legend.11 マフィアカード
バッスラーアジト。 「広ぇな。アジトって」
「ああ。地下1階が練習場、地下2階が生活室、地下3階が人工の大自然、地下4階が特別室だ」 「で、今どこに行こうとしてるんだ?」 「地下2階の床の間だ」 「アジトに床の間!?」
「生活室だから普通の家っぽくしてあるんだ」 「そうなんだ・・・」 「ついたぞ」 そこは普通の家の床の間にちかい造りになっている。「本当に床の間だ〜」 「座れ。全員にマフィアカードをやる」 「あのすげぇカード?」
「ああ。勇希、お前はローラーズサンダルとサンダービースターのカードだ。マフィア歴が短いから2枚だ。で、ファクロンはファイアーストーム、キャサリンは増殖、ルームニアスは大地盛り、ブーメラスは神国の空、ウォスはブリザード・スライサー、レジェダリーはリーフウィングだ」 「見た目は普通のカードだな」「ああ。で、話は変わるが今度、隣町の地下施設でファミリー対抗のマフィアカップが行われる」
「ファミリー対抗!?」
「ボスが戦い、決勝戦ではファミリー全員で戦う。つまり決勝戦まででるのはボスだけだ。どーだ、やるか?」 「うん。今、自分の力を試してみたいところだしな」 「マフィアカップは明後日だ。ということで明日はカード使いの修行だ」
「修行か・・・」 「よし、ブーメラス、カードを使ってみろ」 「ああ。腕輪にカードをはめるんだな」 ブーメラスは腕輪にカードをはめた。すると部屋が空になった。 「なんだ、これ!?」 「カードの効果だ。ブーメラスの神国の空はフィールドを変化させる」 ブーメラスがカードを外すと部屋は元に戻る。 「もしかしてオレのカードも・・・」「いや、お前のは武器タイプと生き物タイプのカードだ」 「武器は分かるけど、生き物って何!?」 「命を持つ生物だ。生物も動くから複数で戦えるってわけだ」 「すごい・・・」 「だから、変な時にだすと部屋が壊れたりする」
「つまり、戦い以外には使わない方がいいの!?」 「ああ、そうだ。フィールドタイプは壊れる可能性が低いがな」 「だから、ブーメラスにさせたのか」 「そうだ。じゃー、明日、修行開始だぞ!!」




