表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Be My Self  作者:
14/48

部活も決まった

「渡辺さんって何部だっけ?」

「文芸部だよ。岡崎さんまだ部活決めてないんだっけ?」

「そうなの…文芸部ってどんなことするの?」

「んー、小説書いたり、詩を書いたりかな。ずっと書いているわけじゃないけどね」

「そっかぁ」と返事をしてから考え込んでいた。

そろそろ決めないといけない時期に差し掛かっていたのだ。

ところがピンとくるものもなく困っていた状態だった。

美術部も考えたが、別に絵が好きで入ったわけではない。

雰囲気に惹かれて入っただけだ。

「よかったら文芸部見に来る?」

自分から行くと言い出せない内気な綾音は誘われるのを内心待っていたので

「うん」と返事をして七海と一緒に文芸部へ行った。

部員は全部で10人だった。

3年生が3人、2年生が5人、そして新入生の1年生が2人。

みんな仲が良く、和気あいあいとしているのが雰囲気で伝わってくる。

こういうのは大好きだ。

それに仲のいい七海もいる。

これだけで綾音が文芸部に入る理由は十分だ。

この日一日、文芸部にいてすぐにみんなと仲良くなれた。

どの部員もタイプは七海に似ている、つまり綾音に似ているのだ。

「あの…わたし文芸部に入ります」

そういうとみんなが喜んで綾音を迎え入れてくれた。

これで部活問題も解決し、どんどん新しい学校に馴染んでいった。

ところが家に帰ると新たな問題が発生した。


「なんで美術部なの!」

「しょうがないじゃん…智美が美術部入ろうってしつこく誘うんだもん」

まさか愛梨が美術部に入るとは思わなかった。

2人は双子のように見た目はそっくりだが、実は愛梨は運動神経がいいほうだから、

絶対に運動部に入ると思っていた。

美術部は綾音の知り合いがたくさんいるので、聞かれることは間違いない。

「山口さんとかわたしのこと言ってなかった?」

「言ってたよ。でも病気で遠くの施設にいるって言っておいた。それ以上のことはお母さんに言わないように言われてるって言ったら、もう聞いてこなかったよ」

それを聞いて少しだけ安心した。

そこへ和子が加わってくる。

「もういいじゃない。愛梨も余計なことは言わないって言っているんだし。それにどの部活に入るのも愛梨の自由でしょ」

それもそうだ。

愛梨を責めるのもかわいそうだと思ったのでこれ以上は言わないことにした。

「もういいけど…余計なことは絶対に言わないでよ!」

「わかってるって」

少し心配だが、愛梨を信用することにして、この話は終わりにした。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ