第14話 7つの種族
前回のあらすじ
転生神の使いに世界にいる種族のことについて質問した。
「この世界には大きく分けて、7つの種族がいるのは知ってるー?」
(ああ。先生からそれは教わった。)
「そうなんだー7つの種族っていうのはわかるー?」
(えっと…確か、『虫族』『人族』『鳥族』『獣族』『魚族』『竜族』『魔族』だったか?)
「正解だよーすごいねー」
「そう、その7種族がいるんだけどーちょっと問題があってねー」
(問題?)
「うん、それぞれの種族には対応する神がいるんだけどー…その神同士の仲がすっごく悪いんだよねー」
「どのくらい悪いかと言うと、道ですれ違った時に思わず殴り合っちゃうくらいかなー………例え話だよー」
(それがこの世界とどう関係してくるんだ?)
「7種族はそれぞれの大陸にいるっていうのも知ってるよねー?」
「でも、もともとはいろんな種族が各大陸に住んでいたんだー」
「だから、実はファイアドッグは『獣族』なんだよー」
(あれが『獣族』?すぐ襲ってくるのにか?)
「ここで神同士の仲が悪いことに繋がるんだよー」
「神たちは気に入った種族を、それぞれの大陸に集めたんだけど….神たちは、他の神が気に入っている種族に目をつけたんだー」
「一応他の大陸にも別の種族はいて、普通に暮らしてたんだけどー」
「神たちが、別の大陸にいる自分たちの種族を『他の種族を襲う』ようにさせたんだよねー」
「だから、この虫族大陸にいる鳥とか獣は、虫族を襲うんだよー。反対に別の大陸の虫も、他の種族を襲ってるんだけどねー…」
(なるほど、じゃあ神同士で嫌がらせしあっているってことか?)
「うん、そんな感じだねー。良い表現だと思うよー」
(ところで、この後はどうするんだ?)
「うーん、とりあえず君にはみんなと合流してもらおうかなー。私は君以外に姿を見られるのは都合が悪いから、今日のところは帰るねー。」
(そうか、色々とありがとう。)
「うん、いいよいいよー。これからも何かあったら呼んでも良いよー。行けたらいくねー」
それは来ないやつでは……?
森から出てしばらくすると、チョウに乗って先生たちが飛んできた。
「ああぁ、レンくん!大丈夫だったぁ?」
(心配をかけてすみません)
(落としちゃってごめんね〜、怪我はない?)
(うん、大丈夫だ。そっちもウィンドバードの体当たりを受けていたが、無事だったか?)
(うん!もう大丈夫だよ〜)
その後、仲間達も話しかけて来た。
(レンは無事なようデスネ。)
(……………良かった………)
(レ、レンくんが…落ちちゃって…こ、怖かったです………本当に無事で良かったです……!)
(みんなありがとう。)
「ボウくんは何か言わなくて良いのかなぁ?結構焦っていたよねぇ?」
(うるせぇ!そ、そんなわけねぇだろ、心配なんか全くしてなかったぜ!)
「もう、素直じゃないなぁ〜。」
(ボウも心配してくれたのか?ありがとうな。)
(お、おう……って違う!してないって言ってんだろ!)
「それじゃあ、今日はもう帰ろうかぁ。リン達、アリの巣までよろしくねぇ。」
「はい、わかりました。では行きましょう。」
そうしてアリの巣へと帰り、チョウ達ともそこで別れた。
アリの巣に着く頃には空はすでに暗くなっていた。
「いやぁ、みんな今日は大変だったねぇ。もう今日は巣の中でゆっくりと休んでねぇ。」
「あと、明日はあんなことにも対応できるよう、ちょっと厳しめの訓練をするからねぇ。」
「それじゃあおやすみぃ〜」
そうして先生は先に巣の中に入っていく。
先生が巣に入っていく時、自分を一瞬見たような気がするが気のせいだろうか。




