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スキル『砦』を使って快適ダンジョンライフ  作者: 日進月歩
第二章 ダンジョン出現後一週間経過
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新しいメイドさんですか?いいえ、葵さんです



 なんと、ダンジョンストアでのランタンのお値段は1,000DPでした!オオカミの魔石200個分、ただの照明って考えると意外と高いなぁ。

 でも、単品を作るならランタン買ってきてこの部分だけ取り出して使うのもいいけど、大量生産するなら自分でこの部分作れないとめちゃくちゃDPかかるよね。


 と言う訳で何とかここに書かれているという魔法陣を調べたいけど、見えない物はどうしようもないよね。


 んー、鑑定で魔法陣だけを見るってできないかな?魔法陣だけ見えろ~、見えろ~~~……

 だめかぁ、鑑定レベル低いとかなのかな?今ってまだ1なんだよね。


 これは色々と鑑定しまくってレベルを上げて、のパターンなのかな?

 となると、鑑定しまくるべきか他の錬金術を試すべきか……鑑定はあとにして、他の錬金術試してみよっかな。



 と言う訳で、玲子さんに事情を説明して以前お婆様から使っていいと言われたキッチンへ移動しようとしたところ玲子さんからストップがかかりました。


「知佳ちゃん、キッチンへ行くのは良いけど、ここお片付けしてから行こうね?」


 そうでした、ランタンばらしてそのままでしたね。

 でもこれ、組み立てるの面倒そうだし今度またみるわけですし、このまましまっちゃいたいんだけど、何かこれを入れる箱のような物はないですかね?


 部屋の中を探してみたのですが使えそうなものがありません……代わりに目をつけたのは、引き出し付きの大きな机。

 引き出しを開けると中はみごと空っぽ、ここにしまっちゃいましょうね。玲子さんがジト目でこっちを見ているきがしますが、スルーですよスルー。



 そんな玲子さんからのジト目をスルーしつつお婆様に一言断りを入れに行こうと思ったところ、玲子さんから今日は1日休みなので代わりの人が側についてくれるとの事。

 玲子さんがテーブルの上のベルを鳴らすと、ドアがノックされメイドさんが一人入ってきました。そのメイドさん、よく見るとなんとメイド服を着た葵さんじゃないですか!


「お呼びでしょうか、知佳お嬢様」


 そう言って綺麗なお辞儀をしてきたのですが、ちょっと驚いてしまって何も返せずにいると玲子さんが私のこの後の予定を説明してくれ、くれぐれも目を離さないよう厳重に言い聞かせていました。


 私、そんなに信用無いですかね?そう思っていると、わたしは突発的に何かをやらかすし、今日は錬金術を試すので危険があるかもしれないからと言われました。

 んー、注意されるほど突発的に何かをやった記憶は特にないんですけど、まぁ護衛される側なので素直に従っておきます。


 そして玲子さんはお休みだけど、何かあったら連絡してくれれば対応するからと言って部屋を出て行ったので、葵さんに今日一日お願いしますと言ってから、まずお婆様に会いたいと言ったのですが、今日はすでにお出かけしている様子。

 そして伝言として、以前使用許可を出したキッチンへは屋敷の者には立ち入り禁止と極力近づかない事も言い含めてあるそうなので、遠慮なく使っていいそうです。

 さらにはどんな道具が必要になるか分からないから、一応理科の実験で使う的なものも用意してあるので遠慮なく使うように。ただし、怪我や火の扱いには十分注意するようにとの事でした。


 とりあえず葵さんには、かしこまった態度を取られても困るので出来ればいつも通りの態度が良いと伝えてから、実験室キッチンへ行くことに。



 やって来ました実験室!中は確かにキッチンから理科室っぽく少し改装されていますね。しかも車椅子に座った私が使う事を前提に改装されているっぽくていろいろ使いやすそうです。

 こういう細かい心遣いはすごくありがたいですね。



 そして、錬金術と言えばエリクサーを作るためのポーション作成!

 是非やってみたいのですが……材料となる薬草がありません。

 薬草ってどこで手に入るんだろう?今までダンジョンでドロップアイテムとして出てきた事も無ければ通路に生えているのも見た事が有りません。さらに言えばダンジョンストアでも見てないです。


 ですので次の案としてきんの作成!


 現実世界での錬金術の歴史はその文字通り金を作る事が目的。でも、さすがに金を作り出すのは無理と思うのですが、それ繋がりで金属を色々いじってみる事にしましょう。


 スキルの錬金術・全では


====================


 錬金術・全

  ポーション作成 LV1

   様々な素材を用いてポーションを作成できる

  アイテム作成 LV1

   様々な素材を用いてアイテムを作成できる

  素材合成 LV1

   様々な素材を用いて新たな素材を作成できる

  素材加工 LV1

   様々な素材の加工ができる

  魔法陣作成 LV1

   魔法陣を作成できる

  錬金術の極意

   錬金に関する事柄に対し直感が働き、成功率がUPする


====================


 と色々なことが出来そうなのでね、アイテム作成や素材加工も気にはなるのですが、ここはひとつ素材加工を使って硬貨をいじってみる事にします。


 取りい出しましたるいくつかの金属。ここに用意したのは


・鉄貨 × 5

・銅貨 × 5

・銀貨 × 5

・金貨 × 5

・プラチナ貨 × 5

・アダマンタイト貨 × 1

・ミスリル銀貨 × 1

・オリハルコン貨 × 1


 の8種類の硬貨。プラチナまではね、所持枚数が多いので5個づつ出してみましたが、アダマンタイト貨、ミスリル銀貨、オリハルコン貨はについては手持ちが少ないうえ、伝説上の金属なので1つづつにしておきました。もっともオリハルコン貨は1つしか持ってないですけどね。


 そしてそれぞれを再度鑑定してみたところ、ダンジョン産の○○を用いられて作られた硬貨と書かれています。そのまんまですね。

 これをどうにかしようと思うのですが……とりあえずはそれぞれ手に持って色々いじってみたり、他の硬貨とこすり合わせてみたりしたのですが、普通に金属の硬貨という事以外全く分かりません。


 そしてこれらを加工してみようと思うのですが、最後に持ったオリハルコン貨を持ったままどういじろうか悩んでいた所、錬金術の極意の効果でしょうか、現在の私ではこれは扱えないというのが分かりました。


 なので他の効果も同様に調べてみたところ、今の私に扱えるのは鉄貨のみという結果に!

 レベルをあげろという事ですねそうですね。ぐぬぬ……錬金しまくればレベルが上がるという事に期待してやりますか。

 というわけで、鉄貨5枚残して残りはしまっちゃいます。


 そして残した鉄貨なのですが、どう加工しましょうか。

 このままだと硬貨=お金という認識が少し強く、いまいち加工しちゃいけない認識(日本の硬貨を加工するのは犯罪です)があるので、形を変える事にしましょう。


 どんな形が良いかなー、普通に板状が良いかな?

 と言う訳で板状になれ~と硬貨を1枚手に持ち念じてみたのですが、全く変形する様子がありません。

 いったいどうすればいいのでしょうか?


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短編を書いてみました


勘違いからの婚約破棄騒動


お暇でしたらこちらもよろしくお願いします
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