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【改稿中&リメイク構想中】明晰夢厨の異世界無双〜空想異世界を無双する俺は本物の異世界に転生させてもらったので全てを無双します!〜  作者: 雨波乃 碧天
第一章 戦闘修行とスキル修行

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第1話 ゴブリンは雑魚すぎる

10/5 この部分は他と比べて長かったので、分けました。

 ――そんな感じで、俺は転生したのだった。


 そして、目の前には魔獣がわらわら迫ってきている。

 どいつもこいつも身長は低く猫背で、イボが大量にある凸凹した焦げ茶の肌に、歪な短い角の生やした頭。見ているだけで嫌悪が沸き立ってくるほどに醜い。

 そして俺を睨むその目にはあからさまな敵意が込められている。



「キシャァァ!」 



 醜悪なバケモノが武器を高々と掲げて走ってくる。

 とりあえず、一番前にいる魔獣を――《鑑定》!!



――――――


 名称:ゴブリン

 種族:魔獣・亜人

 状態:平常

 Lv.3

 命力:30 魔力:5 腕力:50 知力:2 敏捷力:53 体力:43

 スキル

 剣術Ⅰ

 装備:折れた剣

 Tips:基本的に雑魚だが数が多く、大量で襲いかかってくると連携を取って攻撃してくるので危険度が増す。ランクはG。


――――――



「やはりか……。そうだと思ったよ」



 だって、ラノベとかに出てくるゴブリンそのまんまなんだもん。

 にしても雑魚だね。この雑魚と同じくらいの気配がアリの数ほどいる。まぁ、俺もレベル1だから言えないんだけどな。


 俺は右に《蒼穹剣》、左に《暁闇剣》を構え、スキル検証兼レベル上げ兼大量殺戮を始めた。


 まず右手の剣を中段に構え一番前の雑魚ゴブに首元目がけて横に薙ぎ払うと、赤紫っぽい血と思われる体液が噴水の如く吹き出す。

 さすが神武器、ゴブリンが雑魚すぎるだけかもしれないが、一撃で息の根を掻き切るれるとは威力が高そうだ。後続に続くゴブリンも左の剣による唐竹割りで斬り捨てる。


 俺のエクストラスキル《戦術王》のおかげだろうか、我流剣術なんかより無駄な動きとかがなく、流れるように剣を振れている感覚がある。身のこなしが非常に良くなっている!



「グギャァァ――」

「キシィィイ――」

「ギョギェェェェ――」



 ゴブリンの海の中で泳ぎ舞うように剣を振るい、無心でひたすら斬り捨てていった。斬るたびに吹き出す赤紫色の体液が大地を濡らしていた。頭部だけになったものや胴体泣き別れになったもの、そして脳天唐竹割りにされ脳みそをぶちまけてしまったものといった具合の、酷い死骸が大量に転がっているという地獄絵図。

 いやマジでグロい。SNSにモザイクかけないで流したら、垢BANされちゃうのが容易に想像できるなコレ。


 結構殺したがまだまだ大量になだれ込んでくるゴブリンの波を見てため息をついた。


 その後もただ作業ゲーのようにどんどんと斬り捨てていき、約50体以上倒したところだった。



 《Information:スカイ・インフィニティのレベルが1上がりました。》

 《Information:蒼穹剣・レインカルナティオ、暁闇剣・マジックテイカーのグロースレベルが1上がりました。》



 おぉやったぞ!レベル1上がったぞ! この世界来てから初レベルアップ!

 だが、《グロース》レベルっとはなんぞや。どっかで見覚えがあるような無いような、あぁ確か――



「ギョギョ!」

「うげぇキショッ!?」



 突然の精神を逆撫でるようなウザい鳴き声に体を大きく震わせた直後、反射的に右の剣で右側を雑に薙ぎ払うとゴブリンの頸が向こうへ飛んでいった。

 危ない危ない。数万を超える魔獣がいる戦場でよそ見するのは危険だな。


 ……というわけで、効率的に数を減らせるように魔法を使ってみよう。

 レベルⅠ火魔法《ファイアボール》のイメージが、頭に浮かんでくる。



「――ファイアボール!」



 唱えた直後、俺の右手に朱色の魔法陣が現れた。バスケットボールくらいの真っ赤に燃え盛る火炎弾が打ち出されると、見事ゴブリンの頭を爆散させた。 

 レベルⅠでこの威力か、結構強いな。

 

 次は、今残っている魔力の半分を込めてみよう。なんだか威力上がりそうだし。


 俺は、左右から近づいてくるゴブリンから、少し距離を取って放った。



「――ファイアボール!」



 今度は、大玉ころがしで使いそうな玉サイズの火炎弾が打ち出された。射出速度も格段に上がり、攻撃せんと迫るゴブリン二体を一瞬で灰にし吹き飛ばした。

 レベルⅠでこの威力とは、えげつねぇ。

 だが、今より魔力を込めても、サイズや威力は変わらなかった。



「――ロック・ウォール!」



 レベルⅢ土魔法《ロック・ウォール》で、ステータスを確認するため土魔法で簡易的な部屋を作る。

 通常は1〜2メートルほどなのだが、魔力を最大限込めて5メートルほどの壁を作り出した。


 俺って魔法の才能ありすぎ……。と自画自賛してから、自分と剣たちのステータスを確認する。



――――――


 名称:スカイ・インフィニティ

 種族:人間

 職業:なし

 年齢:15歳

 状態:平常

 Lv.2

 命力:86 魔力:85 腕力:60 知力:70 敏捷力:80 体力:60

 スキル

 紅焔魔法X 擊流魔法V 地磁魔法 V 竜巻魔法X 治癒魔法X 雷撃魔法X 空間魔法X 補助魔法X 気配察知 X 鑑定X

 エクストラスキル

 サイコキネシス 状態異常無効

 ユニークスキル

 戦技王Ⅹ 戦術王Ⅹ 

 専属スキル

 クリエイティヴ・クラフト

 装備

 蒼穹剣 レインカルナティオ 暁闇剣 マジックプレデター 異界の黒色オーバーコート 異界の紺色半袖 異界の黒色長ズボン

 称号

 転生者 神と会った者 魔法使い  


 蒼穹剣・レインカルナティオ

 ウェポン:ティバイン・ウェポン

 攻撃力:210

 耐久値:∞

 装備効果:全ステータス上昇(小) 成長効率アップ (超) 負荷軽減 (超) スキルレベル上昇速度アップ

 スキル:魔力効率X付与 変幻自在 神託付与 鑑定惑乱付与 グロース Lv.2 破壊不能


 暁闇剣・マジックテイカ―

 ウェポン:ディバイン・ウェポン

 攻撃力:210

 耐久値:∞

 装備効果: 感覚強化

 スキル:魔力剥奪X 剥奪超強化 魔力貯蓄 ≪容量 253/100000000≫ 魔力給与X 痛覚無効付与 グロースLv.2 破壊不能 変幻自在


――――――



 ちなみに、ここに表示されるステータスは基礎値で、武器による補正値ではないらしい。つまり、俺はもうちょっと強いということだ。


 鑑定結果に出てきた《グロース》というスキルを見つけて詳細を開くと、新たにウィンドウが出てくる。



 グロース:装備者が得た経験値の4分の1を武器が吸収する。すでに得た経験値は吸収されない。経験値がたまると、レベルが上がって性能が上がる。装備者が変わっても、 性能は下がらない。



 実は俺、経験値吸われていたらしい。本当はもっと早くレベル上がるはずだったのか……? いやいやそんな馬鹿な、こんな雑魚50体狩るだけで1レベル上がっただけでも速いと思うが。絶対武器の何らかの効果の仕業に違いない。



 成長効率上昇:装備すると、次レベルアップに必要な経験値が減少する。 (小) だと1割減、 (中) だと2割減、(大) だと 3.5割減 、(超)だと5割減になる。



 ほらやっぱり、蒼穹剣の装備効果にコイツがいるじゃないか。

 得た経験値は半分吸収されるがレベルアップに必要な経験値は半分になる。つまりレベルアップ速度はデフォルトと変わらないのか。そして剣のレベルは人間の必要経験値の4分の1でレベルが上がることもわかる。


 あとステータスの上がりがいいような気がしたが、それは称号《転生者》のおかげだった。

 なんとレベルアップ時のステータスの上昇値が10倍になるというのだ。


 自分と剣のステータスの確認を終えある程度覚えたので、すべてのウィンドウを消し戦場に戻ろうとした。しかし……。


 自分が作った無骨な岩壁を見上げると、ゴブリンが部屋に入らんと岩壁の縁に手を掛けていた。自分自身が足場となってまで仲間に俺を殺させたいのか、それともただただ積もったゴブリンを踏んで登ってきたんだか、コイツラの場合わからんな。この数になると個々の人権、いやゴブ権とかなさそうだし。

 まぁいいや、とりあえずこの岩壁倒して壁際にいるゴブリン丸ごと倒してみよう。

 魔力の腕を想像すると、魔力が腕へと集まり見えない腕を形成していく。普通の人間はできないだろうが、俺の専属スキル《クリエイティブ・クラフト》のおかげで明晰夢の中での俺のように超人的なことができる。


 魔力の腕が岩壁を四方に全部倒すと、岩壁の近くにいたゴブどもが押しつぶされたのか大量のゴブリンの断末魔と全身のあらゆる骨や筋肉が砕け潰れる音が響く。



 《Information:スカイのレベルが――

 《Information:蒼穹剣レインカルナティオと――



 再びレベルアップの報告ウィンドウが現れた。結構な数のゴブリンが潰れたっぽいしそれなりの経験値が入ってきているだろう。

 上がったステータスはゴブリンを殲滅しきってから確認しよう。ウィンドウを消し、再びゴブリンの海の中へと飛び込んでいった。



 

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