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けんけんぱっ

作者: 夏川逢樹

       もう恋は出来ないなんて思った中二の終わり…



   それから、高一の今まで本当に恋なんてしなかった。


   でも、やっとまたあたしに恋する気持ちを思い出させてくれた。

 

   あなたは、そっけなくて、無愛想なこんなあたしに話しかけてくれた。


    



   席替えであなたがあたしの前にきた…。


   びっくりしたよ?


   でも、あなたはみんなに優しくて…ちょっと心配。


   でもね、あなたはあたしのことを見ていてくれる、


   だからね、もう恋できないとか言わないよ。



   あたしはあなたの事、まだ半分も知らなくっても、それでも


   「恋」ってことはほんとうだから。


   


    あなたの後ろの席でうれしいよ。


   

   あたしはね、へらへら笑っているんじゃないの。


   緊張しちゃって、あなたに話しかけられると、



   つい笑顔になっちゃうの。


   でもね、あなたに彼女がいるって噂…聞いちゃった…。


 



   傷つくよ。


   いやだよ。

   

   嘘であってよ。




   聞けばいいのに、怖いんだ。



   もし、本当だったらって…。


   あたしの気持ち、バレたらって…。



   だからあなたと少しでも沢山話すしかできないんだ。



   臆病だな…。

   

   人の事だと話しなぁとか、メールしなって言うくせに…。




   


   今日、あなたに告白します。


   もう待たないよ。

  

   だってあなたはモテるから。


   とられたくないよ、独り占めしたいんだよ。


   こんなこと思うなんて、変かな?


   キモいかな?



   もうただ好きでいるだけの自分はやめるね。



    そろそろ自分からほしい物は欲しいって言うよ。



   がまんしてるだけなら、恋なんかじゃないと思うから。




   結果は気になるけど、でも、思いが伝わればって希望があるよ。







   

   



   あれからね、






   あたしはあの人の後ろから、隣っていう、たった一つのばしょに変ったよ…。 

  

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