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メイル・キャリアー  作者: いろは箱
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プロローグ

12月の19日 土曜日の18時 高校生の僕は友達と映画館で流行りの映画を見たりゲームセンターで遊び帰るところだった両親は仕事で忙しく年末までは家にいないが代わりに家でクリスマスパーティーを開くことが出来るのだ僕はその準備をしようと買い物をしてから家へと向かう


渚「楽しみだなぁ当日は何をしようかな〜?ケーキはお店で買えばいいしそういえば氷雨ちゃんが明日遊びに来るんだっけかな軽く掃除だけしとかなきゃ」


結月 渚 高校生18歳 ロボットオタク


準備をして家に着いた二階建ての普通の一軒家だが兄弟もいないししばらくは両親はいないから普段より広く感じる掃除をしようとした時チャイムがなる


ピンポーン


渚「ん?なんだろう」


扉を開けるとそこには宅配業者の人がいて荷物が届いたそうだ僕は両親が早めのクリスマスプレゼントを送ってくれたと思いハンコを押して荷物を受け取る。


渚「もう、お母さんってばクリスマスプレゼントにしては早いってば」


少し嬉しく箱を抱きしめるその箱は小さくそして軽い箱で中身が気になってしまい箱を開けると中から一回り小さい箱が入っていたそこには「ミステリーダイス!」と書いてあり説明書もあったそこには


「ミステリーダイス! このサイコロは超次元的な存在であり降ればダイスの目によって様々なことが起きるでしょうお金が手に入ったり恋人が見つかるかも!?いざ貴方もレッツダイス!」


と、書かれていた胡散臭い内容で自分の趣味には合わないが気になり箱を開けると大きめのダイスが4つ入っていたそのダイスは作りは普通だが白の四角に黒の点ではなく黒の資格に赤の点そして1の部分には赤い目の形をしている


渚「え、なにこれすごい不気味それに説明書もすごい胡散臭いし」


渚「これ使えば胸も大きくなるのかなぁまぁでもこれで大きくなるなら苦労しないよなぁ……」


溜息をつき箱にしまい箱をソファーに放り投げるとパーティの準備を始めたパーティは25日の17時からであり軽く掃除と下準備をしてその日は終わった。


7時頃 目覚ましがなり身支度と朝食を済ませた頃チャイムがなる


ピンポーン


「渚ちゃーーん!我が来たぞー!」


この元気な声に我口調は


渚「氷雨ちゃんおはよー!」


氷雨「我が来てやったぞ!有難くお菓子を振る舞いたまへ!そしてココアもくれたまへ!」


氷雨 高校生 18歳 渚の友人 我


氷雨は玄関前で仁王立ちをしふんぞり返ってはいるが若干震えている12月で雪も降ってるからか厚木をしてても寒そうであるそれに見兼ね部屋の中に招きココアを入れてあげる。ストーブにあたりココアを飲む姿は身長が低いせいもあってかさながら小動物のようであった。


氷雨はソファーに転がってる箱に気が付き渚に問いかける


氷雨「渚ちゃん、これなに?」


渚「あー忘れてたそれ昨日届いたやつなんだけどさ〜私の趣味似合わなくてさせっかくならRXなプラモが良かったなぁ」


氷雨「ふーん、ところでこれ誰からなんだろうね宛名無いけど」


渚「え?」


宛名が無いと言われ氷雨の持つダンボールを見るとそこには宛名が乗っておらず差出人不明の物であった中身も中身だった為誰からか分からない人物から謎のものを送られたことに恐怖したがそんなこともつゆ知らず氷雨は中を開けてサイコロを取り出す


氷雨「ふむふむ、1のところが目になっているんだ胡散臭い内容だけどそれ!お金頂戴!」


現金な事を発しながら氷雨はミステリーダイスを降ると床に転がりダイスは2を示した。すると不気味な笑い声が響き渡る


渚「ななななななんで振ったの!?」


氷雨「いやなんか起きると思ってぇ!」


気がつくとその笑い声の主はダイスのようでしばらくすると天井から1000円札が1枚ヒラヒラと降ってきた渚と氷雨はその1000円札が床に落ちるまでポカーンと口を開き唖然としていた床に1000円札が落ちた頃には冷静になったのか互いに確認し合う


渚「お金だね……」


氷雨「おおおおおお!お金だァ!本当に手に入った!すごい!これ!本物?偽物?だとしてもすごい!え、どこから?天井!?あーこんな事なら1万円って言えばよかった!いや、1000兆円の方が良かった!」


冷静になったはずがまた呆然するほど氷雨はテンションを高め半分発狂に近かった渚は「どうどう」と氷雨をなだめ2人は机に座り飲み物でも飲みながら話し合う事にした


氷雨「なんだろうねコレ降ったら本当にお金が出たけどもう1回振ってみる?」


渚「いやいや、怖いし辞めとこうよそれにそのお金本物なの?」


氷雨「どうなんだろうね?偽物だったら警察沙汰だし落ちてましたーって言って交番届ける?まぁとりあえずSNSにでも投稿しよっと『変なサイコロあってお金欲しいって言いながら降ったらお金降ってきたワロス(´^ω^`)』っと」


リプには『草』『嘘乙』『願いが叶う系のサイコロとか夢ある』『よこせ!俺はそれで嫁を手に入れる!』等様々な返信が届く


氷雨「やっぱ信じられないよねぇ。とりあえず渚ちゃん今日は本屋行くんだしそろそろ出ようよ」


渚「それもそうだね行こうか」


渚と氷雨は一旦そのサイコロの事を忘れてた本来の予定を行う本屋にて本を書いいろんなお店に寄ってパーティの準備をする事だろう本屋へと向かう途中一人の男性に気がつく雪が降る真っ白な中全身黒の男性がスマホで何か話していた辺り一面白い中に黒の存在に目がいったのかその男性を凝視してしまい男性がそれに気がつく


???「やぁやぁ、お嬢さん達少しいいかな?」


男性は近づいて話しかけてきた近づくと見た目は好青年な感じで大体20代半ばだろうかその容姿の男性は渚と氷雨を交互に見ると要件を話す


???「学生さんかな?実は捜し物をしていましてね黒のサイコロなんですが1の目が赤い瞳の形をした不気味なやつなんですがご存知ありませんか?」


2人は少しビクッとしただろうつい先程のサイコロの事だと一瞬で理解するだが名前も知らない人物に全身黒ずくめのせいで怪しさ満点である


渚「えっと貴方は……」


黒「あーこれはこれは申し遅れました(わたくし)黒と申します。あー言いたい事は分かりますこんな全身黒ずくめだから黒だと思ってませんか?生憎これでも本名なのですよ商人なのですがホワイト&ブラックはご存知ありませんか?」


氷雨「あーー、シャーペンとか消しゴムとかのロゴで見た!」


黒「ご存知でしたか(わたくし)はそこの代表でありまして妻の白と営んでおります主に学生の皆様には文房具などを会社員の方たちには仕事で必要なパソコンやコピー機などを販売しております」


大手企業のトップに出くわすとは思っていなかったから驚いてしまったとりあえず伝えてもいいと思うが怖いのも事実持ってるの知ったらどうするのだろうか


渚「そのサイコロはなんなんですか?」


黒「あぁ、それなんですが不良品が出回ってしまってるようでその回収と使用者に正規品をお渡ししようと思いましてね何名かに配られているようでどれが不良品が分かりませんので手当り次第回収してる所存です」


渚は怪しんだが嘘は言ってはなさそうだと感じる氷雨も同じように感じたがどこか裏があるようにも取れた2人は黒には聞こえないぐらいの声で話し合い嘘は言ってない範囲で事実を伝える


渚「それなら私達知ってます」


黒「おや、それは本当ですか?」


渚「私の所に送られてきたんです黒さんってお店近くですよね?そこに届ければいいですか?」


黒「いえいえ私が伺いますよお手数取らせる訳には行けませんから」


氷雨「黒さんも忙しいんでしょう?他のお客さんの探してるみたいだし私達買い物したら物置いて黒さんのお店行きたいし」


黒「そうですか確かに忙しいのも事実では、お言葉に甘えましょう現在は10:30ですかお昼頃に来ていただければこちらでお礼もしましょう届けてもらいますしね料理など奢りましょう」


氷雨「ご飯!なんでもいいの!お寿司とか!」


黒「ええ、回らないお寿司でもいいですよ」


氷雨はテンションが上がり渚の手を引っ張り急いで本屋はと向かい用事を済ませ用とする渚はそのまま引っ張られ黒に手を振り「また後でー」と言い氷雨に連れ去られる渚は一瞬だが黒が手を振り返してくれたのを見た


氷雨は欲しかった漫画の新刊を買い渚の家へ向かい例の『ミステリーダイス!』を手に取り届ける準備を2人はする黒の店『ホワイト&ブラック』は中央駅近くであり徒歩でも家から30分ぐらいである雪道の為移動に時間がかかるだろうがそれでも40分ぐらいで着くだろう現在11:25ちょうどいいぐらいだ向かう途中一人の女性に渚はぶつかってしまう渚は尻もちをつく


???「あら、ごめんなさいね大丈夫?」


その女性は渚の手を引き起き上がらせてくれる雪を払ってもらったあと「それじゃあ」っと女性は言って立ち去るその女性は12月の雪が降る日に似合わないほど薄着であった少し呆気に取られたあと氷雨に声をかけられ我に返り黒の元へ向かう中央駅付き黒の店を探す『ホワイト&ブラック』は大手であり見つけるのは簡単であった


氷雨「あ、合ったよ渚ちゃんあそこのデパート二階にあるんだって」


二人がデパートを見た瞬間であった爆音が轟火を噴き黒煙をあげるそれは雪が降る真っ白な背景がより目立たせるしばらくしてパトカー等のサイレンが鳴り響く駅の近くというのもあり大騒ぎだ近くの人達も騒いだり写真を撮ったりなどしている。そんな中とある声が聞こえてきた「なぁ、あそこホワイト&ブラックの店があるところじゃね?」近くの男性が友達と話している内容が聞こえてきた


渚(ホワイト&ブラックが爆発!?色んなもの取り扱ってはいるけど爆発物なんて扱ってなかったようなそれより黒さんが)


渚「氷雨ちゃん行こう!もしかしたら黒さんが」


氷雨「え!?う、うんわかった!」


デパートの周りには人だかりが出来ていて泣き叫ぶ子供の声や野次馬の声、警官の誘導する声などが響き渡っていた

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