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258 弱きものと、強きもの

そういえば、現段階のヒロインズで誰が一番人気あるんですかね?

集計とか取る気はないですが、気にはなる。

「……!」

「あれは、お前の仲間か?」

「――♪」



 森の中を進むこと数十分。目の前に、五体ほどのスライムの群れらしきものが現れた。スライムはどこか嬉しそうに跳ねると、その群れに近づいていった。

 群れのスライム達も、近づいてくるスライムに気がつくと、ピョンピョンと跳ねて出迎えていた。



「……行かないのですか?」

「むしろ、どうして行かなきゃいけないんだ?」

「どうしてって、それは……」

「スライム達にとって、俺達は敵だ。例え味方だと伝えられたところで、結局のところはなにも変わらない。だから、このままでいい」

「そう、ですか……」



 食料を分け与えているスライムを見ながら、俺はフェムに諭す。

 スライムは弱い。故に臆病で、警戒心が高い。だからこそ、今はなにもしないのが正しいのだ。

 と、暫くした後、スライムが群れと共にこちらに戻ってきた。



「……えっと、どうしたんだ?仲間まで引き連れてきて」

「……!」

「ふむ……どうやら、妾たちを信じて、ベヒモス退治についてくるつもりだそうじゃぞ。戦うことはできんが、せめて結末だけでも見守りたいそうじゃ」

「そうか……なら、引き続き案内を頼むぞ」

『……!』



 わかった!と言わんばかりに跳ねまくるスライム達。地図(マップ)的には、まだクレリオタウンの近く、といったところだ。

 そして、さらに進むこと数十分。急に、森の雰囲気が変化した。



「……ここからか」

「え?も、もしかして……」

「あぁ、ベヒモスの縄張りだ。メリア、頼む」

「ん……」

「お前ら、ここから先は危険だ。俺達が前に出るから、お前達は下がっていてくれ」

『……!』

「……見つけた。あっち」

「ユア、頼む」

「了解しました」



 メリアが、一際大きな反応を捕え、そこに、ユアが先行して偵察に向かう。そして、案内役として先行していたスライム達を、後衛の位置に置く。

 ユアを偵察に向かわせている間も、ゆっくりとはいえ俺達も前進する。恐らくだが、ベヒモスも俺達の気配には気がついているだろう。

 と、偵察を終えて、ユアが戻ってきた。



「ただいま戻りました」

「それで、どうだった?」

「どうやらベヒモスは、あくまでも私達を待ち構えるようです。その証拠に、ベヒモスは私に気づいていながらも、ずっと主様(マスター)のいる方角を見つめていました」

「そうか……わかった」



 ユアからの報告を受け、俺達は警戒しながらも、その歩みを早める。

 そうして進むこと五分程度、ついに、目的地である沼地に到着した。

 そして、沼地に到着した俺達を待ち構えていた存在もいた。

 三メートルはありそうな程の巨体。捻れ、見るだけで痛々しい刺のついた角。茶色に近い、黒い体毛に身を包んだモンスター、ベヒモスだ。



「グルルルゥ……!」

「……ベイシア」

「……無理じゃな。奴は興奮しておる。少し落ち着かせねば、妾の声は届かぬよ」

「わかった……行くぞ!」



 俺の言葉と同時に、アリス、イルミス、ガラル、ベイシアの四人が飛び出す。

 残ったメリア達は、フェムとスライム達を守るような体制を取る。



「グルァァァ!ガッ!?」

「っお!?やるじゃねぇ、かっ!」



 ベヒモスが、その巨体を持って突進攻撃を仕掛けてくる。あの突進に巻き込まれれば、ひとたまりもないだろう。

 だが、ガラルはベヒモスを真正面から受け止め、そのまま空中に放り投げた。


 ……いや、まぁ、うん。これは、ガラルがおかしいだけなんだが。



「ベイシア!」

「うむ!わかっておる!」



 ベヒモスが空中に投げ出されたのを見て、即座にベイシアが、糸をベヒモスと地上の間に張り巡らせる。

 強度と粘着性を高めた糸で、ベヒモスの動きを封じるのが狙いだ。

 だが、ベヒモスは空中で自由に動けないハズの体を捻ると、そのまま元に戻る勢いで体を回転させる。そしてそのまま、糸に向かって落下していった。

 糸は、確かにベヒモスを捕えた。しかし、ベヒモスの体は回転しており、絡み付きこそしたが、空中に捕えることはできず、地上に立つことを許してしまった。



「グボァァァァ!!!」

「すまぬご主人よ、捕えきれなかったのじゃ」

「いや、あれでベヒモスは動きにくくなった。それだけでも十分だ!」



 今度は俺とアリス、イルミスで仕掛ける。ベヒモスも負けじと、こちらに向かって迫ってくる。

 そして、衝突する寸前、アリスは右に、イルミスは上に、俺は左にそれぞれ飛び、ベヒモスの体当たりを回避する。



「「「はぁっ!」」」

「グァッガッ!?」



 体当たりを回避した俺達は、その勢いのまま、ベヒモスに攻撃を仕掛ける。

 勿論、ベヒモスは止まることも回避することもできず、両サイドからの波斬(スラッシュ)と飛槍、上空からのイルミスの拳を受けた。

 イルミスに叩きつけられたベヒモスは、勢いそのままに地面を滑る。そしてその先には、ガラルが待ち構えていた。



「歯ぁ……食いしばれやぁぁぁっ!!」

「ブッ、ゴバァァッ!?」



 ガラルの拳が、地面を滑るベヒモスの顔面に直撃する。ベヒモスに勢いがあったため、ガラルも押し負けそうになったが、そこはガラル。根性を見せつけ、そこそこ押し返されただけで済んだ。

 ……うん、俺には無理だな。

 ガラルの拳は、ベヒモスの体に多大な衝撃を与えた。巨体と勢い故に、吹き飛ばされはしなかったものの、逆にそれが衝撃を体に止めることとなり、ベヒモスの体の一部が裂け、そこから血が吹き出した。



「ガバッ、ガッ……!」

「ってぇー、やるじゃねぇかお前。そぉらもういっちょぉ!」

「ブゥォガハッ!?」



 ようやく停止したベヒモスとガラル。ベヒモスはかなりのダメージを負ったようだが、ガラルはなぜか、拳を少し痛めただけで済んでいた。

 そしてそのまま、追撃の拳がベヒモスを襲う。

 今度は止まっており、かつベヒモス側に回避も防ぐ時間も与えられていなかったため、ベヒモスはガラルの拳を受けて吹っ飛んだ。

 ……うん、普通じゃあり得ないよな。


 吹き飛ばされたベヒモスは、地面に何度か叩きつけられた後、沼に入るギリギリの位置で止まった。

 よく見ると、片方の角が折れているのがわかる。



「イルミス」

「はい。〝威圧〟」

「グガッ!?」



 ベヒモスが弱った所で、イルミスが威圧を放つ。圧倒的強者であるドラゴン(イルミスガルド)の圧を受け、強者であるハズのベヒモスの体が、ガクガクと震え始めた。



「ベヒモスよ、お主がここを選んだことは構わぬ。じゃが、だからといって、他のものを追い出すことは許されることではない」

「グ、グルゥゥゥ……」

「お主が本当に強者であるなら、弱きものの気持ちも考えるのじゃ。彼らは、この場所で生きておる。お主は、それを独占するつもりか?」

「グ、ガァ……」

「分かったのなら、大人しくするのじゃ。お主は偉大な存在になるのだろう?ならば、もっと慈悲深い心を持つのじゃ。よいな?」

「グルゥ……」



 ベイシアの言葉を受け、ベヒモスが大人しくなる。その様子を見て、俺達は武器を下ろした。

 そんな中、俺達の元に早足でフェムが近づいてきた。少し震えているのは、恐らくイルミスの威圧が原因だろう。



「な、なんでベヒモスを倒さないんですか!?今ここで倒さなかったら、今後も被害が……」

「……少し、語弊があるみたいだな」

「……へ?」

「確かに、幼体のベヒモスは危険だ。だが、ベヒモスが住み着くこと自体が、悪いこととは限らないってことだけだ」

「ど、どういうことですか?」

「ベヒモスは、どこにでも住み着こうとする訳じゃない。ベヒモスが住み着くのは、魔力が貯まりやすい土地だ。そういった場所では、モンスターや異常事態が発生しやすい。だが、ベヒモスが住み着けば、その魔力はベヒモスに吸収され、一定を保つことができる」



 人間が常に呼吸をするのと同じように、ベヒモスは空気中に漂う魔力を吸収する。そのため、ベヒモスは魔力の貯まりやすい場所に向かう、本能のようなものがあるのだ。



「ベヒモスが魔力を吸収すれば、その周辺の魔力は一定となり、緑が豊かになる。だからこそ、ベヒモスを倒してはいけない。そういうわけだ」

「む、むぐぐ……」

「だがまぁ、これで心配が無くなるとは思ってないさ。だから……あった」

「それは……」

「ベヒモスの角。これを持って帰る」



 ベヒモスは倒さない。そのかわりに、俺はベヒモスの折れた角を手に取った。

 これをロンリーに見せれば、多少なりとも安心感は得られるハズだ。



「ベヒモス、お前は強い。だからこそ、こいつらを守って欲しい。できるか?」

「グルァァァ!」

「そうだ、それでいい」



 ベヒモスが吠える。だがそれは、威嚇ではない。この場所に住み、スライムや他の生物を守っていく、その誓いの咆哮だ。

 それを聞いた俺はしゃがみ、足元によってきていたスライム達に向けて話しかけた。



「お前達も、これからはベヒモスと仲良くするんだぞ?でないと、また追い出されるかもしれないからな」

『!』

「うぉっと、お礼のつもりか?別にいいって、な?……ちょっ、わかった!わかったから!」



 すり寄ってくるスライム達に、思わずたじろんでしまう。

 別に俺達は、なにかを成し遂げたわけではない。だがそれでも、スライム達にとっては、住処を取り戻してくれた恩人に見えたのだろう。



 *



「……なるほど。ならば、その沼地には近づかないよう、住民に言った方が良さそうだな」

「あぁ。成体になるまでは時間がかかるし、万が一のこともあり得るからな」



 クレリオタウンに戻った俺達は、待っていたロンリーに顛末を伝えた。

 ロンリーは、フェム同様にベヒモスを倒さなかったことに疑問を抱いていたが、俺の話を聞いて、どこか諦めたような、納得したような顔を見せた。



「だがまぁ、食い逃げ事件を解決できなかったことに変わらない。だから……」

「っ、これは……!?」

「ベヒモスの角、それと金貨二枚。これを賠償として町長に支払おう」



 実際、食い逃げを起こしたスライムは勿論、元凶となったベヒモスも、俺達は倒さなかった。

 故に「食い逃げ事件の解決」の依頼は、事実上失敗している。そのため、俺には依頼失敗の賠償を払う責任があるのだ。

 だがロンリーは、それを受け取ろうとしなかった。



「いや、確かに依頼には沿わない結果になったかもしれない。だが、それは君たちなりに考えてのことだったんだろう?ならば、わたしはそれを受けとる理由はない」

「だとしても、だ。結局のところ、ここに住んでいる人々の不安を消せた訳じゃない。誰かがその不安を祓わなければ、常に他の誰かが不安の対象にされる。それなら、その役目を俺達が引き受ける。これは、そのためのものだ」

「……君たちは、それでいいのかい?」

「あぁ」

「……わかった。わたしの敗けだ」



 ロンリーは肩をすくめると、ベヒモスの角と金貨を受け取った。

 嫌われ役を演じる。それは、簡単にできることじゃない。だが、俺達は必ずそうなる。デュートライゼルに着いたあの日から、その結末からは逃れられなくなっている。

 だからこの程度、大したことはない。



「……ところでケイン君。一ついいかな?」

「なんだ?」

「その子は、どうするつもりなんだい?」

「その子?」



 ロンリーが視線を向けたのは、俺の足元。俺は、ロンリーに釣られるように、自分の足元を見た。

 そこには、水色で半透明な体をした、丸い生物が……って



「……お前、どうしてここに?」

「!」

「え?ちょっ、なっ……」

「♪」

「うおっ!?」



 俺の足元にいたのはスライム――それも、食い逃げを起こしていた、変異スライムだ。

 スライムは、自身の存在に俺が気づいたと同時に跳び跳ねると、俺の肩に着地した。そして、なぜか俺の頬にすり寄ってきたのだ。



「ふむ……どうやら、ご主人に懐いたようじゃな」

「懐いたって……んな馬鹿な……」

「妾は嘘をついておらぬぞ?事実、そのスライムからは、ご主人に対する好意を感じられるしの」

「……そうなのか?」

「♪」



 俺はスライムに聞いてみると、スライムは肯定するかのように頬擦りをしてくる。なんというか、愛らしい行動である。

 俺は、肩に乗っているスライムを優しく掴む。スライムは抵抗せず、ただプルプルとしていた。



「俺と、一緒に来る気はあるか?」

「……!~♪」

「そうか……わかった」



 俺は、スライムを地面に置く。そして、掌をスライムに向け、魔力を込めて言葉を紡ぐ準備を始める。



「あの、今なにをしようとしているんですか?」

「こいつと従魔契約をする」

「……へ?」



 そういえば、人前で従魔契約をしたことはなかったな。まぁ、別に隠しているわけでもないし問題ない。

 とりあえず、このスライムの名前はどうしようか。スライムに性別の概念があるのかは不明だし、どちらかだったとしてもいい名前を……よし。



『我、汝と契約を結ぶ』


『汝は、我の盾となり矛となり、その命果てるまで、我の一部として力を振るえ』


『故に汝の魂に、この名を刻む』


『汝の名は――ルシア』


「!」



 その名を伝えた時、スライムはどこか嬉しそうに体を伸ばす。言葉こそ介していないものの、魔力が繋がった感触が、俺の元に届いた。

 ただ、魔力が繋がったということは……



「……!?」

「なっ!?ど、どうしたんですか!?」

「そんな心配せんでもいいっしょ。ケーヤクってのは、こーゆーもんだし」

「で、ですが!」

「んまっ、見とけばわかるっしょ。ほら」

「……!!!!」



 苦しい、と言わんばかりに、丸っこい形を崩すスライム。それを見た二人はうろたえるが、ライアーが軽く諭す。

 そして、スライムの体から、小さな魔石が飛び出してきた。



「……よし、契約完了。これからよろしくな、ルシア」



 俺はスライム―いや、ルシアに手を伸ばす。

 魔石を吐き出したルシアは、ピョンッと跳ねると、俺の差し出した手に乗っかった。



「♪」

「……あれ?」

「どうしたんですか?」

「いや……従魔契約を結んだから、ルシアも話せるようになるかと思ったんだが……」

「?」

「ナーゼ、一応確認してくれるか?」

「いいよ、任せておいて」



 ナーゼが、ルシアに対して解析(アナライズ)を使う。ルシアは見られている感触がくすぐったかったのか、体を少し震わせた。



「えっと……擬態、自己再生、言語理解、それと暴食(グラトニー)だね」

暴食(グラトニー)?あぁ、ライアーの言葉遊びみたいなものか」

「多分、そうなんじゃないかな?」

「とりあえず、それは後にして……どうして会話ができないんだ?」



 先程ナーゼから伝えられたルシアが持つスキルの中に、ソルシネアも手にした、意志疎通ができるようになる言語理解のスキルがあった。

 だが、ルシアは一向に話そうとしない。どうしてだろうか?



「ケーちん、ちょいと思ったんだけどさ」

「なんだ?ライアー」

「擬態で人の姿になったら、ルーちんも話せるヨーになるんじゃないかなーって」

「……ルシア、できるか?」

「♪」



 ルシアは、俺の手から離れると、少し光を放ちながら、その体を変化させていく。

 少しばかり青白い髪に、透き通るような青い瞳。背丈はイブより少し小さく、かなり幼い印象を受ける姿へと変化した。



「……どうだ?ルシア」

「……う?」



 俺の問いに、ルシアが一言だけ呟く。

 ライアーの予想通り、ルシアはスライムの状態では話せないらしい。



「ルシア、自分の名前は?」

「ルー!」

「る、ルーって……じゃあ、俺のことは?」

「あー、うー、じ?」

「え、えーっと……これは……」

「……もしかしたら、うまく話せないのかもしれません。ルシアちゃんは元々、鳴くことも話すことができませんでしたし」

「あぁー……」



 ビシャヌの言葉に、思わず納得してしまう。

 そもそも、スライムは会話などしない。したとしても、スライム同士でだろう。

 だからこそ、突然言葉を話せるようになったとしても、それこそ赤子のような感じになってしまうのだろう。



「あーうーじ」

「うん?」

「……へへっ♪」

「ッ――!?」



 ルシアが俺を呼んだかと思えば、突然抱きついてくる。そして、無垢な笑みを浮かべながら笑った。

 ……ヤバい。これは、色んな意味でヤバい。もう、なんと表現すればいいのかわからない。

 ただ一つ言えるとすれば、それは……



『……可愛い』



 その一言だけだった。

これにて二十九章「勇敢な弱者」編完結です。


第二節も、残すところあと二章。三十二章からは、第三節へと突入する予定です。

それでは次回、三十章もよろしくお願いします。


……あ、次話は閑話です。



ルシア

種族:スライム (変異個体)

性別:不明 (どちらかと言えば雌寄り)

年齢:不明

スキル:擬態、自己再生、言語理解、暴食(グラトニー)


暴食の従魔。自由自在に体を変化させることができる擬態能力を持って産まれた。

また、再生能力も他のスライムより優れており、僅かに残された細胞一つからでも再生できる。


従魔になったことで言葉を話す術を会得したが、スライムの体でいることが長かったのと、これまで口を会話のために使ったことがなかったため、上手く喋ることができず、まるで赤子のような口調になってしまっている。

従魔軍の癒し担当だが、その可愛さに似合わない力を持っており、すでに人々のよく知るスライムとはかけ離れたモンスターとなっている。


※表記上、擬態と自己再生はスキルとして書いていますが、これらはルシアが持つ特性のようなものです。なので、スキルとは少しだけ異なる能力を持っている、と考えてもらえればいいです。

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