legend.7 VS.レジェダリー・ゴスク
その日の午後。
レジェダリー・ゴスクの捜索を始めた。
あと1人でこの町に平和が戻る。
勇希は森林の中を探し回っている。
ピリリリリリリ・・!勇希の携帯がなる。
ジュウが家から電話したらしい。
「もしもし、何だ?」 「お前がいる森林になんか強い勇希の涙を確認した。そこを探し回れば見つかるはずだ!」 「分かった」 ピッ!! もうすぐ見つかる。そう確信した。
それもそのはず、気配がする。
誰かに見られているような・・・。
シュッ!弓矢が飛んでくる。
勇希は瞬時に避ける。
「さすがは次期バッスラーだ」 木々の影から出てきたのは、背が高く、長い黒髪をした男。細い目でこちらを睨んでいる。 「てめぇがレジェダリー・ゴスクか?」 「あぁ、そうだ」 「戦いたいものだな!」
「オレもだ」そう言うと、3本の弓矢を同時に打ってくる。勇希はまた避ける。そして、手から電気を一気に放出してみる。 「BE・A・THUNDER」 レジェダリーの肩にかする。かすっただけなのでかすり傷ですんだらしい。レジェダリーは弓矢を持って接近してきた。弓矢を剣のように使うらしい。勇希は力をためた。
「ハッスル・オブ・サンダー」 レジェダリーの腹に命中。レジェダリーはよろめいたがすぐに体制を立て直し、弓矢で斬りつけてくる。早い! そして、弓矢を左側にパンチを右側に繰り出す。
避けきれない。
どちらかには当たらないといけない。勇希はパンチの方に当たった。 レジェダリーは遠・近両方とも出来るらしい。 レジェダリーはさっきのパンチに続き、もう1発パンチをくらわす。流れるような攻撃。ついに勇希は倒れてしまった。レジェダリーは勇希の側に座り込んで、言った。
「バッスラーファミリーに入ってやってもいいぜ!」 「何!?」 「ただし条件がある」 「条件?何だ?」 「オレがボスの右腕。そしてボス補佐だ」 ジュウの声がした。 「いいんじゃねーの?これで自の奴がそろうならな」 ジュウは木の上にいた。勇希は呟いた。 「分かった!」 ジュウはぼそっと言った。 「明日だな」




