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イセカイノアリ  作者: 月美うどぅん
第三章 迷いの森
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第41話 『不滅』

イルスと自分は国の門へと向けて移動していた。ファイアドッグの所に行くためだ。


その道中で,気になっていたことをイルスに聞いてみた。



「そういえばイルスに聞きたい事があるんだが…。」


「んー?どうしたのー?」


「魔物を倒した時に、『Lv20に到達。特殊能力アビリティ・酸術を習得』って言われたんだが…」


「もうLv20になったんだー!すごいねー!どんな魔物を倒したのー?」


「いや…まずは質問に答えてくれないか?」


「ごめんねー…えっとー、さっき転生神様に頼んだやつだと思うよー?そういうのあったほうがわかりやすいかなーって。」


「確かにそうかもな。」



「ちなみにアナウンスがあるのはー、Lvが10の倍数の時とか、技能スキルとか特殊能力アビリティを習得した時だよー。」


「Lvが上がった時に毎回じゃないんだな。」


「それも考えたんだけど、転生神様は難しいって言ってたよー。」


「そうか…。」







「ところで、どんな魔物を倒したのか教えてくれるー?」


「ああ、ファイアドッグの近くにまだ残っているはずだから、そこに行けば見られるぞ。」


「それじゃあ早く行こっかー。」






そうしてイルスと2匹でファイアドッグのいる、門の近くに移動した。


門では門番とファイアドッグがまた遊んでいた。




「あっレンさん、イルスさんと会えたみたいですね。」


「…またそんなに堂々と遊んでいていいのか?」


「はい、今はこの門を使うことはあまり無いですからね。」



「魔物はどこに?」


「場所は動かしてないので、その辺りにいると思いますよ。運ぼうとは思いましたが、重くて運べませんでした…。」


「へー、大きい魔物だったのー?」


「そうだな。見たらきっと驚くぞ。」


「これは期待が高まるね〜。」


「暇なので私たちも見に行きますね。」


『バウッ!』


「本当に仕事ないんだな…」







結局4匹で魔物を見に行くことになった。門に誰もいなくなるがそれでいいのだろうか?


何はともあれ魔物がいた場所に着いた。


蛇は…少し動かしたような跡があるが、ほとんど同じ場所にいるな。



「イルス、どうだ?」


「あの蛇が倒した魔物なのー?…本当に?」


「ファイアドッグと一緒になんとかな。」


「そうなんだー…でも…」 


「何か気になることでもあるのか?」



「うん…ちょっと話が変わるけどー、レンくんは7つの種族について知ってるよねー。」


「ああ、前に教えてもらったからな」


「それじゃあ蛇はどの種族に入ると思うー?」


「『鑑定』で見たから分かるぞ、『竜族』だよな。」


「うん、そうだよー。蛇とかの爬虫類は、この世界の中で最強の種族…『竜族』なんだよー。」


「最強…?」


「見たことのない魔物だと思いましたが、まさか竜だったなんて…」


「でも、倒せているからこの蛇は大したことないんじゃないか?レベルも4だったし…」



「レンくん『鑑定』したんだよねー?その時に何か変わったスキルはなかったー?」




「スキル…確か『不滅』みたいなのがあったような…」



「やっぱりー!それを見て気がつかなかったのー!?」


「ど、どうしたんだ?」


「もー………気をつけてー!…その魔物まだ生きてるー!!」




『やれやれ…』


「誰だ!」



『不用意に近づくのを待って、一気に全員殺るつもりでしたが…なかなか賢いのがいるようですね。』


「この蛇…じゃないねー。」


『ご名答。私は迷いの森からこの魔物を観察している者です。』




『まさかアリとイヌに倒されるとは思っていませんでしたが…』


『ですがコレは不滅、どんなに倒しても無傷で生き返ります。』



「それなら次は倒した後に解体したら…」



『ええ、復活できませんね。』



『ですが…今回は私が肉体を操ります。あなた方が倒したのは、獣も同然の本能に従うだけのモノなので、先程と同じようには行きませんよ…。』



「これは危険ですね…国に戻って援軍を呼んできます!」



『させません。風よ…その力を解き放ち…防壁となれ「**」!』



蛇が魔法を使うと、自分たちと蛇を囲むように風が発生した。これでは国に帰れないだろう。




「向こうは1匹だけどこっちは4匹…倒せるか…?」


「レンくんの新しい能力を使えば勝てるかなー…いやー…結構厳しいねー…」



『話はこれくらいにして…いきますよ?』


「今は戦うしかないか…行くぞ、▼◀︎『共鳴』!!」


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