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スキル『砦』を使って快適ダンジョンライフ  作者: 日進月歩
第三章 皇居ダンジョンへ行こう!
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新たなイベントですか?いいえ、ちがいます


 おはよーございます、今日は数日振りに皇居ダンジョンに行く日です、頑張っていきましょー!


 ミミちゃんに皇居ダンジョンに行くかどうか聞いてみたのですが、今日のメインの敵はゴブリンだと伝えたとたんに興味を無くしてしまったようです。



 そして数日振りにやって来ましたKD対策室ですが、何か変わったのでしょうかね?

 今日のお出迎えには阿方さんもいますよ。


 KD対策室へ案内された後、最初に阿方さんに丁寧に先日の事を謝られ、簡単な経緯を聞き(内容は曾お婆ちゃんから聞いたのとほぼ一緒でした)、それらの対策として、阿方さんを含め6人の方を専任として紹介され、出迎えにはそのうちの最低二人が必ず付き添うそうです。

 もしその6人の内最低二人以上がいない時は、なにがしかの問題が発生していると思って対処してほしいと言われました。



 対処ってどうすればいいんでしょうか?そう思っていたのですが、玲子さんが分かりましたって返事してたので、任せちゃっていいんですよね?

 そしてそれらの説明が終わった後に皇居ダンジョンへ移動です。



 皇居でいつも車から降りている場所に着いたのですが、気のせいかもしれませんが護衛の人が多い気がします。そう、初日並みかそれ以上に!

 なんでしょうね?特に心当たりはないのですが、もしかしてまた皇族の方がいらっしゃっているのでしょうか?



 と思ったのですが、特にイベントが発生する事も無く皇居ダンジョンへと誘導されました。

 ただ少し気になったのは、いままであいさつ代わりに敬礼して来る方はいたのですが、今回はほぼすべての方が敬礼して見送ってくれるのですが……


 あれですか?お国のために!っていうやつですか?

 戦争映画などで特攻する人達を見送っている側の人達とイメージが重なるのですが、私は特攻はしませんからね!



 そして着替えのためにプレハブに来たのですが、微妙に内部が豪華になっているのは気のせいでしょうか?

 まぁ、着替えだけなのでね、あまり気にしない事にしましょう。



 そして今日は12階からです!


 12階はね、刃物を持ったゴブリンが出てくるだけなのでサクサクッとね。


 あ、ちなみに倉庫ダンジョンでは皆さん訓練を兼ねてって事で通常武器で舐めプしてましたが、ここは万が一があると色々問題があるのでフル装備ですよ!

 なので全ての敵を皆さん一撃で倒していますのでね、私の出番は浄化ぐらいです。


 出番欲しいなー、たまには私も攻撃したいなー。


 でも、地図描いているうちに戦闘も終わるんですよね。

 いずれ戦闘でもわたしの出番も来ると信じて頑張りましょう……くすん



 そして12階の魔法陣も無事発見し、13階へ。

 初めての階層ですからね、注意していきましょう。



 13階初の敵もゴブリン複数でした。でしたが……


「敵5匹!」


「あら、一気に増えたねー」


「でもやる事は一緒。落ち着いていきましょう」


 そしていつもの如く前方にライトを。

 そして即座に鑑定!


「レベルは5、そしてあっちゃー」


「あっちゃー?もしかしてヤバいやつがいた!?」


「ごめん、あっちゃーじゃなくて、アーチャーだ」


「知佳ちゃん……まぁ、弓持ちがいるって事ね」


 そう、ここではゴブリンアーチャーと言う名前のやつが一匹いたのです。しかも弓装備でした。


 そう思っていると「カンッ」と音がしたのですが……見てみると矢が落ちてますね。


「知佳ちゃんの結界は大丈夫……と」


「ねぇ、これ前から思ってたんだけど、知佳ちゃんの結界内にいれば敵の攻撃一切受けないんじゃ……」


「それは言わない約束。でもいつか結界で防ぎきれない敵が出たときに困りますから、基本結界に頼らずに戦うようにしないとですよ」


「そうねっと」


 そう言って雑談しながらも敵をどんどん屠っていく皆さん、凄いです!

 どうやらアーチャーがいても特に問題も無い様で、サクサク進みますね。


 そう言えば私の武器に弓を、と言う話が以前ありましたけど、結局どうするんでしょうか?

 いきなりダンジョンストアで買っても良いんですけど、上手く使えなかったらDPの無駄なので、出来れば先に普通の弓を試してみたいんですけどね。

 今度聞いてみよーっと。


 その後も特に問題なくサクサク進み、14階への魔法陣も無事見つかり次の階へ。



 そしてここの敵もレベルは一緒でしたが……


「杖持ったのがいるー、メイジだって」


「ということは、魔法を使ってくるのかな?」


「一度撃たせてみましょう。みんな私の後ろに隠れて!」


 どうやら葵さんが盾で受けてみるようです。でもね、そこは結界範囲内ですよ?

 あぁ、結界が有効かを試して、なおかつダメだった時に盾で受け止めるという事なんですね。



「グギャガガグギャガガグギャッ」


 なんでしょうあのうめき声のようなものは……もしかしてあれが呪文なのでしょうか?

 そして杖の先から小さい炎の矢が1本放たれてきました!


 その炎の矢はまっすぐ葵さんに向かったかと思うと、葵さんの手前1mほどの所ではじける様に消えました!

 結界強いですね……ほんとこの辺だと敵なしですよ?


「次は実際に盾で受け止めてみるから、結界狭めてもらえる?」


 と言う事なので、半径1mまで狭めましょうね。

 次の魔法を待っている間に他のゴブリンは玲子さんと沙織さんがやってしまいました。


 そして次の魔法が放たれたのですが、盾で問題なく受け止められた模様。

 その後はすぐに沙織さんがとどめを刺していました。


「結界が無くても特に問題は無さそうね」


「呪文の詠唱?も長いし、気を付けていればそうそう食らうことは無さそうね」


 確かに食らうことは無さそうですけど、単体攻撃じゃなくて範囲攻撃が来ると不味いような?

 何か対策は無いでしょうか……


 ピコーン!にゅふふ、良いこと思い付いちゃった。

 えっと、異次元倉庫の中に……あったあった、次来たらこれで試してみましょうね。


「ねぇねぇ、次来たら試したいことあるんだけどいーい?」


「また何か思いついたの?まぁ、いいけど何するの?」


「えへへ、見てのお楽しみ―」


 そしてやって来ました実験だ……ゴブリン達!


 そこでわたしが取り出したものは!


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― 新着の感想 ―
[一言] >見てみると矢が落ちてますね。 これ空間倉庫にしまったらどうなるんだろうね? 消えるのかな? それとも収納不可?
[良い点] 『あっちゃー』wwwww 知佳ちゃん!大好きです。
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