊の神の代々仕えているって言っていたけどあの大戦に参戦した守護者の3人は見覚えがないと言っていた…だがロナは3人を知っていたというのはここの話となる。




