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イートニャン  作者: 坂本龍馬♀
―ファルザード―
257/273

狼煙 -在-



「ゴミィ先生、メサイア博士が!」



時を同じくして医務室では、

血まみれになり、もつれあいながら

八百とメサイアがお互いに息も

絶え絶えに床にへたり込んでいた。



「……気休めは要らん、どうだ?」


「手遅れだよ」



意識を取り戻したメサイアが

ゴミィに向かって声を絞り出すと、

昨夜ドラクルとの出来事を思い出す。



『ハレルヤ達と共に祝杯を

挙げる事は出来なかったな』



後悔の念で夕暮れ時の窓をのぞくと、

雲海の中に白と黒の無機質な点をとらえる。


ハレルヤのアルブスと

イートニャン、アリスのニゲルが

今まさにファルザードに向かって

飛ぶ姿がメサイアの瞳に移った。



『来世があるというならば、

もう一度彼らと会ってみたいものだ————』



「博士!」



すでに冷たくなった

メサイアを八百がゆすると

ゴミィが、メサイアのまぶた

そっと閉じてみせる。



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