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イセカイノアリ  作者: 月美うどぅん
第一章 蟻の巣生活
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第5話 『鑑定』

「この水晶は別名『鑑定石』っていうんだぁ。これは一番グレードが低いものだから詳しくは見れないけどぉ、持っている技能スキルは分かるから大丈夫だよぉ〜。」



「まぁそんなことは置いといてぇ、早速視てみようかぁ。」



そういって先生は鑑定石をこちらに向けた。



「▼▶︎〜」



先生が呪文を唱えると、水晶の前の空中に透明な板が現れた。そこにはこう書かれていた。


Lv.3 名前 なし

種族 虫族(アリ族)

技能スキル  念話 怪力 瞬足



「念話以外にも2つかぁ。なかなかいいんじゃないかなぁ。」



怪力に瞬足…言葉通りなら力が強くなるスキルと、足が早くなるスキルだろう。



それにレベルが上がっているのは何故だろうか。ゲームではモンスターを倒すと経験値がたまってレベルが上がっていたが…。



「細かい説明は後にして…じゃあ他の子も見ていこうかぁ。1匹ずつこっちにきてねぇ。」





他の4匹の蟻の結果は、このようなものだった。



Lv.2 名前 なし 種族 虫族(アリ族)

技能スキル  念話 技巧



Lv.3 名前 なし 種族 虫族(アリ族)

技能スキル  念話 堅固



Lv.2 名前 なし 種族 虫族(アリ族)

技能スキル  念話 秀才



Lv.4 名前 なし 種族 虫族(アリ族)

技能スキル  念話 怪力 対虫



「ふむふむ、技巧に堅固、秀才、それに対虫かぁ。皆けっこう個性的だねぇ。」



「それじゃあ各スキルの説明をするねぇ。」



※例によって話し方のためカット



・各スキルの説明


怪力・・・力が約2倍になる


瞬足・・・速さが約2倍になる


堅固・・・防御が約2倍になる


技巧・・・物の扱いがうまくなる


秀才・・・頭が良くなりやすくなる。


対虫・・・虫族に対して強くなる。







つまり自分は普通の蟻よりも、大体2倍力が強く、素早いということだろう。



(レベルが蟻によって違うなのはどうしてだ?)



「レベルが上がる条件っていうのも色々あってねぇ。よくあるのはモンスターを倒した場合なんだけどぉ、別のことをしても少しずつ経験値は溜まっていくんだぁ。」



「キミたちの場合だとぉ、蜜玉を食べたこととかぁ、他の蟻と喧嘩してたから上がってるんだと思うよぉ。」




なるほど、つまり一番レベルが高い蟻は対虫のスキルを生かして、喧嘩を沢山したからレベルが上がったのだろう。




「さて、これからキミたちには、ここでレベルを上げていってもらうよぉ。大体レベル10くらいあればいいかなぁ。」




「あと念話でスラスラと話すことも覚えようかぁ。まだ、『瞬足』くん以外の念話は聞けてないからねぇ。」





「それじゃあ、がんばろぉ〜。」



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