表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/14

01.プロローグ

初投稿作品

ゆるゆる設定です。



沙紗(さしゃ)、そろそろ起きて朝御飯食べなー昼からDFWOやるんだろー?」

「……はーい」



兄の声で目を覚まし、眠気眼で時計を確認



まだ、DFWOの配信が開始される時間には、少し余裕がある様だ

早めに起こしてくれた兄に感謝し、兄の待つリビングに向かう……




「…(あに)様、おはよう起こしてくれてありがとう……」

「はい、おはよう……!DFWOの初期設定は、ちゃんとやった?」

「…やったよー?あとは、ゲームが始まったらセクシャルガード?の確認するぐらい……かな?」




兄の用意してくれた軽めの朝食を食べつつ、昨日までに設定しておいた初期設定の状態をデバイスで念の為、確認しておく。




「……うん、大丈夫だった」

「ふふっ……偉い偉い、セクシャルガードはちゃんとやるんだよ?沙紗は可愛いしお兄様は、すごーく心配です!……あっ、僕は設定から外しておいてね?」

「……(あに)様は、心配し過ぎ……はいはい」

「それじゃあ、幻想世界に遊びに行こうか~お姫様♡」



私を部屋へエスコートするように、腰に腕を回し

部屋に向かって歩いて行く。




「それじゃあ、沙紗……幻想世界を楽しんでね」

「うん、兄様も楽しんで」

「ありがとう、それじゃあね……僕のお姫様♡」




私の腰に回していた腕を離すと同時に、私の左手を持ち上げ手の甲に、ひとつキスを落とす。

兄のこういう所は、きっと父に似たのだろう……

兄に掴まれている手をスルリと外し、兄に手を軽く

振り部屋に入る。



部屋に戻り、軽くストレッチをして身体を伸ばす、

VRゲームをする前と後にする私の日課である



VR機器を付けベッドに横になり、スイッチを入れる

……さあ、私の冒険へ旅立ちましょう。




《おはようございます、現在時刻11:55分です。本日はいかがいたしますか?》




……DFWOを起動。




《DFWOの起動を確認……DFWOを開始します。》




…………?




ゲームが起動したと思い目を開けると、そこには白い空間……と、白く輝く人形が沢山居た……それもたくさん




……、なぜ?




……タイトル画面は?キャラメイク……は?




混乱する頭を、少しずつ落ち着かせる為に深呼吸をし、て……?



深呼吸をする為に腕を自分の胸元に寄せた、

その時、私の目に入ったものは、白い腕…… 




自分の姿をちゃんと確認してみると、白く輝く人形でした。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ