第0話 ダンジョン誕生
小説書いてみたくて書いてみた。
雲一つない青空、小鳥たちのさえずり、今日は最高の日であると言えるだろう。
......目の前のこいつらさえなければ。
明日には9月になるであろうカレンダー、題名しか書かれていない読書感想文、開いた形跡すらない宿題の束。
もうなにが言いたいのか分かったのではないだろうか、そう、8月31日、夏休み最終日である。
過去の自分に一言いってやりたい、
「どーしてやらなかったぁー!時間は十分にあったはずだ!」
なんで全部白紙なのやら、とても疑問である。
が、しかし今から宿題をやる気にはならない。
現在、午前6:00ではあるがとても眠い。新作ゲームで2徹した後なのである。
「宿題やらなきゃなぁ」とつぶやきながらも体は正直である。
布団の準備は万端!寝巻に着替えて電気を消した。
そして意識は遠のいてゆく、起きたら宿題終わってたらいいなぁなどと考えながら...
次に起きるのはしばらく後のことであるなどと今の彼では知る由もなかった。
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ある少年が眠りについた頃、世界では奇妙な出来事が起こっていた。
世界各地で突然、奇妙な構造物が生まれたのである。
この構造物はのちに「ダンジョン」と呼ばれ、人類に対し猛威を振るう凶悪な「人類の敵」であると認識されるとともに、ダンジョンの空気に触れたものには特別な力が授けられるとして世界に知られることとなった。
世界各地に生まれた構造物、ダンジョンは8月31日の夜の間に突如として現れた。
ダンジョンといってもその姿形は様々であり、ただの洞穴のようなもの、神殿の入り口のようなもの、はたまた空を浮く飛空艇のようなものまで現在発見されているものだけでも50を超えるダンジョンが見つかっている。
すべてのダンジョンに共通して言えることは、前日までは影も形もなかったこと、入り口と思われる場所にローマ数字で数字が描かれていること、中に入ると外とは通信が取れなくなること、中には人間の生命を脅かす「何か」がいるということ、そして中の空気に触れたものには特別な力が授けられるということである。
ダンジョンが世界に生まれたはじめのころは中に入ることができず、世界中の様々な国が調査を行ったがこれといった収穫を得ることはできなかった。
しかし、ダンジョンが生まれて約一ヵ月、城のような見た目で話題となっていたダンジョンのひとつから突如、物語の世界でしかみたことがないような化け物たちがあふれ出した。ダンジョンから出てきたこの化け物たちは魔物と呼ばれ、周辺の町を国の派遣した軍が討伐するまで荒らしまわり、実に3万人にものぼる死者をだしたとされる。
この魔物たちは人間が生身で勝てるような相手ではなく、国が派遣した軍も半数を壊滅させた。
この事件を機に、ダンジョンは人類の脅威であると世界に知らしめることとなった。
だがダンジョンは人類にとって害となるだけではなく、人類に特殊な力を与えるものであるということも明らかとなった。
これまで入ることのできなかったダンジョンの入り口が開き、好奇心旺盛な者たちが続々とダンジョンに入りはじめた、すると不思議なことに目の前に様々な数値の記載された半透明なボードが現れたのである。
調査の結果、そこには能力値等が表記されており、体力・力・耐久・速度・精神力・運・魂量の7項目と経験値・レベル・技能という3つの欄が確認された。
ちなみに一般的な成人男性の平均は10であり、精神力と運に関しては人それぞれであった。
このボードは自分にしか見えず、人々はこれをステータスボードと呼んだ。
また、魔物を倒した兵士の一人がダンジョンに入ったところ体が急激に成長するような違和感を感じ、ステータスボードのレベルの表記が2になっており、実際足の速さや力の強さが上がったということが報告された。
このことはすぐに世界に広まり、世界中の夢見る人々は歓喜した、自分も小説の世界に出てくるような強い力を手に入れられるのではないかと。
しかし、現実はそんなに甘くはなかった。
自分も魔物を倒してやるという軽い気持ちで入っていった人々の大半はダンジョンの外に戻ってくることはなかった。
奇跡的戻ってこられた人の話によるとなかには魔物や罠があり、大半はそれに殺されてしまったのだと。
これが世界の常識を壊したダンジョンの始まりのお話である。
むずいなぁ、ほぼ説明文で埋まった。しかもみじか




