表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

OTC類似薬問題について。ドア・インザ・フェイス手法

作者: どこかの片桐さん
掲載日:2026/01/23

今回は医療問題ということで。

長いのでざっくりレジュメを書きますと。

・OTC類似薬を保険から外せっていうのは「ドア・インザ・フェイス手法」じゃね?

・それをいうと内閣総理大臣も「ドア・インザ・フェイス手法」で好感度爆上げじゃね?

・OTCで治療できるのは、自分で判断できるある程度元気な人。

・OTC類似薬が必要な人は医師の判断が必要な人。

・生活習慣病対策で検診のスコアが良ければ社会保険料下げてほしい。

・高額医療のありかたについて。

・地域フォーミュラリーを加速して「経済的な医療」を考えてみては?

・社会保険料は、若い人にもちゃんと使ってあげて欲しい。


こんな感じでお届けです。長いですが、よかったらご覧くださいませ。

 維新が与党入りしてから、かねてからやりたいといっていた、OTC類似薬の保険外しが検討されています。

 維新の言い分としては「若い人の保険料たかすぎやねん、社会保険料さげなぁあかん。ほな、市販で売ってる薬は店で買えるんやから、保険やめまひょ」(えせ関西弁!)

 という感じですわー。いっちょやったるかんだしたるわー! やわー(関西の人をあおってるわけではないです。でもなんで維新あんなに伸ばしちゃったのかは……ね。いや、関東もやね。政治参加(投票)って、AKBの人気投票くらい、見た目と言動だけで、政策とかすっからかんで、決めちゃうのがよくねぇっすよ)


 さて。

 医療行為をミリもわかってない、くそみたいな話なんですが。(セルフメディケーションも大事だけど)

 その「OTC=市販でも売ってる薬、に似た保険薬」は保険はずしましょって話ですが。

 その話が民間調査だと反対多数(どこの調査かはわからんけどね)で、厚生労働省案では「OTC類似薬は、保険維持」だが「自己負担を上乗せする案」を検討中らしいです。

 これについて、維新は「ぐぬぬ」と「一回、それはやめてー! ちゃんとやろー!」といって、数日して「OTC類似薬の、保険適用を外すのをあきらめた」というようなニュースが入ったわけです。

 頑張ったけど、力及ばず……って見せるのか、というところまでセットで。

(そして、社会保険料がいくら下がります? っていう話ですけど。聞いたことないですよ。仮に3000億へったとして、3000万人の社会保険料が減るとしたら一人年間一万かな。そのスケール感)


 ここで多くの人は思うわけですよ。

「OTC類似薬品の無条件保険外しはやべぇ」けど「社会保険料を下げるためには、市販で買えるような薬については自己負担をしてもいいのでは」とね。

 

 そこで、ピンときたわけです。 

 結局、それって「ドア・インザ・フェイス手法」だったんじゃね? っとね。

 それはなんや? ということですが。

 最初に無理難題を吹っかけて、そのあと、適正な問題を吹っかけることによって「これならできる!」って相手に思わせる的な?

 こちらが飲ませたい条件よりも「最初にひどい条件にして」一回断らせてから、「自分が当初思っていた条件」を提示して、飲ませるという手法です。 今回の件でいえば「最初に、OTC類似薬の保険診療の費用を一部自費で増額します!」といったら、反対する人めっちゃいたと思うんですよ。

 でも、「最初に支払い100%だ。むしろ市販で買え! 制度設計はまだ検討中! とにかくOTC類似薬は保険外す!」って言っておくとさ、「それよりマシ」の心理が働くわけです。だって「保険を外す」and「市販品で勝手に治療しろ」だよ? そんなくそ制度、頭おかしいでしょうよ。常識的(+政治家的)におかしい、とは思わないかも知らないけど、医療の専門家たちは、「損得はもちろんあるんだろうけど、それを差し引いても、おかしいと思うはずですよ。

 自分で治療可能なら、「病院行かないでもっと自分で治療すればいい」んじゃね? って話です。

(ここは、自分でもできるよ! って意見も多々出ると思うのだけど、そこについては後でも触れる予定です)


 これ。「ドア・インザ・フェイス手法」って私の中では「詐欺くせー」って思っちゃうんですよね。真実一路、潔癖でございますな身としては、あんまりよい手法とは思えない。割となろう民はこの手の手法嫌いそうな気がするんだよね。わかりやすく言えば「二重価格表示」とおんなじ感じだよ? 5万円の値札をつけてそのあと5千円になるような感じ。ナイワー。

 ただ、利益が出ればええんや!! っていう感じのタイプだったら、まあ有用な「ビジネスツール」だとは言われるそうです。

 さすがに、前と後での条件が隔離しすぎないくらいで使うってことなんだとは思うけどなぁ。清濁飲める人は強いねぇ。


 で、まぁこれはさすがに蛇足なのだけど、石破前政権って「やべぇよこいつ」ってかなりの国民が思ったと思うんですよ。

 牛歩戦術とでもいいましょうか? 検討して検討して検討して検討して、なにもやらない所存でございます!っていう。去年いーっぱい政治を見てきた国民はいらいらしたと思うし失望したと思うし、「あーあ」って思ったと思うのです。(それでも日本なんとかなるのって、政治の意義って? とも思ったけどね)

 さらには悪い面ばっかりいっぱい出て、「去り際も汚い」という、ほぼほぼ最悪という評価の人多いと思うんです。

 テレビも割とそれに乗っかって、石破さん擁護するところってどれだけあったのかと……


 でもそれ「ドア・インザ・フェイス」で、普通のことやってる(下手すると普通以下の)高市さんの株を爆上げするための演技だったとしたら、すげーじゃん、カビゴンって思ってしまいます。(あ、カビゴンに申し訳なく……)


 一年かけて、自民党復活のための戦略としてこれをやってたのなら、やべーな、と正直思うところです。

 いや、だって政治って国民のためにやるものであって、自民党のためにやるものじゃないじゃない? 

 それを一年の政治空白を作ってってなったら、さすがにやるせないなぁって。

 自民党各支部のみなさんも、政治活動というお仕事をされて生活しているわけですから、自民党会社がつぶれてしまったらそりゃ、多くの失業者がでてしまうわけですよ。(兼業とかもしてるんですかね? 実際はわからんですが)


 いいや、高市政権は最高! っていう人もいるのだけれどもさ。その判断基準の「根底にあるのは前の悪評価じゃね?」ってことは、ちょっと考えて欲しいのです。さすがに支持率高すぎじゃない? って思う。

 ここでもしだよ。ここで「故・小渕元首相」とかが、ばばーんと返り咲いたなら、みんな、株よあがれー! ってテンションが……あ、あがりませんか? 失礼。(フルカッタね、さーせん)


 じゃあ、あれよ。小泉進次郎氏だったらどうだっただろうか?

 ……傀儡でうまいこと行けば、ワンちゃんありますか? ってのが私の個人的な思想なのだけど。

 いきなり、えれガンスなことをいって、こっかいをていしさせるようなことが、おこりかねない。(と、思うのでした)

 前よりマシ、で何かが動いたら「よっ、しんじろー!」ってなったかもしれない。

 で、その「ましなしんじろー」の上の高市さん、すてきー! って思う人も、いるんだろうなーって。

 

 それで、内閣支持率は7割オーバーという。

 そりゃ、対抗馬いなければ、「大きな失態」でもしないと、支持しないとはいわんでしょう?

 一応、維新の「国保逃れ」っていう、マイクロカンパニー問題ありましたけど、あれは「閣外協力」だし、そもそも論。

 自民党というか高市さんはまったく無関係。

 でも維新の屋台骨が揺るぎかねないから「ここで選挙やったるでー!」になったんじゃないかなとは思うのですよね。

 今の支持率だったら、自分の王国作れる! って思ってるかはしらんけど、まー、調整が下手っていわれてるから、国民の民意をバックに背負って言うこと聞かせたいだろうし、なんだったら維新なしで過半数欲しいのが本音なのではないかなぁと思います。

 過半数以上の国会議員が、食品の消費税ゼロっていってるんだから、いま審議すれば通ると思うのに、それをやらないのは自民党がずっと消費税減税反対を言ってたからで。選挙前のになったら唐突に「減税ダー!」って言い始めるの、ちょっと思考回路がショートしちゃってませんかねと思います。

 なんていうか、普段DVしてるんだけど、自分の性欲処理したい時だけ優しくなる彼氏みたいな感じ?(たとえがコレハヒドイ)


 まー、見せ方って大事ですよね。っていうのと、日本人の情報収集能力はそんなに高くない(というか、一市民がそこまで情報もてるわけでもない)のもあって、その時の「雰囲気」に日本人は流されるから、いろんな情報をみんなも見て回るようにするといいですよ! というお話でした。



 ……はて?

 OTC類似薬の話してなかったっけか!? はっ。そうだった! そうでした。

 戻します。

 さて、先ほども触れた「OTC類似薬」の「自分で治療すりゃいいじゃん!」っていう人たちがどういう属性かです。

 若くて、それなりにスマホとかも使えて、持病がなくて、軽い症状が出てる人たち、だと私は考えます。

 ようは「毎年花粉症でくしゃみでてて、明らかなのに病院にいくのはどうか」とか「風邪っぽいけど、病院いこう」とか。

 生理痛がひどくて市販の痛み止めを使ってますって人もかな。(重い場合は一回婦人科かかった方がいいよ)

 そういう人たちがOTCでなんとかするってのは、OKです。

 あと、緊急避妊薬の販売が来月かな? から始まります。これについては「そうなってる可能性」があれば自分で薬局行って購入が可能です。


 自分で判断して対処可能な場合は、OTCで治療が可能です。それで四日くらいたって治らなかったら病院に行ってくださいってのが、今までのスタンダードなスタンスですし、だから市販薬は高いし、四日分くらいしかパッケージされていません。めちゃくちゃな量はいってるのは、整腸剤だったりビタミン剤だったりっていう、病気にならないための薬が大半です。

 もともとの設計として「市販されている医薬品は自分で治療できる人向け」なんです。


 それに対して「OTC類似薬」というものは「自分の病状が自分でわからない」人のためだと私は思っています。

 患者の病気の状態を診て「診断」をするのが医師の職能です。

 特に「内科医」は、電子機器使うにしても、状態を把握して適切な対処をするのがお仕事で、それで対価をもらっています。

 また、外科医に関してはそれ+、手術という技能がプラスされます。

 

 この判断については、医師以外の医療従事者から意見は言えても最終決定は医者がやります。

 それは、職能というより「権能」といってもいいほどの強さがあります。そしてそれがお金になります。


 そこのところをすっとばして「自己治療しようね!」っていうのは狂気の沙汰なんだっていうお話です。

 まー維新の人たち若いからね。ろくに病気もしとらんだろうから、そういう結論になりがちだとは思うんですよ。

 政治家の先生は都合が悪くなると入院するってのも昭和まででしょうしねぇ。ですよね? 阿部元首相だって、おなか痛い痛いのあれは、まじでそうだったんだと思いますし。

 整腸剤で治らないから病院にいくしかないですし。あ、維新案だと整腸剤も自費になるんです?

 難病なら、自費にはしないーとかって流れもあるみたいですけどね。


 なので、社会保険料を下げるため「だとして」。元の維新案はダメダメで、病院にいってOTC類似薬に対して選定療養費扱いで、追加出費をしてもらうってのが落としどころなのかなと私は思います。

 ただ、このやり方だと「OTC類似薬ではない、同種同効薬の高いやつ」が処方されるというパターンになるので。

 医療費はいうほど下がらないと思います。

 フェキソフェナジンは類似薬だから自費で、ほなビラノアにしよかーで保険になるっていう、お話。

 胃酸を抑えるPPIとか、H2ブロッカーとか、全部タケキャブになるんじゃない? 武田さんがっぽがっぽじゃん。


 症状おさまらないから、抗ヒスタミン薬2倍量ね! とかも医師の判断のもとやった場合は、保険になる……のか?

 というか、薬の「保険で認められた薬効と投与量」って販売されるときに決められたもので、その後いろいろ使い方が議論されて、適応症以外で使うとか、あえて副作用を狙って投与するとか、専門家であるからできること、というのがあります。変な使い方の時は必ず医師に確認を取って了解を得ます。(そうじゃないと保険切られちゃうからね)

 

 そういうことをやっているので、医師の診断は必要だと思うのです。

 また、高齢者の場合は腎機能、肝機能が下がっている傾向があるため、市販薬はNGです。

 また妊婦さんは後期の場合、解熱鎮痛剤市販のやつを使うとよくないことがおきるのでやめましょう。

 

 スマホにAIつんで、自分のパーソナルデータが全部入って、写真とって「これはどうですか?」「はい、服用可能です」みたいな返事がくるっていう技術ができたなら、ある程度不安も減るのですが。どうなんだろう。検診データはマイナポータルに入ってるわけだから、それを参照して、OTC医薬品で治療をするアドバイスするデバイスできないものかなぁ。


 あとは、医療費でかかっているのが、生活習慣病ではないかと思うのですよ。

 これは、民間だとちょこちょこあるのですけど、検診結果が良い人は社会保険料下げるとか、そういうのやれれば、みんなお金欲しさに運動したりしないかなぁと思うのですよね。(遺伝性とか、既存疾患とかの影響もあるので、一律ドンは無理ですけどね)

 ウェアラブル端末とかつけて、健康維持とか20世紀に考えた21世紀っぽくていいですよねー。

 政治家先生も、睡眠状態になってるかどうか、国会中スマートウォッチつけるの義務にしてチェックすればいいんじゃあないですかね?(チームみらいの人とかやってくんないかなー)



 次に、高額医療について、です。

 これは倫理観とか死生観とか、宗教観とかにもかかわってきますが。

 人は「どこで死ぬのがいいのか」というお話。


「死んでいない状態」で社会保障費をつぎ込んで、生かしておくのかどうか。

 私は「ただ居てくれるだけでうれしい」と思ってしまう人なので、たとえこちらの顔がわからなくなっても、そこに居てくれれば、と考えます。個人的意見です。

 ただ、それで一月維持に50万かかりますー! とか言われたら、泣く泣く、荼毘に……となりましょうが。

 月50万は、庶民にはだせんよ……(そういうのはお金持ちが自費でやるんだったら、ありなのかねぇ?)


 いろう問題、延命治療問題。ここらへんについても議論は必要なのだけど、「ポジションでかなり意見が変わる」っていう性質があります。自分に全く無関係の人(社会保険料払ってない&治療してる家族や知人がいない)から始まり、自分は支払う側(社会保険料払っている&治療している家族や知人がいない)、自分の家族が治療を受ける側、自分自身が治療を受ける側、で、意見が変わると思うのです。

 後者二つに関しては、コミュニケーションが取れるうちに「本人の意思を確認しましょう」っていうのは、役所とかも、医療機関も推進していて、これはぜひともみなさまやっておいてほしいし、考えておいてほしい。

 それこそ、マイナポータルにそういう項目入れておいてもいいんじゃね? とか思ったりするくらいには思います。

 家族としては、生きててほしいと思う人多いと思うんですよね。まぁ年金が下りなくなるから生きててほしいっていう人も、いるのかもしれんけれどもさ。。


 前者の方は「自分の金をふんだくられて、誰かがかわいそうな目(部外者からみると胃ろうとか生命維持はかわいそうに見えるっぽい)にあってるのは、おかしい」って感じるのだろうなぁ。(お金を使ってる医療を受ける側のことは考えられず、ただ取られるのはいやだ! って人もいるだろうし、なんに使われてるかわからん税金ほど、払いたくないものはないってのもあるかもしれん)

 対岸の火事はテレビ越しに見る世界と同じで、自分事として感じられるのは「自分が住まないその町の復興に金を出したくない」っていうことじゃないかなぁと思うのですよ。返礼品がないとみんなふるさと納税しないでしょ? そういう話。

 それだけ、人間のポジションでの発言は変わるよねぇ、ということなので、どうするかの落としどころは難しいだろうなぁと思います。

 震災復興税は、福島がどれだけ回復したのかーとか、ダメですーとか、税の行き先の効果をもっと発表すべきだと思うのですよね。

 まだだめだー! っていうなら、国民もしゃーねーなー! になると思うのですけどね。

 むしり取られた金をどぶに捨てられてたら、たまらんですわーと、思う。ただそのお金で体育館が立ちました! みたいな方がわかりやすいよね。だからクラファンはお金集まるんじゃないかなと思います。


 他の治療問題だと。 

 少し前に話題になったのは「C型肝炎治療薬」です。べらぼうに高いですが型がはまってれば三か月で完治します。

 これ自体は完治するんだったらすげーじゃん! 高くてあたりまえじゃん! って言えますけど。

 C型肝炎って、感染症なのね。それを駆逐する薬があって、三か月みっちり飲めば「ウイルス死滅」で、その後何年後かわからない肝臓がんのリスクを低減できますよって効果が期待できるわけです。

 

 でも。

 これを50代の人と90代の人とで使う場合、どう思います?

 いいことじゃーん! って思うなら、それはそれでいいんですけどね。

 知り合いの医者も若い人にしか出さないっていってたのに、八十代でも平気でだしてきていたのですよ。

 まあ、平均余命と、その人の寿命は違うだろうし、命の線引きなんてできませんけどね。


 少しイメージしにくいと思うので、大げさなたとえを言います。


 他の疾患とかもあって、あと一年で死んじゃいそう、みたいな人に、「数年後の肝臓がんのリスクを減らすために高価なC型肝炎ウイルスを除去する薬を使うこと、は、必要か?

 私の父は、脳梗塞とその後遺症と、脳挫傷と脳のダメージで昨年亡くなりましたが。

 父の体の臓器が悪いところがあったとしても、「まずは、頭! 頭何とかなんない!?」って考えます。

 

 まあお元気でほかに病気らしい病気もなくて、あと二十年はピンピンにいきられるぜ! っていう80代のC型肝炎の保持者の方なら、使うのはOKだろうとは思うのですけど。

 そこは、我々が立ち入ることはできない「処方権を持っている、医師の重たい判断」なのだろうと思っております。

 願わくば、そのまま長生きしていただきたいな! と思うところです。

 


 あとは最近の「抗がん剤」は全体的に高額です。

 特に新しく作られたものとか、希少疾患の薬は高いです。


 特に「免疫チェックポイント阻害薬」は高い。というか最初期のオブジーボの「申請の仕方がえぐい」。(日本の企業が作ってたみたいですわ。そりゃ、日本の薬価制度って製薬会社視点でいえば「ごみ」というか「資本主義とは?」みたいなレベルで、毎年値下げされるっていう、現状だと、「こういうこともやっちゃうかー」というのは、わからんではないです。


 最初は「希少疾患用でーす!」って申請して、莫大な薬価をもぎ取り、そのあと「あ、これにもききましたー!」っていって、使用患者が60倍以上になるというね。そりゃ売り上げも60倍だわ。株買っとけばよかった!

 まあさすがに値段はめちゃくちゃ下がったんですが(76%下がった)。

 AIさんに2014年の最初の導入の金額を聞いたら、皮膚のがんのメラノーマ470人対象に認可されて31億の売り上げを見込んでいたのだけど、そのあと2015年12月に肺がんにも適用が通って患者数が32倍になったんですって。今は毎月2400人くらい使ってるそうだから、年間2万8000人くらいかな。

 2024年の売り上げ予想が1250億円ですって。薬価がさがってもそれだけ売れている。当初予定の40倍(え、すくなっ? って?)

                      

 まあ、キイトルーダとか他にも開発されているので競合をしている上で、今の薬価なら、まぁと思わないところでもないのですが。(新しい治療法であるのは確かだし、一縷の望みであるのは確かなので、いい薬です!とは思いますけどさ)

 そもそもオブジーボ作った会社は31億のために新薬作って、それって赤字じゃね? って思っちゃうのですよね。

 それでも「希少疾患のために、我々は作り続けます!(きりっ)」だったのか、それとも、最初から「これ全身にいけるんじゃね?」って思いがあって開発をしたのか。どっちなんですかねー?

 結果的に、多種多様ながんに効果がでたので、「すげーですわ! ありがとうございます!」とは思うけれど。


 さて、お次は希少疾患についてお話をします。

 国の中で患者数が「5万人以下」だと希少疾患なのだそうです。

 国民の0.04%ですね。

 薬の開発にはお金がかかりますので、「多くの人が使って売り上げない」と、「開発費が回収できない」というのが常識的な考えだと思います。

 例えば「100億の開発費がかかる薬があるとして「100人につかうのか10000人に使うのか」で、薬価は、雑に言えば100倍変わります。

 一年だけで回収しようというわけではないので、たとえば十年で回収しようとした場合。

 MRさんの給料とかはまったくないものとして、年間100人×10で100億を割ると一人当たり年間一千万の値付けをしないと赤字になるわけです。

 それが年間10000人の患者がいる薬剤だったら、一年十万の値付けになります。(実際の薬価のつけ方は、開発費の考慮というわけではなく、既存の医薬品との違いとか有効性もまるっと含めて値段がつくっぽいです。ジェネリックの場合は最初は先発の4割だったかな)

 

 開発コストを下げろ、と言いたいところなのだけど、「こればっかりは専門家でない人間がとやかく言えない」ものです。

 東海村みたいに、バケツで核融合のうんたらかんたら、運ばれては困るし。

 某小林化工みたいに、原薬を入れ間違う! みたいなことされても困るし。

 

 じゃ、希少疾患の人は見捨てられていいのか、というのは、少数者の切り捨てになるわけで。

 それを許せば、希少疾患持ち以外のみんなの社会保険料はさがると思います。

 でも、それでいいのですか? という話です。

 

 今の国力が保てれば、「そう言ってくる人たち」はいないだろうけど、もっと「日本が貧乏になっていけば」そういうこともあるだろうということを、明記しておきます。

 誰しも自分と、自分の近しい人のことが優先順位では上にくるものですからね。

 余裕がなくなれば、他人に優しくはできないのです。

 

「自分が絶対かからないであろう疾患に、保険料を払う」っていうのは、どうなのかと考える若者は多くいると思うのです。

 なんでかというと「生活が苦しいから」です。

 金持ち争わずっていいますけど、金があれば「別にそういう人にお金出してもいいよ」ってなるんです。

 でも、日本は、というか、特に今の二十代とか三十代前半の人たちは、「学費を払うためにローンしてる」とかもあり。

 その上の氷河期世代は、就職がうまくいかなくて、100社からおいのりメールという、逸話もあります。

 少子化がずぶずぶ進んでいるのは、二十代男女が貧乏だからですし、団塊ジュニア≒氷河期世代あたりでお金なくて結婚もできず子供もできないからきています。ボリュームゾーンの団塊ジュニアの子供の年齢層にボリュームゾーンができてないっていうね。

 女性活躍! とかクロワッサン症候群をおこしたりとかもあったし、女性の出産適齢期と限界期が多くの人が理解できなかった結果、今の少子化がございます。(これはまた別枠でやる予定)

 


「保険」という制度自体は、「自分の未来のいざという時のためのもの」という側面が大きいと思うのですけど。

「国民皆保険制度」はそうじゃなくて、「国民全員(建前)で、お金を出し合って」「すべての国民が平等なサービスを受けられるようにする」制度、だそうです。(厚生労働省のホームページは、まだ全部読めてないけど「どやっ! うちらの健康度すげーやろ! って項目から始まり、 目的の部分が書かれていないという、バグ。なんだこの省庁。これがおいらたちの働いているところの親玉なんだぜ! やるせないわー)


 だから、おめー「ぜーきんって名前だろ? あん?」って揶揄されるわけです。はい、私もそれは税金だと思います。

 保険制度って名前を出してるけど、病気になった時のセーフティーネットなんじゃないかなと。

 

 だから「今もめてるのは、その税金の扱い方が、病気ってどこまでなの?」っていう政治家(維新)の銭勘定になってるわけですよ。

 そら、すべてが救えるのならそりゃ、万々歳だけど、「できないから、トリアージとか」「順番」ってのができてしまう。


 あとは、OTC類似薬がどうのこうの、じゃなくて「地域フォーミュラリー」をもっと活発化させればいいんじゃないかなというお話で。

 冒頭のほうでも言いましたが「その胃の症状はタケキャブがいりますか? ファモチジンではだめですか?」っていう話。

 フォーミュラリーっていうのは、「有効性、安全性」と「経済性も含めて」薬の選定をしていこうっていう手段のことをいいまして。

 血圧の薬一つとっても、「昔に開発された薬ほど、年々薬価は下がってめっちゃ安い」ものから「最新の結構いいお値段する」ものまであります。

 もちろん、エンレスト使いますー、が悪いとはいいませんよ。心不全にも効果ある降圧薬っていう、付加価値があるので心臓弱い人はばんばん使えばいいと思う。

 でも、他の血圧の薬で対処ができるのなら、そっちでよくない? っていう考え方なわけですよ。

 あと「地域でやること」によって、使用薬剤を絞って集約できるというメリットがあります。

 というか、薬の種類多すぎ、ジェネリックメーカーも多すぎで、雑多すぎなんですよ。もうジェネリックメーカー全部統合して、全部オーソライズドジェネリックつくって、パッケージも全部おんなじにしてほしいです、まじで。

 昔はもうかったけど、今はジェネリック会社はぼろっぼろで、しかも円安の影響を受けまくって原薬が高くなっちゃって、国からは「ジェネリックなんだから安くて当然、一錠10円な!」とか言われるわけです。チロルチョコより安い血圧の薬って……とは思う。


 安い薬はいやだ! っていうジェネリック否定の方もいるのですが、(体に合わないとかは、仕方ないとしてもね)そこは、選定療養費で、回収する方法はまーいいのではと思います。

 ただ、計算方法がいやらしいよね、というのと、「その部分には消費税がかかる」っていうのが解せない。

 医療行為は基本的に「消費税はかかりません」。ただ、入荷するまでのものには「消費税はかかる」ので、最後で免税などはされず、医療機関がそれらをかぶってます。その分診療報酬で手当てをしたと政府はいうけどね。

 戻し税? そんなの外国に売った時だけざますよ。

 食料品の消費税ゼロは、どっちの方式でやるんですかね? 戻し税にはしないだろうなぁ……

 と、話が横道にずるずると……


・混合診療を解禁すべき。

 政府はなぜか「混合診療」はダメで「選定療養」は大丈夫っていう詭弁を使います。

 ざっくり説明すると「混合診療」は「保険で認められている治療A」と「保険で認められていない治療B」を同じ病気で行うこと。

 これは「保険外併用療養費制度」ってのが一応あって、先進医療がんとかねでまだ認可されてないけど、将来的に認められそうっていうのは一緒に保険適応になります。治験なんかもここに入ります。

 ただ、保険で認めることもないだろう、っていうアメリカの治療法+「日本の保険で認められる治療A」はダメ。全額自費になります。保険で認められてる部分も含めてね。


 選定療養っていうのは何かっていうと「保険診療にはならない、患者が選ぶ部分」と言われています。

 たとえば、わかりやすいのが入院時の差額ベッド代。個室を「患者が選んだ」から発生する費用で、治療行為とはバッティングしないから、保険診療と共存して「自費払い」が成立するのだそうです。

 これに、「先発医薬品を使ったときの差額」も2024年10月から該当することになりまして。

 確かに「患者の先発品を選んだ」から発生する費用と考えれば、選定療養かー、とは思います。

 ヘパリン類似物質油性クリームという謎の薬より、ヒルドイドソフトが欲しいです!(キリッ)は患者選択になりますしね。(もちろんジェネリックが体に合わない場合は医師判断になって、選定療養費は発生しませんよ)


 そして、おそらく「OTC類似薬」問題も、この選定療養扱いになるんだと思うんですが。

 その薬を選択するのは「医師」ですよね? それ、患者が選んだ、じゃなくないです? 

 選定じゃなくない? と思うのですよ。

 医者が選んで四分の一自費(おそらく数年すると、二分の一になって、全額になると思う)、というのは、選定じゃなくて、保険が使えない治療法を一緒に行う「混合診療」だと思うのですよね。

 なのでそれ解禁しちゃいなよ? って思うのだけど。ダメなんですかね。

 

 そもそも公平な医療っていうのは、どうなんですかね? って思うのですよ。

 めちゃくちゃ腕のいい外科医と、研修終わりの外科医が、「同じ料金」ってそれどうなんでしょうか?

 もちろん病院側だって、「腕のいい外科医」は「難しい(高額)」オペをおおくさせるーとかはできるんでしょうけど。

 で、さらには「不公平」につながるから、謝礼とかは禁止っていう風潮が強いです。


 昭和の頃はよく、なんだっけ? なんとかの巨塔? 白亜の巨塔? 

 謝礼をだすーって風潮がありましたけど、最近は全面禁止ですわ。

 個人的には「手術の成功報酬」みたいなのはつけてもいいんじゃないの? と思ったりはするのですよね。

 今の医療行為って、「結局死んじゃっても、生きても金額同じ」だし。「行為」に対するお金なので。

 それはそれで「助からない人」は「受け入れません!」な病院爆増するから、ダメなのか……

 医療行為で、自分の点数になることしかやらないっていうのは、ちょっと、どうかとなってしまいますかね。

 ただ、チップ制度みたいなのは、導入してもいいんじゃないかねーと思いはするところです。

 

 公平性って政府はよくいってくるんですけれど。政府の人たちって「みんな一律で不幸になれ」っていってきてるとしか思えないんですよね。不公平だ、って彼らが言い出したら注意してくださいね。「政府に得」で「国民に不利」な公平を持ってくるので。

 遺族年金の問題だって、「男女で不平等だから、女性の利益を減らして、男性と同じにします」って言ってたし。

 「女性30歳以上、男性55歳以上」だったのが「両方とも60歳以上で死別した場合」に変更とか、不公平じゃなくて素直に改悪じゃないですか。子供いればそのままーとかはあるみたいですけれど。

 こういうのもあるから、OTC類似薬の保険外しも、「医療を使わない人の社会保険料が多いのは不公平だ」みたいな話になって、じゃーみんなで医療は自費ね! でも社会保険料はさげません! みたいなことを言いそうで怖いのですよ。

 

 選挙になると「負担を減らします!」っていうんだけど、じゃあ減ったのかっていうと、「当選したらもうやりません!」「約束は守りません!」っていってましたしねぇ、誰かさんが。

 負担を減らすために、負担をしてください! って、なんの構文ですかって思ってしまいます。


・まーでも社会保険料は確かに高い

 少子化が進んでいるのは、金がないからっていったけど、まーこんだけ税金で持ってかれるとなると、そら子供つくるなんてできねーですわと思います。

 個人的には社会保険料は、二十代向けの子育て支援に使ってほしいんですよねぇ。

 こども家庭庁はいらんけど、二十代での出産がベスト! とか逆クロワッサンの空気を出すといいましょうか。

 子供いないとダメな空気になったら、それはそれで私がつらいのであれなんですが。

 それでも、四十になって不妊治療に数千万とかは、ちょっとなぁと思ってしまうのですよ。

 

 なので、「集めた社会保険料はちゃんと使え!」と政府にいいたい片桐さんでございました。


 おしまい。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ