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スキル『砦』を使って快適ダンジョンライフ  作者: 日進月歩
第三章 皇居ダンジョンへ行こう!
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点きましたか?いいえ、燃えました


 とりあえず週末の土曜日までダンジョンは行かないことになったので夜が暇になりましたよ?


 予習復習はちゃんとしていますが、残った時間は錬金術をいろいろと試す事にしましょうね。

 というわけで、雰囲気を出すためにもランタンの光の下でやりましょう!



 そして鑑定のレベルが上がっているのでとりあえず魔法陣の調査から。

 なので新しくランタンをばらす事に。


 こんかいも「メキッ」とか音がしましたけど、前回もした気がするので大丈夫ですよね。


 そして魔法陣が書かれていると思われる台座と、発光部分の水晶を取り出し再度鑑定をしてみたのですが、鑑定結果に変化なしでした。


 んー、鑑定じゃこれ以上分からないのか、まだレベルが足りないのかどっちなんでしょうね?



 ……ん?



 ピーンと来ましたよ、ピーンと!


 発光部の魔法陣直狙いで鑑定を!


 みえろー、みえろー、魔法陣見えろーーー!



 おぉ、ぼやっとだけど魔法陣が拡大されて見えてきました!



 えっと、めもめも……


 ここがこうで、こうなって……ここがこう、で……こうっかな?



 ふむー、そんなに複雑じゃないんですね。

 でもこの魔法陣、どうやって水晶の中に書き込んだんでしょうね?


 そしてランタンはこれに魔力を流して光らせてるんだっけ?

 と言う事はもしかしてこの紙に描いた魔法陣も、魔力を流したら光る?



 やってみましょう!






 …………魔力って、どうやって流すんだろう?




 とりあえず魔法陣に触って魔法を使う感覚で……


 むむ、ぬーん……


 えっと、先に魔法のライトを使ってみて魔法を使う時に魔力がどうなっているか……



 ライトっ




 んーーー、んん?


 んー、ライト!



 ふむふむ、腕からもやもやっと何かが腕を通って行ってる気がしないでもない?


 でも全身から集まってる気も?



 むむむ……とりあえずこの感覚を、この魔法陣に対して流してみる……と?


 変化なし……と、なるとやる事はっ、出力最大っ!うりゃりゃりゃーーー



ボワッ



 おわっ、火が出た!?


 とりあえず叩いて消し消し……何がいけなかったんでしょうか?



 んー、燃えた紙を鑑定してみても燃えた紙としか出てこないし、もう一回描いて先に鑑定してみよう。

 というわけで、もう一回描き写して鑑定っと。


====================


 ライトの魔法陣が描かれた紙

  素材、魔法陣共に不完全なため正常動作しない


====================



 …………え?


 素材とか選ばないとだめなの?


 むむむ、そうすると羊皮紙とか必要?

 そう言えば小説とかだと、インクも特殊だったりしてるのあったっけ?


 ぬーん、そんなのどうすればいいのー?



 よし、これは一旦中断して、ランタンの魔力供給部の魔法陣をチェックしてみましょう。


 魔力供給部さん魔力供給部さん、あなたはどうして見えないのー?


 鑑定!


====================


 ランタン魔力供給部

  魔法陣は不可視のインクで書かれているため、通常の方法では見ることが出来ない


====================


 キターーーーーー!


 これは大いなる一歩ですよ!

 でもどうやったら見れるんだろう?通常の方法ではって事は見る方法があるって事だよね?


 水晶の魔法陣見たのと同じ方法で行けるかな……見えたっ、私にも見えたぞっ!


 というわけで魔力供給部の魔法陣も書き写してみましょうね。


 かきかき……ここがこうで、こうなって……


 ぬーん……ライトの魔法陣よりはるかに複雑だなぁ。




 ん?手元暗くなってきた。


 あれ、ランタンの光が弱くなってきてる?

 おかしいな、昨日新しい魔石を入れたばかりだったはずだけど、古いの入れたっけ?

 まだ4~5時間くらいしか使ってない気がするんだけど……


 んー、古いのは古いので異次元倉庫の中にあるから、やっぱり新しい魔石だよね?




 ……もしかして、ダンジョンの外だと魔石の消費が激しいとか?


 そう言えば皇居ダンジョンに行った時、移動途中でダンジョンの範囲が分かったっけ。

 あれって魔力か何かなのかな?そしてその魔力が無い所だと、魔石の魔力の消費が激しいとか?


 どうやって検証しよう……今度ダンジョン行った時にプレハブにランタンつけっぱなしで置いていけば良いかな?

 あとは、車の中にも一つ置いておけばダンジョンと関係ない場所、ダンジョンの近く(違和感のあった範囲内)、ダンジョンの中で3種類の違いが分かる?


 よし、週末にダンジョンに行った時にやってみよーっと。


 で、この描き写した魔法陣だけど、鑑定っと


====================


 魔力供給魔法陣の描かれた紙

  素材、魔法陣共不完全のため正常動作しない


====================



 ぬーん、となると描き写す素材とか、後はインクとかが必要なのかな?


 素材は……ウルフの毛皮使うとかすれば行けるかな?

 羊皮紙ならぬウルフ皮紙?この場合毛を剃った方が良いのかな?それとも毛のない側にかけばOK?


 むむ、極意先生が言っているっ、ウルフの毛皮じゃだめだと!


 ってかね、駄目なのが分かるのは良いんだけど、どうせなら何なら良いのか教えてーーー!


 えっと、このランタンの魔法陣の書かれている土台の裏側だと?

 ふむ、そこに描く分には行けそうな気がする。気がするけど、ただ描くだけじゃダメっぽいのね。



 あ、そう言えばスキルに魔法陣作成ってあったっけ。

 これって新しい魔法陣を作れるのかな?それとも魔法陣を書くときに使うのかな?



 あぁ、今は新しいのは作れなさそうね。でもレベルが上がれば作れる……のかな?

 とりあえず、これを使って魔法陣を書けば成功率が上がるのか。



 あ、錬金セットにインクあった気が……あったーーー!


 よし、鑑定してみよう。


====================


 魔法陣記述用インク(品質:中)

  魔石の粉を特殊加工して作成されたインク

  乾いた後は不可視になる


====================


 キターーーーーー!


 なるほど、魔石を粉末状にして作るんですね!

 しかもこれも錬金術で作れるのかー。


「知佳ちゃん、そろそろいい時間だから寝なさいよー」


「あ、はーい。片づけたら寝ますー」


 いけないいけない、集中してたらもうこんな時間だ。


 今日はもう寝て、後は明日帰って来てからにしよーっと。


 とりあえず魔石の確認をするのに、カンテラの方をつけっぱなしで寝てみよっと。


 それじゃ、お休みなさーい。



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