俺の日常は非日常?
まず、お詫びをしないとならない…
前回作者が俺の名前を弟塚からいきなり木下と間違えてかいてしまい本当にすみませんでした!
いや、なぜこうなったかというとまずもともと俺の名前の候補に木下があってそれで(以下略)
とにかく本当にごめんなさい!
「おいで!弟塚君!」
お、先輩に呼ばれたんで…では!
「はい?何ですか?」
「ね〜ぇ、弟塚君?
あたしのことどう思ってるの?」
「…あの…意味が分かりません…」
「だ〜か〜ら、
あたしのことどう思ってるのぉ?」
ええぇぇぇ〜……
こーゆーときってどう答えれば良いのだろうか?
「…好きですけど」
とりあえず妥当な所を言ってみた、
「どういった意味で?」
「と言いますと?」
「友達としてとか…
恋人としてとか…」
そんな恥ずかしいコト言えるはずない、
それに第一…
「ここ…学校の廊下ですよ…?」
この人には羞恥心というものが無いのだろうか?
「そんなの関係ないでしょ!どうなの!?
はっきりなさい!」
あぁ…こうなると俺は言うことを聞くしかないな… 「…恋人として…」
…恥ずかしい
顔の火照りをこんなに感じることが出来る人間滅多にいないんじゃないかね…
「ほんと!」
すると先輩は俺に飛び付いてきた!
「うあぁ!」
俺はつい声を上げた、
周りが明らかに俺たちを見てる…
「や…やめてください…」恥ずかしいですから…。
「フフッ…あたしもだ〜い好きだよ…恋人としてね」…もう察してくれただろうか…そうだ…
先輩はちょっと恥ずかしい、若干浮いた人なのだ…。こーゆーとこも嫌いではないが…
やりすぎはいけない…
どんなことでも…な…?
「先程はお熱かったねぇ、恋人さん?」
イヤミっぽくこう言ってきたのは俺の友人、
「加川健一」、
「かがわけんいち」だ…
もう親友といっていいくらいの仲だろうな…
「まぁいいじゃん?
俺なんか生涯彼女なんて出来ないよなぁ…」
そんなことを言ってはいるが、健一は俺なんかよりずいぶん端正な顔立ちをしている、メガネをかけているが、そのメガネがまた渋い雰囲気を出している…
性格も俺みたいなオタクでもないしイイヤツだと思うんだけどなぁ…
「まぁなんとかなるさ」
俺は妥当な応えを返した、
「サンキュー、恩に着るよ〜…」
「へへっ…お、授業始まるぜ?」
「次は…
うあぁ〜歴史かよ、」
歴史の授業は先生の面白みがまったくないことで有名だ…
「はいはい、頑張って…」そう言ったその時、チャイムがなった…
放課後 部活動…
「弟塚く〜ん…」
俺に声をかけたのは吹奏楽部の数少ない男子部員の一人、
「新田秀作」先輩だ、読めるよな?
「にったしゅうさく」先輩だぞ?
「今日はまた派手にやってたね…」
新田先輩はちょっと控えめにそう言った、
「藤宮先輩がやってきたんであって自分がやったんじゃありません…」
「ハハハ…まぁドンマイ」ドンマイって…
なんかとにかく今日は茶化されるな…
ま、いいか…
その時急に背中に重みが!ズシッ…
「うぉっ!」
「弟塚く〜ん!」
どうやら藤宮先輩にのしかかられたらしい…
「今日は好きって言ってくれてありがと…」
ちょっと甘えるようにそう言ってくれた…
しかし俺は…
「ぐぐ…重い…」
カッ!
一瞬目の前が真っ白になり気が付くと俺はブッ飛んでいた…
殴られたな…俺…
「弟塚君!女の子にそんなこといっちゃだめでしょ!分かってるの!?」
また始まってしまった… 藤宮先輩の
「お説教」が…新田先輩はおもいっきり苦笑いをしていた…
「ガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミガミ…」
これが延々と続く…
「はい…すみませんでした…ごめんなさい…」
俺はただひたすら謝るしかない…
下手すりゃこの
「お説教」に
「おしおき」がついてしまうから…
出来ることなら説教だけで終わらしたい…
暴力は反対だ…。
「と言うわけだから…
今後は気をつけること…
分かった!?」
「は…はい…」
「よし、分かれば良いわ」やっと終わったらしい…
「じゃあ楽器出してきますんで…」
「はいは〜い…」
すっかり機嫌が治っているらしい…
いい性格だよな…まったく
俺と藤宮先輩はトロンボーンという楽器を吹いている分かるだろうか?
なんかスライドと呼ばれる部分を伸ばしたり縮めたりする楽器だ…
分からなかったら調べてくれ…
俺の日常の中でも楽器を吹いている時間は貴重だ…
中学に入るまでまったく音楽にたずさわっていない俺にとって、吹奏楽はかなり貴重な機会なわけだな…
先輩たちのところへ戻ると藤宮先輩は俺にウインクをしてきた…
多分帰りは一緒にの合図だろう…
俺はこくりとうなずくと、楽器を吹き出した…
藤宮先輩はこんなに俺にべったりだが…
告白をしたのは俺の方だ、
「好きです!」
とストレートにそれだけ言ったら、先輩は最初は驚いたようだがすぐ嬉しそうに表情をかえ、
「良いよ」
と言ったのだ…
あのときは本当に夢見心地だったな…
いくらか楽器を吹いていると部活の時間は終わった、説教食らったせいでずいぶんと短い…
とにかく今日は早く帰ることとしよう…
帰り道、日が延び、明るくなった夕方の道を藤宮先輩と二人で歩いていた、
「今日は嬉しかったなぁ」
「もうやめましょうよ…」俺たちはそんなどうでも良いような会話をしながら歩いていた…
二人で歩く帰り道は無情なほど速い…
「あ、あたしこっちだから…」
「あ、そっか…
じゃあまた…今日は金曜か…来週ですね」
「いや、また明日会おうよ、弟塚君の家の下で待ち合わせで!」
「え、あ…はい」
「じゃあ決まりッ!
じゃあまた明日〜!」
藤宮先輩は明るく手を振った、かわいい猫目にっこり微笑み、よりいっそうかわいさを増した、
コイツはもう反則だろ…
俺はペコリと頭を下げた…
いや、本当主人公の名前の間違いはすみませんでした…、書き直しを考えたのですが、これもネタにしちゃえ、と思い新次に謝って貰いました…、ご迷惑お掛けしました…