ただ待ち合わせるだけの話
短めな話です、さらにテキトーに読んでやって下さい
俺は待っていた、
昨日の
「家の下で待ち合わせ」
を守るために、
先輩が休日に時間を指定せずに待ち合わせるということは多分1時に来るのだろう…
もうそれは暗黙の了解だ、俺は時計を確認する、
12時56分…
そろそろ先輩も来るだろう
「…まだか…な?」
俺は辺りを見回した…
「あ、ごめんごめーん!」すると道路をはさんで向こう側に藤宮先輩はいた、
「いえいえ…」
俺は微笑んだ、
「ふふっ今行くねー!」
先輩は信号を無視して(ヨイコはやっちゃだめだぜ)こっちにやって来た、
「おまたせ〜」
「ダメですよ〜、信号無視しちゃ…
おしおきが必要ですか?」
「む〜、先輩にむかってその口の聞き方は何だ〜?」
「む〜じゃありません!」俺はパチンと先輩の尻を叩いた、
「いたっ…何するのよぉ」
「おしおきのお尻ぺんぺんですよ?」
「む〜!ちょーしに乗るなよぉ〜?」
「あれ?
もっとおしおきされたいんですか?」
俺は先輩の顔をのぞきこんだ、
「い…いやぁ…」
先輩はやたらと子供っぽい声で訴えた、
…正直これは激萌えだ…
「そんな目されると逆におしおきしたくなりますね」俺って破滅的なヘンタイだと今実感した…
「嫌だよぉ…痛いもん…」先輩は半ば涙目で俺を見た
「はは…ウソですよ、
自分そんなにヘンタイじゃありませんから…」
俺は苦笑いを浮かべながらそういってあげた、
「うぅ〜…弟塚君のいぢわるぅ…」
…かわいい…
この声が嫌いな人がいるなら是非会いたいものだ!
いや、本当にこの声は反則的なかわいさだな…
「ごめんなさい、ここまで真に受けちゃうとは思わなかったんで…」
俺は少し真剣な顔に戻し、そう話す…
「もぉ〜…
今度はあたしが弟塚君におしおきをしないとねっ!」
「え…いや、それはちょっと…」
ちょっとどころか絶対に御免だ!
「だ〜め、弟塚君、
こっちにお尻向けて?」
どうやら自分と同じ目にあわせたいらしい…
「いや…さすがに…」
「さすがにじゃないでしょ?早くしなさい!」
何か結構怖い目で怒鳴られた…
こーゆーとこがお母さんぽいっていってんだよな…
「早くしないとズボン下ろすよ?」
それはやめて!
というか俺強制ワイセツ罪かなんかで捕まるから!
「じゃあせめて…
来週の土曜に…」
とりあえずこんなところで叩かれるのは断る!
「う〜ん…ま、いっか!
来週覚悟しときなさい!
もし来週になってこれないとか言い出したらお尻ぺんぺんとかじゃすまないんだからね!」
「はいはい…」
行きますよ行きますとも…今から憂鬱だがね…
「じゃ、とりあえず行こっか!?」
「何処へですか?」
「決まってないけど…
とりあえず歩こ!」
「あ〜、はい…」
これはまいどお決まりのパターンだ…
「ほらっ置いてくぞ〜」
「あ、はいは〜い…」
俺は先輩に向かって走り出した、
今日は晴れ晴れとしたいい天気だ…
良いことが起こると良いんだけどな…
「あ!弟塚君!
あたし今日お財布持ってないんだけど!」
…どうやらそれは無理らしい…
ついてない日になりそうだよまったく…
デートの内容はご自由に想像してください…すみません