表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
イセカイノアリ  作者: 月美うどぅん
第一章 蟻の巣生活
21/81

第19話 のじゃのじゃ




この巣を追放…?


突然のことで言葉も出なかった。




「ちょ、ちょっとぉ、突然何を言うのさぁ。それはあんまりだよぉ。」



「うるさいのじゃ!妾の言うことは絶対である!」



「兵達よ、連れていけ!」



「「「はっ!」」」



すると部屋の中に5匹の兵が入って来た。



体をその兵に押さえられた。そして部屋の外へと引きずられていく。



「くっ、はなせ!」



「問答無用!さっさと連れて行くのじゃ!」





「うーんどうしましょー。ここで助けてもいいんですけどー…」


(助けた方がいいー?)



(いや、いい。今は大人しく追放されることにする。)


(わかったよー)








そうしてそのまま巣の外へと出された。










「ではここまでだ。」


巣から少し離れたところで解放された。




「………………。」




「あの女王様に逆らうのは得策ではない。身の振り方を考えるべきであったな。」



1匹の兵にそう諭される。




「だが、その身1つで放つのはあまりに可哀想だ。そこで、君に数日分の蜜玉と薬草をやろう。」



「また、巣の外には多くの魔物がいて危険だ。そのため、まずはアブラムシ族かチョウ族の所に行くのがいいだろう。」




「どうしてそこまでしてくれるんだ?」




「我らはいわば女王の傀儡…その女王に逆らったのは君が初めてだ。君は大物になる予感がするのだ。」



「そうか…だがおまえはそのままでいいのか…?」




「この巣で生きていくには仕方ないこと…今はもうこの生活に慣れてしまった…」


「っと、少し話しすぎたな、すまない。そろそろここを離れた方が良い。女王に怪しまれる。」




「ああ……あと、さいごにあなたのなまえをききたいのだが…」




「我の名前など覚えておく必要はないが…」



「それでもいい。」



「……そうか。ならば答えよう。我が名はレッカ。誇り高きr………いや、何でもない。」




「…?」



「いいから早くいけ。君に幸運があることを祈っている。」




「ありがとう、そちらも元気で過ごしてくれ。」




そうしてアリの巣を離れる。


去った後にレッカがつぶやいた言葉には全く気づいていなかった。











「君ならば……いつか…………」


















アリの巣からだいぶ移動した気がする。

この辺ならアリ達には気づかれないだろう。



(聞こえるか、転生神の使い。)



(聞こえてるよー今行くねー)



目の前に転生神の使いが現れる。




「本当に追放されちゃってよかったのー?」



(ああ、仲間に会えなくなるのは悲しいが…あのまま巣にいたら女王が何をしてくるか分からないからな…)



「それもそうだねー」



(ところで、お前には名前はないのか?いちいち転生神の使いとか、使いって呼ぶのはどうなんだ。)



「私は別にそれでもいいけどねー…でもそっかー…」





「それなら、『イルス』って呼んでほしいなー」



(なにか由来はあるのか?)



「アリ族をまねて、スキル名から名前を考えたんだよー」


「あっ、そうだ。あとこの世界に止まるためのステータスも作ったんだよー。よかったら見てもいいよー?」



(そうなのか、それじゃあ早速……)



鑑定!





Lv27

名前 イルス

種族 天使

技能スキル 

 念話 瞬足 

・特殊 技能スキル

 居留守 

特殊能力アビリティ

 変身 鑑定 飛行 光魔法 

・称号(加護)

 【転生神の加護(大)】






(『イルス』って『居留守』からかよ!)



「そうだよー。このスキルで転移魔法が使えて、居留守が簡単になるからーぴったりだと思うけどー?」



(そういう問題か…?)



「それ以外はちゃんとしてるから大丈夫だよー」




(ていうか、転生神の加護(大)って、俺の加護とは何か違うのか?)




「いやー?そんなに変わらないよー。しいて言えばー運がよりよくなるぐらいかなー。」




(はっきりしないな…)







「そういえばこの後はどうするのー?」



(ああ、この後はチョウ族の所に行こうと思う。せっかく兵士に教えてもらったからな。)



「おっけーそれじゃあ行こー」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ