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スキル『砦』を使って快適ダンジョンライフ  作者: 日進月歩
第四章 ダンジョン発生から一月経過
228/232

山道はきついですか?いいえ、問題ありません

おまたせしました、更新再開です


今後は週3回ほどをめどに、不定期更新となりますのでご了承ください。


 夕食後の報告会で、今日やった合成の事を報告しておきましょう!


「ほう、ドロップ品と地球産のアイテムが合成できたと」

「うん。ただ極意先生曰く、ダンジョン産の武器や防具のほうが合成した後の結果は良いみたい」

「なるほど。それはダンジョン産の素材で作った武器や防具でもいいのかね?」

「それは、元になる武器を用意してみないと判らないかな?」


 などと、食後の報告会で今日行った合成の話をしたのですが、結構興味がある様子。

 ただ、合成に関してはスキルが無いとできないので、現状出来るのって私だけなんだよね。


 その後いくつか質問されたけど、まだやってみていないので大半は判らないという回答しかできませんでした。

 でも今後DPが貯まったら、武器作成や素材合成などのスキルを取るのもありかな?という流れに。


 そして明日からは山岳ステージと伝えると、鉱石などの採掘が出来るかどうかも調べてほしいとの事。

 たしかにね、今まで草原フィールドなどで薬草が取れたので、山岳なら鉱石が取れる可能性は十分ありますよね。

 なので明日行くときは、ピッケルなどの鉱石を採掘するための道具を持っていくことになりました。


 鉱石はどんなのが出るんでしょうね。

 今まで敵が落とした鉱石はまだ鉄鉱石しか出ていないのですが、他の金属も出たりするのでしょうか?

 今から楽しみですね!


……


 あーさー


 さて今日ダンジョンに言ったら明日はお休みなのでね、張り切っていきましょー。


 今日は46階層からなのですが、昨日見たのは黒山羊?それともバフォメット?どちらなのでしょうね?

 ネットで調べたのですが、もしバフォメットなら黒魔法とか使ってきそうな予感がしますよ?

 なので状態異常回復はいつでも使える様心構えをしておかないとですね。



 というわけで、やってきました46階層。

 ここは山岳地帯なので皆さん歩きです。

 歩きなんですが……


「やっぱり地面がなめらかだと坂道でも歩きやすいわね」

「そうですね、知佳さんには感謝です」

「えへへ」


 道なりにへいを出しているので、地面は舗装されたかのごとく滑かなのです!

 やっぱりね、山道の大変さって傾斜もだけど、それ以上に足元の凸凹だと思うのですよ。


「でもこの間の奴は黒山羊なのでしょうか、バフォメットなのでしょうか?」

「それはこれから判るでしょう。魔法を使ってくる可能性が高いから、警戒だけは怠らないようにしておきましょう」


 そんな会話をしつつ坂道を登っていたのですが、おもむろに楓さんが


「右からくる」


 そう言ったかと思うと、突然目の前が真っ暗に!?

 いや、正確には結界範囲の外が真っ暗になったんですけど、何でしょうこれ。


「急に暗く!?」

「ライト」

「あ、明るくなった」


 今のライトは楓さんかな?


「たぶんダークネス。なのでライトで相殺」


 なるほど、ダークネスの魔法は暗く出来て、それをライトで相殺できるって事ですね。

 と言う事は、ライトの魔法もまたダークネスで相殺できるって事なのかな?


「楓、それってゲーム知識?」

「そう」


 さすが楓さんと言ったところでしょうか、見事ゲーム知識を現実に応用してます。


「あそこにいる」

「魔法を使ったと言う事はやはりバフォメット?」


 そう言って右斜め前方を指さしているので、そちらを見ると岩の上に黒い山羊の頭が見えました。

 なので鑑定をしてみると


「黒山羊、ただし闇魔法を使うって!」

「あ、黒山羊なんだ……」

「魔法使うならバフォメットでもいいじゃない!」

「いや、バフォメットなら強そうだし、ここは黒山羊で良くない?」


 などと言っていますが、敵が弱いに越したことは無いですよね?

 それにしても、黒山羊がどうやって魔法を使うんでしょう?

 言葉が喋れないから魔法詠唱できないと思うんですけど、特殊能力だからありなのかな?

 まぁ、それを言ったら亀もそうですね。

 そしてこちらを見て口を開けているのですが、あれが魔法の詠唱でしょうかね?

 でもそうはさせません!

 その口を狙って


「あ・た・れっ」


 弓を射ると、見事お口の中に命中!


「あ、あれは死んだかな?」

「倒せたよ!」

「この階層に来ても地球産の武器で一発かー、弓ってかなり強いのね」

「いえ、あれは知佳さんのスキルもあるからだと思います」

「それに、この距離で一発で口の中に当てるのもそうそうできないと思う」


 えへへ、誉められてる?

 とりあえず、黒山羊さんのドロップを取りに行きましょうかね。


 そして黒山羊さんからのドロップはというと、魔石の他に黒い羊皮紙、山羊のミルク、角でした。

 黒い羊皮紙って、何に使うんでしょうね?

 というか、黒山羊って毛が黒いんであって皮って黒くないですよね?

 それとも皮も黒いんでしょうか?

 あと、山羊なのに羊皮紙とはこれ如何に……

 と思っていると薫さん曰く、動物の皮を使った紙の代わりは呼び方が全て羊皮紙なんだとか。


「さて、結局黒山羊だったわけだけど、それでも魔法を使ってくるのは厄介ね」

「いきなりのダークネスはきついですね。とはいえ、ここに来るまでにPTで1つくらいはライトを購入できるでしょうし、事前に分かっていれば大した問題ではないでしょうね」

「乱戦で使われると危険」

「問題は、ダークネス以外の闇魔法を使ってくるか……ですね」


 闇魔法って、ダークネスの他にポイズン、パラライズ、コンフューズ、スリープなどの状態異常系が多いんですよね。

 特にコンフューズを使われるとかなり不味い事に……


「まぁ、ここから先は補助系魔法もある程度揃えて来いって事なのかもしれないわね」

「事前準備大事」

「さすがにコンフューズは戦闘中にポーションで対応するのはきついですからね」


 ふむふむ。となるとその辺をそろえている内のPTは大丈夫と。

 そんな黒山羊に対する感想をある程度話し、結局私たちのPTはこの階層でもやる事は変わらないよねという再確認をして先に進むことに。


 その後も黒山羊は何度か出てきたのですが、基本ダークネス、たまに別の魔法を使ってきましたが誰もかかることはなく、何の魔法を使ってきたのかは不明でした。


この作品の半分は皆様の優しさで出来ています。


ですので、もしほんの少しでも


面白かった!

続きが気になる!

更新まってる!

応援してあげる!


と思ってくださる優しい方がいらっしゃいましたら、是非ブックマークや評価のほどをお願いします。


また、皆様からのご意見ご感想、忌憚ない意見もお待ちしています。


これらはこのお話を作る原動力になっています。


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― 新着の感想 ―
[一言] 山羊だった……まあ50階にもなってないのに悪魔は出ないか。 羊皮紙はスクロールの材料ですねきっと。
[一言] 更新ありがとうございます。
[一言] お帰りなさい、またゆっくりでいいので読めると ありがたいです。
感想一覧
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