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一、虚門・鎌倉

 天空に紅い月が昇るとき、異界の侵略者が姿を現す。


 多くの寺社仏閣が軒を連ね、観光客がひっきりなしに訪れる街、古都・鎌倉。

 だが、その街は現実世界とは異なる顔を持っていた。無秩序に乱立した霊的建築物が生み出す歪みにより、各所に裏界への門“虚門(こと)”が存在する。危うい均衡が少しでも崩れれば、夜の鎌倉は、瞬く間に魑魅魍魎や物の怪の類が闊歩する混沌の街へと変貌する。鎌倉に社を構える陰陽師達は、この街をこう呼ぶ。「虚門・鎌倉」と。

 そんな鎌倉の街に、いつの頃からか流れる「紫陽花の頃に現れる幽霊」の噂。そして必ず肝試しと称して、とある夜の古道へと入る若者達。単なる噂のはずだったが、その古道に入った者達は行方不明となるか、無事帰ってこられても廃人となるか、そのいずれかの道を辿った.

 長年の噂の真相を突き止めるため、帰らずの古道へと入る君達。一人の女性との出会いをきっかけに、ひと夏の物語が始まる。


 紫陽花が赤く血染まる時、虚門が開き、夜空は紅い月と百鬼夜行で彩られる。

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