●掲示板回+新年度を迎えた総理官邸と……
【夢か】 この世にダンジョンが現れた Part.37 【現実か】
1 名前:新人冒険者だな?
このスレは日本時間2020年3月25日21:00に聞こえた不思議な声(自称:地球そのものの意志)の内容について話し合うスレです
あの声の言っていたダンジョンが本当にあるのか?何か情報を持っている人がいたら是非UPしてくれ!
2 名前:新人冒険者だな?
2げと
>1立てあり
3 名前:新人冒険者だな?
>1 立て乙
・・・・・・
125 名前:新人冒険者だな?
それにしても、明日から学校なんだがクラスメイトが減っていないか心配だわ
126 名前:新人冒険者だな?
俺は昨日からだったが何も変わらずだったね
127 名前:新人冒険者だな?
うちは今日から。こっちも変わらず
128 名前:新人冒険者だな?
俺は大学なんだが、サークルの先輩が1人行方不明中。女に刺されたかダンジョンに行ったのか……
129 名前:新人冒険者だな?
女に刺されるサークル……あっ(察し
130 名前:新人冒険者だな?
ちげーよ、その先輩がたらしなだけだっつーのサークルは至極真っ当な登山サークルな
131 名前:新人冒険者だな?
それにしても、まだ所在解っていないダンジョンがあと2つだっけ?
132 名前:新人冒険者だな?
らしいな、でもうち一つは確かセーフダンジョンだろ?となると実質危険があるのは後1つ
133 名前:新人冒険者だな?
日本に出来たダンジョン数が119か、救急車と何か関係あるんかね?
134 名前:新人冒険者だな?
いやたまたまだろ……たまたまだよな?
135 名前:新人冒険者だな?
セーフじゃない方もそうだけど、セーフダンジョンの所在が未確認ていうのも問題じゃね?
136 名前:新人冒険者だな?
あ、なんでよ?危険はねーんだから何も問題ねーだろJK
137 名前:新人冒険者だな?
いやそうじゃなくてよ、ダンジョンは資源なんだろ?隠している奴はそれを独り占めしているわけじゃん?
138 名前:新人冒険者だな?
隠せる=その土地の持ち主の可能性が高いだろ?それを独り占めして何が問題なんだよ
139 名前:新人冒険者だな?
いやそこは国の資産としてだな?
140 名前:新人冒険者だな?
>139お前バカだろ?それともあれか?お前が例えば山を一つ持っていたとして、その山から金が出ました。お前はその山を国に差し出すのか?
141 名前:新人冒険者だな?
いや、それは山の持ち主のもんだろ?それとこれとは違うだろうが!
142 名前:新人冒険者だな?
どこがちがうんですかね?自分の土地からとれたものはその土地の持ち主の物じゃね?税金はかかるとしてもよ
143 名前:新人冒険者だな?
だなー。でもできればダンジョン解放してほしいわー
144 名前:新人冒険者だな?
いやいや、セーフダンジョンは放置でよくね?すでに5年縛りないんだし。それよりほかのダンジョンをクリアするべき
145 名前:新人冒険者だな?
そうそう可能ならすべてのダンジョンをクリアすれば5年経ってもダンジョン潜り放題お宝も取り放題だぜ?
146 名前:新人冒険者だな?
その辺のダンジョンの所有権とかどうなるのかね?
147 名前:新人冒険者だな?
もしあふれた時の事を考えるとなー、一概に個人で持ってるのも考え物だよな
148 名前:新人冒険者だな?
ま、今の政府は無能じゃないし上手く不満が出にくいようにやってくれるんじゃない?それよりも早く一般開放してくり~、ゴブリン退治したいんじゃぁ~
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ その頃の首相官邸 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
そこには渋い顔をした総理と、総理の考えていることを見定めようときつい視線を向ける一人の老婆の姿があった。
「し、しかしご隠居、現在国としましてはですね……」
額をハンカチで拭いつつ発言する総理だったが
「何も難しい話じゃないだろうさ。それとも何かい、このご時世に強制徴用しようってのかえ、この民主主義国家である日本で。しかも戦時中って訳でもないのにさ」
「いえ、ですが国の将来にかかわる事ですし、こちらとしましてもダンジョンを危なげなく探索できる人員は一人でも多く欲しい次第でして……」
構成メンバーは隠されたままだが、ダンジョンをそれなりのスピードで探索できる人員がいる事は状況からして明らか。
なのでその人員を指定するダンジョン攻略の手伝いに回してほしいという総理側の要求だったのだが、それに対し色々と条件を提示した結果、条件のことごとくを突っぱねられている様だった。
「これだけは言っておくが、そのメンバーは全員自衛官や警察官ではないんだよ?ましてや一般公務員でもない善良な一市民なんだ。その人間から情報がもらえるだけでもありがたいと思う事さね。それをなんだい、自衛官や警察官だけでは奥に進むのに時間がかかっているから手を貸せ?しかもほぼ無償で政府の言いなりになれ?ありえないねっ」
「ですから、法に定められた範囲で臨時職員としての給与をですね……」
「はん、そんなはした金で市民に命を掛けろってのかい、しかも強制的に?その発言、TVで同じ事を全国民に向けて言ってみるんだね。あんたは間違いなく二度と政治家には成れないさね」
話の内容としては総理の方がかなり無茶な要求をしているようで、取り付く島もないようだった。
それも当然であろう。一市民に臨時職員としてダンジョンに入り、政府の要求通りに奥に進め、出た物は政府が雇った結果なのだから全て寄こせとは、厚顔無恥も甚だしいとはこの事だろう。
しかし……とそこで老婆は考え込んだ。この総理はここまでバカではないはずだと。この裏には何かある、その裏は何か……
「で、誰がそんな無茶を言い出したんだい?あんたにそれを言わせられる人間、そうそう居ないと思うんだけれどもねぇ」
「い、いえ、あくまでも私の意見でして……」
総理はますます汗をかき、おでこを拭く回数も増えてきたことから、かなり緊張している様子がうかがえる。
「なんにしても、以前一筆もらった情報の出元を詮索しないとの約束もあるからね、少なくともそんな条件じゃ協力は出来ないさね。むしろそんな事を言い続ける様なら、今後は情報の提供もやめさせてもらうよ?少なくともその裏を聞くまでは……ね。とはいえ、裏を聞いたとしても協力できるかどうかは別問題だがね」
そこまで言われ、総理はやはり事情をすべて話すしかないと決断し、老婆にほぼ全ての事情を話し出した。もちろんここだけの話としてだが。
その内容はと言うと、皇居敷地内に出来たダンジョンは国としてセーフダンジョンにすべきとの意見が出ているが、皇宮護衛官のかなり上の方からも圧力を掛けられ、ダンジョンクリア者が見つかればその人物に皇宮敷地内のダンジョンクリアを手伝わせ、最後のクリア自体は皇宮護衛官選抜の人員に行わせろとの事。
しかも皇宮敷地内にあるダンジョンから出た物は皇室の物。だからドロップ品は全て皇室に献上すべきと言われたらしい。
その話を聞いて老婆はあきれ、総理としてもそんな話通るわけはないが、一応言わないわけにも行かない様でやむを得ず今回の会談と言う名の相談になったようだった。