表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スキル『砦』を使って快適ダンジョンライフ  作者: 日進月歩
第四章 ダンジョン発生から一月経過
216/232

消せますか?いいえ、消せません


 42階層、ぱっと見は41階層と変わりません!


「ここも荒野だねぇ」

「多少はかわ……らないねぇ」

「荒野ですから」


 まぁ、地図で見ると目印的には変わってますが、見た目だけじゃわからないですよね。

 階層の違う地図見たら迷うこと間違いなしですね!


「時間にそれほど余裕があるわけでもなし、サクサク進みましょう」


 と言う事で、出口へ向かって出発です。


 荒野とはいえね、草藪のようなものや、大きな岩があってその陰に隠れている敵もいるのですが、不意打ちを受けることなく倒せています。


「それほど距離がないとはいえ、知佳ちゃんのスキルはホント強いね」

「えへへ、誉められた」

「私の気配察知や楓の直感なんかでもある程度分かりますけど、知佳さんの状況把握は群を抜いて凄いですよね」

「ほんと、1PTに1知佳ちゃんだわ」

「なにそれー」


 などと緊張感も特になく進んでいたのですが、50mほど右にある岩山を通り過ぎようとした時、そこから急に敵が3匹走ってきました。


「横から!?」

「出ます」


 それに気が付いた葵さんがいち早く右側へ行き、盾を構えます。


「ダチョウ!?」


 盾を構えた時はすでに目の前まで走り寄っていたのですが……


 ドシンっという音と共にダチョウが結界にぶつかりました。

 びっくりしつつも鑑定してみたのですが


「オストリッチ、強撃(蹴り)だって、蹴りに気を付けて!」

「気を付けてと言っても、知佳ちゃんの結界で守られて……」

「これ、結界内から攻撃すれば問題なく行けるんじゃ」

「とりあえず倒そう」


 と言う事で、敵がまとまっていても大変そうなので真ん中の頭めがけてロックジャベリンを打ち込み、見事命中!

 玲子さんは剣で首の付け根を切り付け、沙織さんは槍で胸元に槍を突き込みます。

 しかし玲子さんの攻撃は敵が動いたことにより、狙いがずれて肩口に当たった模様。


「くっ、さすがに硬いか」

「ですね、さすがに一撃とはいきません」


 そこに追撃で楓さんが右の敵にブリーズストームを、薫さんが左の敵にロックストームを撃ちこみます!

 すると、真ん中の敵は両方の範囲に入ったのかズタボロになり倒れました。

 しかし、左右の敵はまだ倒れずこちらに向かって正面蹴りをしてきましたが、それは結界に阻まれる結果となりました。


「止めっ」

「えいっ」


 そこに玲子さんがスキルのパワースラッシュで首を一閃、沙織さんもチャージを行って必殺の一撃をたたき込みました。

 玲子さんが相手にしていた方が見事首がもげ、沙織さんの方も胸元に槍が付き刺さり、無事倒すことに成功。


「ふぅ、今回のはちょっと強かったね」

「今までで一番苦戦したかもしれませんね」

「この程度で苦戦とは言わない。これが普通の戦闘」


 楓さんからの辛辣な意見に皆さん苦笑いですが、私的にも今回は結構大変だったと思うんですけどね?


「知佳ちゃん、今までが楽過ぎただけ。苦戦するならもっと長時間の戦闘になる」


 なるほど、言われてみれば確かにそうかもしれません。


「でも結局は知佳さんの結界で守られていたわけですし、危なげなく倒せました」

「結界が通用している内は良いですが、通用しない敵が出てきたときが怖いですね」


 今までどんな敵にも破られた事は無いですけど、考えてみればどんな攻撃でも防げるという保証は無いですしね。

 このままだと、もし破られた時が怖いですね。


「ここから先は、知佳さんの結界範囲を狭めてもらって、私達ももっと技術を磨いた方がよさそうですね」

「でも、それって危なくない?」

「多少は危ないですけれど、今後はもっと危なくなりますし、今のうちにやった方が良いと思いますよ。それに危険と思えば結界の範囲に逃げ込めばいいわけですしね」

「ただ、知佳ちゃんは危ないから結界から出ないようにね……って、考えてみれば、結界を消すって出来るの?」


 そう言えばやってみた事ないですね?

 ……やってみましょうか。


「んー、無理そう?すごく小さくすると、肌に張り付く感じには出来るけど、消すっていうのは出来ないっぽい」

「そうなんだ。それじゃ知佳ちゃんは結界を破られない限りは大丈夫と」

「防具、いらなかったかもしれませんね」

「まぁ、結界を抜かれた時に必要になるから」


 その後の話し合いで、この後は結界の範囲は半径1mにすることに。

 もし強い敵が出てみんなが危なそうなら、即座に最大半径の4mにすることになりました。


 そして今回の敵のドロップはというと、魔石とお肉、あとはおっきな卵でした。


「おぉ、お肉だ!」

「ダチョウのお肉ですか。さっぱりしていて美味しいらしいですね」

「でも、絞め方次第ではかなり不味くなると聞きましたけど」

「そうなの?」


 薫さん曰く、その心臓がとても強くて、絞め方次第だと死んだ後もその心臓が全身に血を送り、肉焼けをおこして美味しくなくなるんだとか。

 さすが元秘書さんというべきか、色んな事を知っていますね。


「まぁ、今回のはドロップ品だし、その辺どうなんだろうね?」

「明日の夕飯で出してもらいましょう」

「おっにくっ、おっにくっ。それに卵もおっきいよ!」


 美味しそうなお肉ですからね、今から明日の夕ご飯が楽しみです!


「このおっきな卵だったら、プリンが何個分かな?」


 この大きさだとすごく沢山作れそうですね!


 その後は今回の様な急襲を受ける事は無く、出てくる敵を落ち着いて倒せました。

 ただ、一度葵さんがオストリッチ(ダチョウ)の前蹴りを食らったのですが、特に問題なく盾で受け止める事が出来ていました。

 その時の感想として


「強撃というだけあって、かなりの衝撃ですね。皆さんが突然食らったらダメージが入るかもしれません」


 との事。さすがにスキルの攻撃だからか結構な衝撃が来るみたいです。

 結界を蹴られた時も、今までに感じたことのない圧を感じましたしね。


 そんな感じでこの階層も無事出口へ到着。

 このまま帰るには少し早いのでね、一度43階層へ行って少しだけ薬草を探してから帰るとしましょう。



この作品の半分は皆様の優しさで出来ています。


ですので、もしほんの少しでも


面白かった!

続きが気になる!

更新まってる!

応援してあげる!


と思ってくださる優しい方がいらっしゃいましたら、是非ブックマークや評価のほどをお願いします。


また、皆様からのご意見ご感想、忌憚ない意見もお待ちしています。


これらはこのお話を作る原動力になっています。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] ダチョウ肉…鉄鍋〇ジャンでやってたなあ。ガスで眠らせて捌いてましたよ。 それよりも卵…有精卵かどうか解析に回すべき?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ