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イートニャン  作者: 坂本龍馬♀
―京都―
268/273

明治


書の奪還から数年後、

日本の元号は慶応から明治に変わり、

時代と共にあらゆるものが著しく

発展し解き放たれていった。



プロトゴエティアの研究も

爆速で進んで行ったことは

いうまでもない。


組織の研究者たちは72の悪魔が

どこに居るかを察知する

次なる秘伝書の開発に成功。


この秘伝書は私に託されのちに

『ゴエティア』と呼ばれることになる。


そして長らく組織の念願だった

悪魔そのものを食らい完全に消滅させる、

『デモンイーター』を完成させる

道しるべが付いた。


私はその功績から組織の本拠地

ウェールズへの栄転が決まり、

長年住み慣れた日本を

後にすることになる。



「万次郎、達者でね……」



英国行きの蒸気船が停泊する港で、

私は別れの時を過ごしていた。



「……俺が死んだ後も

デモンイーターの研究は進む。

何年先か分からねえが、

その成果をお前が手にするんだ」



船の汽笛が鳴る。


港を離れ、見送る

万次郎の姿が小さくなり、


やがて生まれ故郷の日本が

水平線の果てへと消えていく。


私は不思議と郷愁(きょうしゅう)は感じなかった。

また時が経てば故国を

訪ねる日も来ようという

確信があったからなのか?

それとも————



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