第1話
活動報告に書いた新しい作品です。
R15は保険的な考えです。
明るい性格の愛莉ちゃん。第1話デビューです。
ゆっくり書いていきます。よろしくお願いします。
早坂 愛莉 中学2年生。夏が近づいてきたある日の夕食中にお父さんが言いにくそうながらも、「愛莉、話したいことがある。」
夕食を食べる手が止まる。正面に座るお父さんを見る。
お父さんは私の目を見て「春に紹介した順子さんのこと覚えてるか?」
順子さんとはお父さんの再婚相手の名前。
お父さんは私が幼い頃からシングルファザーとして男手1つで育ててくれている。お仕事が忙しいのに私のことがあると時間を開けてくれる優しいお父さん。そんな父親と恋人になり再婚する人のことを忘れてはいない。
「順子さんのこと覚えてるよ?」
私がそう言うとお父さんは視線を動かしたあと「順子さんと再婚することになった。」私の目を見てそう言った。
「え?お父さんおめでとう!いつ?いつから順子さん家に来るの?」私の顔に笑みが出る。お父さんの幸せを素直に喜んだ。
だけど、お父さんはこう言った。「実は愛莉には悪いんだが、順子さんが愛莉との同居を嫌がっていてね、お父さんと親戚で話し合った結果、今年の秋からイトコの友和くんのところで愛莉を高校卒業まで預かってもらうことになったんだ。友和くんのお姉さんの美奈子ちゃんが結婚はして部屋が空いていることもあるから…。愛莉ごめんな。ふがいないお父さんを許してほしい。」
友和くんとは父方のイトコ美奈子ちゃんはそのお姉さん。美奈子ちゃんが最初に家の教育方針から中学卒業後に上京してこちらがわの高校、大学に進学した。友和くんも同じく。美奈子ちゃんは3人姉弟で末に弟の啓吾くんがいる。姉弟3人で暮らしていた。啓吾くんは高校2年生。
友和くんは私より8才年上。私は時々イトコの家にお父さんが出張の時にお泊まりしたり、勉強をみてもらったら、美奈子ちゃんや友和くんの彼女の真紀さんに料理など教えてもらっている。
ちなみにイトコの家は私が今 住んでいるマンションから近くて学校も同じ学区内。
「お父さん、謝らないでよ。お父さんと順子さんの幸せを私は望んでるんだよ?」テーブルから身をのりだしお父さんの手を握る。「私、友和くんの家でも良い子にちゃんとすごすよ。」
「愛莉、ありがとう。」
そう言ったお父さんの目には涙がうかんでいた。
年上のイトコが、「●●くん」呼びなのは、仲が良いからです。フレンドリーな家庭です。
私自身、親戚を「●●くん」呼びしたことがあまりないので、主人公にはそう呼ぶようにしました。
ゆっくり書いていきます。あたたかく見守ってもらえたら幸いです。よろしくお願いします。