表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鬱病の家族  作者: Muuma
1/1

幸せはない。

私の母は鬱病です。


母の鬱病が酷くなり始めて、家族内がギクシャクし始めたのが私が小学生低学年の頃。

今から20年前程になります。


母は高飛車で明るく気が強い女性でした。

そんな少し生意気な母に惚れた寡黙な父。

その間に生まれたのが、男勝りで強気な私、内気で大人しい弟。


私たちは四人家族です。


私達兄弟が幼稚園に通っていた時期は母に育てられたと言うよりは、祖父母に育てられた様な記憶がありますし、母も祖父母に任せていたと言っていました。


母は週末は友達と飲みに出かけ、朝帰りをし「お腹すいた」と起こすと怒鳴られて凄く怖かったので近所に住む祖父母がお世話をしてくれていました。

母の鬱病が出始めたのがこの頃からだそうです。


私達兄弟は両親がとても怖く祖父母が、とても好きでした。

両親は私達兄弟にとても酷い体罰ばかりしてきて、小さい頃の思い出はいい思い出がないです。


悪い事をすれば叱られるのは当然ですが長い定規で背中を叩かれ、小さい背中が痣だらけで(なんでこんなに背中が黒くなっちゃったの?死ぬの?怖い。)と声も出せず泣いていました。


寒い冬に外に放り出され、暗く寒い外で寒さと怖さに震えていた事もあります。

「声を出したら森に行って木に括り付けて犬達に食い殺してもらうからな。」

と言われていたので黙って家に入れてもらうのを耐えるしかありませんでした。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ