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第1話 自分の正体

「モルフィー、あぁ、私達の愛しの娘モルフィー」


意識がはっきりしない中、誰かを愛しそうに呼ぶ女性の声が聞こえる

そしてこの暖かなぬくもり…何故か落ち着く


(ここは、どこ??)


目を見開いて1番最初に見たのは


「あら、王妃様!!

モルフィー様が目を見開いて見てますよ!!」


「本当だわ、なんて可愛いらしいのかしら」


そこにはベビーピンク色の髪、綺麗な金色の瞳を持つ絶世の美女とも言えるほどの女性が私の顔を覗き込むようにみていた

その隣にはその女性より年上だろうか?

メイドみたいな服をきた茶色髪に茶色の目をした女性がいた


体を動かそうとして手を見れば


(何これ、手が小さい…

てか、私赤ちゃんになってない?!)


まさかのまさかの転生というものをしてしまったらしい…しかし、前世の記憶で覚えてるのは日本という国の23歳で社会人だったということ

どうやって死んだのか、いつ死んだのかすら覚えてない


(しかも、モルフィーって呼んでたよね私の事…聞き覚えがあるような…んん)


「なんか難しい顔してるわね…、しかしこの魔族の王族にしか受け継がれないボビーレッド色の瞳とミルキーホワイト色の髪。あなたの父エヴィ様にそっくりだわ」


「これは、陛下も大喜びでしょう」


(ん?魔族?ボビーレッド色の瞳?)


どういうことだろう、日本でもなければ外国でもない。しかも、魔族ということここは異世界なのだろう

しかし、この魔族やボビーレッド色の瞳というキーワードもどこかで聞き覚えがある。


その時ふと前世で読んでた小説を思い出した

その小説のタイトルは「禁断の恋~種族を超えた戦いの故に~」略して禁族

その小説の中で魔族の王族にしか受け継がれない瞳の色…ボビーレッド色…確か魔族の住む国アレテー国の国王の名前はーーエヴィニス・ロード

そして、その娘…王女のモルフィー・ロード…


(ん?まさか…私…)


「おぎゃゃゃぁぁ?!?!((禁族の()()()()いわゆる()()()()…モルフィーに転生した?!?!」



どうやら、転生先は()()のようです。

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