legend.9 動物型ロボット ビーストセッテ!
ノブナガ・オブ・オダース。仮面をし、人形を操る、ファイタンファミリーボス。 ブスッ!ザッ!バンッ!
「人形は全部倒したぜ!ボスさん」 「ああ。あとはオダースを倒すだけ」 人形を倒したがオダースには何もおきない。弱点は人形では無いらしい。となると弱点は仮面? 勇希は仮面に攻撃してみる。「ハッスル・オブ・サンダー!!」仮面にヒビが入る。
もう一回、ハッスル・オブ・サンダーを見舞う。
すると仮面が割れた。
オダースの顔があらわれた。
細目で鋭い目つきだ。
「マサカ、カメンヲコワストワナ」 シュッ!オダースはいきなり素早くなる。
そして、勇希に槍を突き出す。ザッ!!キン!氷の壁が槍をさえぎる。ウォスが作り出した氷だった。 「よし!」 ドン!電気で氷を壊し、槍に電流を流す。鉄製の槍は電気を通しオダースに襲いかかる。
普通の人間はひとたまりもないのに、オダースはほとんどダメージを受けていない。
「バカな!効いていないのか!?」 「スコシノ、デンキデ、タオレルワケネェ」 そう言うとオダースは一瞬で後ろに回り込みパンチ。
勇希も負けじと後ろ蹴りをする。やはりほとんど効かない。 「くそ!勝つなんて不可能じゃねぇか!!」「そんなことはねぇ!」天井から声がする。ジュウだ。ジュウは天井の柱に止まっている。 「テメェハ、ビーストセッテノ、ジュウ!」 ファクロンが呟く。 「あの鳥、ビーストセッテだったのか」 「ビーストセッテ?」 「Mr.ロトロという博士が作り出した殺人ロボットで、変身機能や合体機能を持っていて、全部で7体いるとされている」 「そ〜そ〜。ファクロン、正解だ。オレ達ビーストセッテは7体そろえばフュージョンボールと言う道具で合体できる。
しかもオレ以外のビーストセッテ6体がこの町に来てる。フュージョンボールはオレが持ってるから、全員そろうまで時間稼ぎしてくれ」 「時間稼ぎすればいいわけだ」 「そゆことっす」 勇希はオダースに襲いかかる。
時間稼ぎなら電気で麻痺させれば良い。オダースに近づき、弱めの電気を放つ。
「サンダー・ダオン」 オダースは避ける。
そしてウォスの作り出した氷にぶつかる。
すごい衝撃のはずなのにダメージはほとんどないらしい。
が、少しよろめいた。
そのスキをついてレジェダリーの弓矢がオダースの腹に命中。
しかし鎧が弓矢を弾く。
「ヨロイニ、ユミヤガキクカ!」 「それはどうかな」 弓矢から当たった鎧に穴が空いている。弓矢に毒を塗ったらしい。 「それは鉄をとかすポイズン・メタルという毒だ」 すると、オダースの様子がおかしくなった。 「カラダガ、シビレル」
「麻痺の効果があるポイズン・サンダーの毒も塗ったからな」 オダースは動けない。これで時間稼ぎができる。その時、壁がいきなり壊れる。 「来たか」そこにいたのは6体の動物型ロボット。 「名前は右からゴリラのゴリンクス、トラのタイガトン、クモのタランタス、サメのスクアロン、ネズミのラットルス、ラクダのエスクダースだ」
「これで勝てるのか?」
「多分な。良し!早速、合体だ。勇希、オレ達にフュージョンボールを投げろ。このボールだ」 ジュウが渡したのは黒く、灰色の線がはいった野球ボールくらいのボールだった。それをビーストセッテ達に投げる。 カッ!!!一瞬の光とともに巨大ロボットの姿が見える。 「合殺魔神スターセッテ!」




