興味ないですか?いいえ、興味津々です
ふんふんふ~ん
と、二日ぶりの実家に鼻歌が出ちゃいました。
そして、鼻歌を歌いながらスキル『砦』の詳細を見たのですが、前回と同じようにスキルの説明だけ出てきました。
ん?宝物は何処にあるんだろ?と思っているとその表示が切り替わり
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砦 LV1
HP +100
MP +100
耐久度 +100
展開中の結界
半径1m
作成中の塀
なし
作成中の堀
なし
異次元倉庫
硬貨
宝石
魔石
スクロール
ポーション
武器
防具
道具
素材
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ほむほむ、前はスキル自体の詳細を知りたいと思ったから説明が出て、今は内容が知りたいと思ったから今の状態が出のかな?
それにしても、異次元倉庫は項目別なのかな?感覚的にいっぱい物が入ってるっぽい。
もっと早めに見ておけばよかったーーー!
と今更嘆いていても仕方が無いので、さっそく詳しく見てみよう。
とりあえず上の方の詳細はいまは放置で良いよね?見たまんまっぽいしね。
で、倉庫だけど、サクッと見てみよう。
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硬貨(18,201,524DP)
鉄貨 × 2754
銅貨 × 1137
銀貨 × 354
金貨 × 162
プラチナ貨 × 49
アダマンタイト貨 × 25
ミスリル銀貨 × 5
オリハルコン貨 × 1
宝石(21,386,400DP)
水晶 × 44
トパーズ × 22
サファイア × 6
ルビー × 3
エメラルド × 1
ダイヤモンド × 2
魔石(15,665,941DP)
ランク1 × 226
ランク2 × 112
ランク3 × 57
ランク4 × 35
ランク5 × 12
ランク6 × 5
ランク7 × 2
スクロール
スキルスクロール
マジックスクロール
ポーション
HPポーション
MPポーション
毒消し
万能薬
浄化ポーション
武器
フレイムソード
アイススピア
大地の鉄槌
賢者の杖
……
防具
炎竜の革鎧
雪乙女の氷鎧
大地の大盾
隠者の外套
……
道具
錬金術セット・全(特級)
ランタン × 2
カンテラ × 3
異次元バッグ(小) × 3
……
素材
火竜の牙
氷竜の爪
土竜の鱗
ペガサスの羽根
……
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うわぁ、めちゃくちゃいっぱい出てきた、これはあとで落ち着いてみないと駄目かなぁ。
とりあえずこの後使えそうなのは、武器、防具、道具あたりかな?
よし、向こう着いたら相談してみよう。
それまでにそれぞれがどんな物かだけでもみておこーっと。
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フレイムソード
炎の力を宿した剣
炎の力により敵にダメージUP
低確率で延焼効果発生
アイススピア
氷の力を秘めた短槍
氷の力により敵にダメージUP
低確率で凍結効果発生
大地の鉄槌
大地の力を秘めた大槌
大地の力により敵にダメージUP
低確率でスタン効果発生
賢者の杖
賢者が装備する杖
魔法効果UP
炎竜の革鎧
炎竜の皮を用いて作られた革鎧
炎系の攻撃に対し絶大な防御力を誇る
雪乙女の氷鎧
雪乙女の願いがこもった鎧
氷系の攻撃に対し絶大な防御力を誇る
女性専用
大地の大盾
大地の力を秘めた大盾
隠者の外套
これを装備した者は敵から認識されにくくなる
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たしか沙織さんが薙刀使えるんだっけ?とすると、アイススピアの短槍もつかえるかな?
そうすると、玲子さんがフレイムソードか大地の鉄槌?どっちが良いかは後で聞いてみよう。
賢者の杖は、今のところ魔法使えるの私だけだから、私かな?動けなくても行けそうだしね!
残った武器は、護衛の3人の誰かに使ってもらおう。
防具は、アイススピアが沙織さんだから、雪乙女の氷鎧も沙織さんかな?氷つながりって事で。
となると、炎竜の革鎧は、フレイムソードの人で、大地の大盾は、大地の鉄槌の人かな?なんとなくセットっぽいしね。
で、隠者の外套!まさしく私にのためにあるような装備じゃないこれ!
あとは、道具系だけど、錬金術セットってもしかしてあの声の人がわざわざ入れてくれたのかな?
まぁ、これは後日っと。
異次元バッグも、とりあえずは放置で良いかな?
使えそうなのはランタンとカンテラ?
まぁ、ダンジョンって洞窟だろうから暗いだろうしね、向こう着いたらこれもだそーっと。
ふふふ、わくわくして来たー!
「知佳ちゃん、楽しそうね。何かいいものあった?」
「うんっ、なんかね、硬貨とか宝石とか色々入ってたー」
「「「宝石!!!」」」
おおっと、護衛組のうちの二人と玲子さんの食いつきがすごいよ!
「って、ちょっと京香さん!まえ、前見てーーー」
「あ、ごめんなさい」
高速道路で流れに任せればいいとはいえ、わき見運転ダメ、絶対!
「あとね、武器とか防具もいくつかあったから、向こう着いたら出すねー」
「あら、そんなものまであったんだ」
「ダンジョンでもらったもので武器や防具と言いますと、もしかして魔法の……でしょうか?」
おっと、宝石には全く反応の無かった沙織さんが食いついてきた。一見いつも通り無表情にみえるけど、目がキラッキラしてますよ?
もしかして、沙織さんってこういうの好きだったりするのかな?
「んっと、たぶんそう……かな?」
「なるほど、もしよければ後でわたしにも見せてください」
「いいよー。というか、武器も防具もいくつかあるから、沙織さんにも使ってもらおうと思うの」
「私がですか?良いのでしょうか?」
口調は遠慮してるようだけど、期待がこもったその目は見逃しませんよ?
「うんっ、私じゃ使えそうにないしね。沙織さんて短槍はつかえる?」
「長さや形状にもよりますが、薙刀と似た感じの物であれば使えると思います」
「じゃ、やっぱり沙織さんは短槍かな?玲子さんは剣と大槌どっちがいい?」
そう玲子さんに聞いてみると
「わたしはあまり力が無いから剣の方が良いかな?あと大槌なら京香が良いと思うわよ?」
「ん?京香さん大槌得意なの?」
「得意というか、あの3人の中で一番力があるのが京香だからね」
「へー、そうなんだ。ちょっと意外」
「えへへ、昔から重い物を持つのは得意なんですよー」
「なるほど、それじゃこれで分配はオッケーかな?向こう着いたら出すね」
そういうと、途中まで期待した目でこっちを見ていた楓さんが
「私の分は無いの?」
と残念そうにこっちを見てきたので
「ごめんなさい、武器は4つしかないっぽくて」
「あぁ、ごめんなさい。ちょとだけ、ほんのちょっとだけ期待しただけだから……」
そう言いつつもめちゃくちゃ落ち込んでますねぇ。
つぎ何か出たときは楓さん優先にしてあげた方が良いのかな?
そんなこんなで武器や防具の配分を決めた所で、我が家の近くまで事故を起こす事も無く無事着いたのでした。
ついたのですが……