表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
イートニャン  作者: 坂本龍馬♀
―エンデルーン―
211/273

二刀流



「……見えてきたぜ」



悟空はユティの斧を

目で追って行くうちに、

自分がなぜターヒルに手も足も

出ないままに敗れたかを直感する。


一見、石斧をデタラメに

振り回しているように見えるが

悟空はその技を食らい続ける事で、

そうではない事を理解する。


ユティは二つの斧を上下交互に

円を描く様に腕を回していた。


そんな派手な斧刃に惑わされず、

悟空の研ぎ澄まされた動体視力は、

ある一点を目ざとく捉える。



「ここだ!」



ユティのリズムに合わせ

斧刃の間隙を槍で突き、

手元から石斧を弾き飛ばす。



「ありゃ!?

参ったねぇ~」



回転し地面に突き刺さった

二丁の石斧を見て、

ユティは両手を上げて降参する。



「……よし。

ようやくつかんだぞ」




『○月×日雨。

今日の晩飯:ラム肉入りのギョズレメ

(トルコ風クレープ)



ユティの野性が俺様の

野性の力を目覚めさせて

くれたのかもしれない。


おかげで二刀流の攻略が、

ものにできそうだ。


ターヒルも基本はユティと

同じ型をなぞっている気がする。


稽古で磨いた

相手の動きを見破る洞察力、

そして間合いの取り方、

攻撃を仕掛ける時のリズム、

この()()()()()……


それらを全て、

ぶつける時がきたぜ。


でもその前に、二刀流だの

何だのを抜きにしても、

決着をつけにゃあならない

相手がもう一人いる……


しかも、この世界じゃないと

実現できる機会は多分ねぇ。


俺様がどれだけ強くなったか

見極める意味でも絶好の相手だ。


明日の朝それを確かめてやるぜ』




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ