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詩など(お遊び、おふざけ、はたまたラップ調♪)

キャピュレットご令嬢ジュリエット

作者: 檸檬 絵郎


 キャピュレットご令嬢ジュリエット

 思い寄せるお相手はロミオ

 けれどその素性は憎いことに

 おとうに楯突くモンタギュー

 まじ boo, boo!


 甘いマスクにその氏素性うじすじょう

 はぁい、もうんだわ無理でしょう

 厚化粧しても名は変えられない

 やばいアウトよ、どうするこの恋を?

 問いをかけても役立たず乳母ばあや

 歳を重ねても変わらない乳母ばあや

 あぁあ、いとしの乳母ばあや、boo, boo!

 ばぁか、どうするあたしのロミオ!


 ばかでも薔薇ばらは薔薇と呼ぶ

 でもたかが名前がなにになる?

 軽々(かるがる)……ててちょうだい

 ねえロミオ、棄てて

 ねえ恋の犠牲いけにえ

 boo! なお名前お棄てになって

 あたしのロミオ、あぁロミオッ!


 キャピュレットご令嬢ジュリエット

 かぶれた恋情、どうしよう?

 カルテット、客間(フロア)の音楽

 モンタギュー? なんでよ、まじ boo, boo!


 助けてお願いナイチンゲールっ!

 無理ならお願いロレンス神父っ!


 ぷるっとした肌、紅いくちびる

 タピオカみたいな瞳よ、ほら

 つるっとまぶたでコーティング、oh!

 はいもうかじりたいロミオ、ほら


 ロミオ、小鳥のように軽やかに

 包囲も覆いもするりくぐり抜け

 時を閉じこめるためすぐに来て

 あたしのロミオッ

 ロミオ、光をここに、この夜空の

 星たちとても敵わないほどに

 とびの飛び回る昼間みたいに

 あたしのロミオ、現れて照らしてよ、yo, yo!

 ヘイ、ロミオ

 oh, ロミオ、来いよ

 来たよ! ふたり両思いっ


 あたしのロミオ、まじパネェ

 荒くれティボルトりやがった

 曲がったことが大嫌い、boo, boo!

 モンタギューの奴らとケンカばっか

 でもあたしのロミオとやり合って Cry!

 Die! そして bye! まじダセェ、このザマ yo!


 けど、あたしのロミオまじヤベェ

 まじで荒くれティボルトりやがった

 とがった剣先鮮血に濡れ

 崩れた相手を見て「ヤベェ」


 メーデーメーデー、俺はマーダラー

 まだまだ野望はあったが

 グダグダも野暮なもんだな

 とにかく追われてきたぜマントヴァ

 だがエヴァの林檎(リンゴ)は捨てちゃいねぇ

 戻るぜすぐに愛する街へ

 また会おうぜ俺のジュリエット!

 川の流れに身をまかせたまま

 おのれをみずから負かすなんてしねぇ

 運命? 上等だぜ、babe!

 game の rule は俺が決める

 かならずつかむぜ俺らの未来を、ya!









 キャピュレットご令嬢ジュリエットと

 その恋のお相手のロミオ

 栄光の日を夢見てそれぞれ眠る

 ふたりの運命の糸が

 ぷつり……ぷつり……


 溶け合ってのハーモニー……


 ぷつりっ。





ハムレット、ホレイショー、ガートルード♪


……こりゃまた別のお話です( ̄▽ ̄)

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― 新着の感想 ―
[良い点] エガブンの一種だと思って読んじゃいました。まだ描いてねぇ。 一般的に言うほどロマンチックではないですよね。 食い違い、掛け違い、どたばた。 とってもうまく表現されていると思いました!
[気になる点] 「タピオカみたいな瞳」って、あれ着色していなければ、白い半透明じゃないですか……。 [一言]  結婚を言い出したのはジュリエットが先でしたよね。野田秀樹のお芝居を観に行けないのは残念で…
[一言] これを読めばロミジュリのすべてがわかる。あの二人はよく考えると、親に逆らうヤンキーなのです!
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