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イセカイノアリ  作者: 月美うどぅん
第三章 迷いの森
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第35話 撤退


魔族を追いかけて迷いの森に入り、ついに魔族を見つけた。

そして、その魔族は大量の魔物を操ってこちらと戦いになった。


しかし、その際にナオが怪我をしてしまったので、今は一旦引くことにした。




「ところでナオの怪我は魔法で治せるのか?」


「うーん…これは難しいかなー。ちょっとした切り傷とかなら治せるんだけどねー。」


「だいぶ傷が深いもんな…」



ナオの右の羽は先の方が裂けており、決して軽い傷とは言えない。



「人間で例えたらー…手首から先が無いようなものだねー。」


「そんなにひどいのか…」


「スズメバチ族にとって、羽は生活に必要だからねー。」



確かに巣に入るのに羽は必要だ。羽がないと普段通りに暮らすこともできないだろう。



「でも、【虫神の加護】と『再生』があるおかげで、時間が経てば治りそうだよー。」


「そうなのか……ん?…『再生』?」


「うん、『再生』だよー。」



「何で持っていることが分かるんだ?」


「えー…もしかして忘れちゃったのー?『鑑定』だよー、『鑑定』ー。」



鑑定…そんなものもあったかもしれない。



「もしかしてレンくんってー、前世でそういう系の物語って見てなかったのかなー?」


「えっと…知識には無いな…」



「あー、やっぱりー…。『鑑定』はすごく便利な能力なんだよー?だって相手の情報が分かるからねー。」


「それじゃあもっと使った方がいいのか?」



「そうだねー。…でも、『鑑定』を使っている時は、他の魔法は使えないから気をつけてねー。」



「まずは、ナオちゃんに『鑑定』を使ってみたらー?」


「ああ、分かった…▼▶︎『鑑定』。」



どうして忘れていたのだろうか。その者の情報が分かるのなら、使っていても良かったはずなのでは……。


何はともあれ『鑑定』を使ったことで、ナオの能力が出てきた。




Lv25 ナオ

種族 スズメバチ族

技能スキル 

 再生 素直※

特殊能力アビリティ

 念話 針術

・称号(加護)

 【虫神の加護】【女王代理】




そしてそのまま自分やイルスにも使ってみた。



Lv19 レン

種族 アリ族

技能スキル 

 瞬足 怪力 連携 晩成

特殊能力アビリティ

 念話 鑑定 変身 光魔法

・称号(加護)

 【虫神の加護】【転生神の加護(小)】




Lv28 イルス

種族 天使

技能スキル 

 瞬足 居留守 晩成

特殊能力アビリティ

 念話 変身 鑑定 飛行 光魔法 

・称号(加護)

 【転生神の加護(大)】




「お、おお……ところで前はどの位だったんだ?」


「全然使ってないなら覚えてなくて当然だよねー。えっとねー…レンくんは大体Lv17で、私はLv27だったかなー?」


「そんなに上がっていないんだな…。」


「うーん…『晩成』の効果もあるだろうけどー、魔物とか倒したりしてないからねー。」



確かにこれまで遭遇したモンスター…ウィンドバード、ファイアドッグ、魔族が操っていた群れなど、一体も倒していない。



「なんか私にも『晩成』がついちゃってるんだよねー。」


「本当だ…。…ところで技能スキルの習得条件とかってあるのか?」


「Lv10毎に習得しやすいらしいよー、あとLvが上がった時にもまれに習得できるんだー。」



「へぇ……そうなのか。って少し話しすぎたな。早くナオを国に運ぶか。」


「うん、そうだねー。」















ナオがつけた目印…地面が溶けている部分を辿る。ナオが言っていた通り,時間が経っても毒の跡は消えていない。



「国に戻ってナオを届けた後はどうする?また魔族を追いかけるにしても、何か対策をしなければ…。」


「今はやめといたらー?」


「いや、この時間に考えておけばすぐにでも出発して…」


「集中してなきゃダメじゃないー?だってまだ森の中だもんー。また魔物が出てくるかもよー?」



確かにここはまだ危険な森の中であることには変わりない。少しの油断も命取りとなってしまうだろう。



「あと対策は少しは考えてあるからー、あとで時間がある時に話すねー。」

技能スキルの説明

再生・・・怪我が治るのが早くなる。


素直・・・本当のことを話すと信じられやすい。だが嘘はすぐにバレる。




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