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第6話 執務室へのGOなのでしゅ!

さっそく、やる事が決まった私はお父様の執務室へと向かった


執務室へ向かう途中すれ違うメイドや騎士達に頭を深くさげられながら歩く


(…王女と言っても、私肉体的には1歳の子供だからやめて欲しい…)


流石に慣れない私は私を抱いて移動してもらってるナイアの肩に顔をうめる


そんな、慣れなくてちょっと恥ずかしい思いをしながら執務室の扉の前についたので


「おとうちゃま!フィーでしゅ」


と、扉越しに呼びかける

すると中からドタバタと慌ただしい音が聞こえる


(どうしたのかしら…?)



待っていれば扉がもの凄い勢いで開きお父様がナイアに抱かれてる私に腕を伸ばしナイアから私を奪い取って抱きしめる



「あぁ…私の天使!愛しの娘が自ら私に会いに来てくれるなんて。おとうちゃまは嬉しいぞ!フィー!!」



そう私を抱きしめながら頬を擦り寄せてくるお父様



(1歳児の肌はデリケートだから優しくして欲しいわ…)



心の中でため息していると


「陛下、愛娘が会いに来てくれて嬉しくて浮かれてしまうのは分かりましが慌てないでください。おかげで書類が床に散らかっています」


「むぅ、オリス。お前は私の母親か?慌てて思わず書類が手から滑り落ちて床に散らかってしまったことは謝ろう。すまなかった。だが、お前も見ろこの私の天使のフィーを!!慌てて早く抱きしめに行きたくなる程の可愛さを!!」


「はいはい、確かにモルフィー様は愛くるしい容姿でまるで天使なのは認めます。でも宰相ーー陛下の右腕としてはちゃんと叱らないといけないのです」


(お父様…)



残念なものを見るような目でお父様を見ながらその男の人…オリスさんに同情する



「おりすしゃん、いつもおとうちゃまのみぎうでとしてささえてくれありがとうごちゃいましゅ。」



「フィー…なんて、お父様想いなんだ!!可愛すぎるぞ!!」



(だから、頬擦りが激しいのですお父様…)



「これはこれは、有り難き言葉でございます。申し遅れました、陛下の右腕であり宰相のオリス・モルヴォと申します。陛下から聞いていましたが幼いのに落ち着いてらっしゃる…王女として素晴らしいですね」



キラキラとした眼差しを向けられて小さく「うっ」と声を漏らす。この歳でこんなに落ち着いてあんなこと言える子供はいないだろう…多分。いいや、恋愛対象者がいたか。でも、こんなに落ち着いてられるのは当たり前だろう



(なんだって、私中身は23歳ですから…)



「ちなみに、オリスの爵位は伯爵で古くから王族の手足となっている家系だ。かなり優秀だからフィー…王女として困った時は頼るんだぞ」


(お父様、仕事の時はしっかりしてるのね…助言も真面目だし流石国王ーー)


そう思っていたがニヤニヤとこちらを見てくるお父様はやはり国王よりも娘頭脳過ぎる父親だ






しかし、私はこの時思いもしなかった。

この宰相のオリスさんがそう遠くないうちに私の()()()()()()()()になることをーー

登場人物紹介で紹介してるキャラは出番が多くメインのキャラが多いのでたまに、登場人物で紹介してないキャラクターが出てくるので把握お願いします

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