幕間①(後編)
※セキ視点
「…ぐ……」
「ウゥ………」
「あ、2匹とも目が覚めたみたいだねぇ。」
「ここハ…?」
「僕の部屋だよぉ。イッキの訓練のせいで気絶しちゃったみたいだねぇ。大丈夫だったぁ?」
「…体が…動かない……」
「まだ疲れが残ってるみたいだねぇ。まあ、そのままでいいよぉ。」
「ありがトウございまス…。」
訓練終わりに先生の部屋に来るヨウ言われていマシタが、訓練のせいで気絶シテしまったヨウですね…
ソレでここに運ばれて来た、と。
トコロで、何を話すのデショウか。レンがイナイことに関係がアル気がしますが…
「それじゃあみんな揃ったねぇ。話を始めようかぁ。」
「…レンは……?」
「そう!そのレンくんのことなんだけどぉ…」
「ハイ、ここにはいないようデスが…」
「えっとぉ…レンくんはねぇ……旅、かなぁ。うん、そう、旅に出たんだよぉ!」
「旅ぃ?」
「ボク達に、何も言わずに、行くなんて、変じゃないですか?」
「こ、これも訓練の一種なんだよぉ。武者修行っみたいなぁ、そんな感じかなぁ。」
「…そうか……」
「そうデスか…」
…先生の態度が少しオカシイ気が……
何か隠してイルのでは……?
「まあ、今日はもう遅いし、部屋に帰って寝た方がいいよぉ。」
「…分かった……」
「おう。」
「わかり、ました。」
そうして他の3匹は自分の部屋に戻りマシタ。
シカシ…
「セキちゃんも戻っていいよぉ。」
「イエ……その…」
「どうしたのぉ?」
「レンのコト、何か知ってるんジャナイですか?本当はモット別の……」
※ハク視点
あちゃあ………疑われちゃったかぁ…
『秀才』に話すには、流石に内容がずさん過ぎたかぁ…
でも、どうしようかなぁ。セキちゃんだったら大丈夫だとも思うけどぉ…
よし、話しちゃおうかぁ。
(他の子には秘密にしてねぇ。)
(念話、デスカ…)
(うん、そうだよぉ。えっとぉ、実はねぇ…)
そうしてセキちゃんに、レンくんが女王に追放されて、巣の外に出されたことを話した。
(確かに、コレは教えられマセンね。特にボウには。)
(やっぱりセキちゃんもぉ?ボウくんならきっと女王に怒って、暴走しちゃうよねぇ…。)
(ソレは安易に想像デキますね…)
(…と、まあこんな所かなぁ。これでよかったぁ?)
(ハイ、アリがとうゴサイます。)
(それじゃあお休みぃ。)
(おヤスみなさい。では……)
ふぅ…自分の部屋に戻ったみたいだねぇ。セキちゃんなら黙っていてくれそうだから、良かったなぁ。
うん?また誰か来たみたいだねぇ。
「夜分にすまない。話したいことがあって来たのだ。」
あの姿は…レンくんを外に連れて行った妾さんの兵かなぁ。
「…妾さんの兵が何のようかなぁ?」
「今朝、あなたの生徒が1匹追放されたな。そのことについて話に来た。」
「…ふぅん。まあ聞くだけ聞いてあげるよぉ。」
「ありがたい。それで…その生徒なんだが……チョウ族か、アブラムシ族の所に行くよう言って置いた。」
「…それは…どうしてぇ?」
「我は彼が優秀である気がしてな。その能力をここで失うのは痛いと思ったのだ。」
「確かにそうだねぇ。…ってことは、そのどっちかにレンくんがいるって事ぉ?」
「ああ、"道に迷ってなければ"今頃ついているだろう。」
「そっかぁ、少し安心したよぉ。ところで君の名前はなんて言うのぉ?」
「…我が名はレッカ、誇り高きr…。いや、何でもない。とにかく、レッカだ。よろしく頼む。」
「…?…うん、よろしくねぇ。」
「それではもう遅いので失礼する。さらばだ。」
「あぁ…うん。じゃあねぇ…」
…思いがけないところから情報が得られたねぇ。
彼って何なんだろぉ?誇り高き……誇り高き…?
誇り高いっていうと…ってまさかそんな事はないかぁ。
うんうん、あり得ないよねぇ。
_人人人人人人人人人人人_
> 道に迷ってなければ <
 ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄




