表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
イートニャン  作者: 坂本龍馬♀
―サルガッソ―
96/273

グレイブヤード -総集編-


北米大陸とアフリカ大陸の

間にある海域サルガッソ――


挿絵(By みてみん)


大西洋では最も透明度が

高いとされる海である。


その反面、船舶の遭難事故が多発している

墓場グレイブヤードとしての伝説をもつ。


そんな魔の領域のはるか深淵に、

異形の姿をした黒い影が

結界を作り鎮座していた――



「……久しいな。

お前が訪れるとは」



「ここへ来たのは他でもない。

キミの能力サイコメトリーで例の

『バカ博士一味』のデータを

再び検索にかけてほしい」



突如、結界内に出現した

仮面の騎士がそう言うと、

影は騎士の手から思念をうけとり、


記憶から読み取った『一味』の

映像情報を解析し簡易的に語りはじめる。





■イートニャン……

いにしえの時代に、

ヘルメスが研究した悪魔喰デモンイーター


2018年にヴァカ博士の体に宿り、

自らをイートニャンと名乗る。


タイムマシーンと食器まけんを使う。





■八百比丘尼……

イートニャンを操る

千年を生きる魔女。


美国八百子として

ウェールズの魔術組織に所属し


現代で増えすぎてしまった悪魔達を

過去の世界で72匹始末する事で、


その眷属ごと間接的に

全時空パラレルワールドから消し去るという

ヘルメスの呪術『ゴエティア』を持つ。





■悟空……

イートニャンをも超える

運動神経をもつ猿の妖怪。


かつての師、

玄奘法師の意志を引き継ぎ、

悪魔討伐の旅に参加している。


禁忌の魔導書の1つ

『ルルイエ異本』の現所持者。





■ホムンクルス……

天才発明家ファウストが

作り出した小さな妖精。


博学であり、驚異的な

瞬間記憶能力と視力を持つ。


ヘルメスの秘術の1つ

『ヘルメス文書』の現所持者。





■ドラクル……

悪魔と対立する黄金の吸血鬼にして、

ヘルメスが存在した時代よりも、

はるか前から悠久の刻を生きる者。


奪われた秘伝書の1つ

『ネクロノミコン』を取り戻す事で、

吸血鬼としての様々な弱点を克服し

完全体の大魔王へと昇華する。





■フェノメノン……

UNKNOWN...





「何者だコイツは?

フェノメノンなる人物は存在せん」



「仲間の声に耳を傾ける

フェーズだと思ったんだけど、

キミの能力でも弾かれるか」



「弾かれるだと?

お前は『神』とでも

戦っているというのか」



黒い影が腕組みをすると

仮面の騎士が腰に下げた剣を

鞘から抜きはじめる。



「ククク……

『神』が描いたシナリオならば、

とっくに全滅しているんじゃないの?


つまり『神』など、

いやしないんだよ。


しかし、内通者がいるとすれば

キミが裏切った可能性も

無いわけではない。


僕の『本当の正体』を

知っている者はキミを含め

極めて限られているのだから」



仮面の騎士が剣の切っ先を

影に向け不敵な笑みを浮かべると、

再び剣をゆっくり鞘へしまい込む。



「トンビは、タカを産みはしない。

が、バカを産みだす事はできる。

お前が相手をしているそのバカ博士は

『神』の異名で呼ばれている事実を、

ゆめゆめ忘れぬ事だな」



透き通る、それでいて、

はるか深淵の暗闇の海溝で


二人の声が静かに

結界内で木霊こだまするのであった――




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ